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2019.03.25 Monday

展覧会開催のご案内


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曄田依子

犬の系図


2019年4月26日(金)- 5月8日(水)12:00-19:00 最終日のみ18:00まで


「犬の系図」とは、曄田依子氏が一貫して追い求めているテーマです。描かれているのは、まるで獅子のような犬たち「獅子狛犬」。おもに透明水彩を用いて描かれるグラデーション豊かで繊細な愛情を感じる曄田氏の絵は、どれも伝統文様などと混交され、ミックスカルチャーによるズレや違和感の面白さが浮き立っています。「古代、信仰のため日本に呼ばれ、獅子から犬へと転じた狛犬に、愛玩犬の歴史や、それがぴったりと寄り添い続けてきた人の歴史との相関を見続けている」という彼女。犬を描きながら人間の本質を照射しようとする揺るぎないスタンスが表現されているのです。


定期的に作品シリーズを発表し、国内外のアートフェアやグループ展で高い評価を受ける一方で、書籍装画を多く手がけ童話の自著も上梓するなど、ユニークな応用美術的アクティビティも展開中。その他、自己テーマと絵画の特質を活かし住吉大社へ獅子舞頭の意匠を奉納するなど、アートのソーシャルなあり方にも目を向けています。


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”Came From The End”


本展は、曄田氏にとって東京では4年ぶりとなる本格的な新作展です。人間たちの鏡のようになって文化の血脈を表す犬への愛と、その過去の歴史への敬意がタイトルに込められています。また、本展のサブテーマとして据えられているのは「変身、変化」。改元のタイミングにあたり、海外からも称賛されている曄田流の獅子狛にまた変化を与えて拡張させ、「『祈り』の裏側や死生観、ハレとケ、常世と現世、祈りと呪いなどを描くことに挑戦したい」と言います。大小の絵画作品、約25点を展示・販売いたします。また、オリジナルスカーフやクッションカバー、ポーチ、ダルマなどの関連商品も合わせて紹介・販売いたします。


会場:AL
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
TEL 03-5722-9799
http://www.al-tokyo.jp


【ギャラリートーク開催】
2019年4月26日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=曄田依子 聞き手=かっぴー(漫画家)



曄田依子(ようだよりこ)画家 / イラストレーター


1980年、愛媛県生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学油絵科卒業後、和紙に水彩、金泥や墨などを用いたミクストメディア作品を創作。日本を基としたアジアの伝統文化と現代の価値観との結び目をテーマとし国内外で活動中。2014年に個展「犬の系図」(GALLERY SPEAK FOR)を開催した。書籍装画も数多く手がける。漫画「左ききのエレン」 (原作・かっぴー、漫画・nifuni 、ジャンプコミックス)に劇中画を提供。著書に「繕い屋の娘カヤ」(岩崎書店)がある。住吉大社御祓講獅子意匠預。


http://yoriquo.com



※展示作品は全て販売いたします。
※会場の都合により祝花などは固くお断りいたします。
※最終日のみ18時までとなりますのでご注意ください。



施設の都合上、祝花の類いを一切お断りいたします。また、作品購入こそ創作活動への最良の支援になるという観点から、祝花や差し入れに代えて、作品のご購入をお勧めしています。1万円以内で買える作品やオリジナルアイテムもたくさんございますので、ぜひご購入を通じてアーティストへ祝意と励ましをいただきますようお願いいたします。領収書はその場で発行できます。また、購入票によってご芳名とご厚意はアーティストへきちんとお知らせいたします。
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2019.02.13 Wednesday

展覧会開催のご案内


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絵になる仙台四郎


2019年2月26日(火)- 3月3日(日)10:00-19:00 日曜のみ17:00まで


仙台市や宮城商圏で、古くから商売繁盛の福の神として知られている「仙台四郎」。彼は1855年生まれという説が有力ですから、2020年で生誕165年。「四郎が訪れる店は繁盛する」と明治期に噂が広まり、その死没後も写真によって偶像化が進みました。仙台四郎が明治の頃に撮られた肖像写真だけで広く信仰のように出回っている現象は、この地方の風土や歴史を考えるうえで、時代を問わず常に興味深く、ごく当たり前のようにこの地方の店や家々だけに飾られている光景は、東北に来た多数の震災ボランティアたちによって目撃されて、他の地方にも認識が広まっています。


そこで、仙台四郎をモチーフに様々なアーティスト / イラストレーターたちが新作を描き下ろすという本展を企画いたしました。商売繁盛を願うお店では、写真を掲げるのが基本作法ですが、この伝統的な図像の多様なバージョンがあっていいのではないかと考えます。古ぼけた写真は現代の建築空間に合わないことも多く、伝統的な構図を守りつつも、雛人形に「変わり雛」があるように、様々な描画・手法の絵による四郎をもっと見てみたいものです。


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白根ゆたんぽ 「仙台四郎 1」


本展では、その考えに共鳴する作家たちが制作した作品を展示・販売いたします。仙台在住の作家たちと、東京の「GALLERY SPEAK FOR」で展示経験のある作家たちを中心にした16名による約50点の平面や立体作品。その中からお客様それぞれが、心境に合う四郎、部屋に飾りたいと思える四郎と出会っていただける好機になることでしょう。


会場:晩翠画廊
〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町1-8-14 仙台第2協立ビル1階
TEL 022-713-6230
https://www.bansui-gallery.com


【参加アーティスト】
赤池完介 / 石橋康宏 / 越後しの / 落合香木 / 菅野麻衣子 / 木村 良 / 黒田愛里 / 佐々木洋子 / 白根ゆたんぽ / しょうじこずえ / 竹馬紀美子 / 坪島美里 / 星野勝之 / 宮島えりか / 村上 萌 / 吉原かおり(メイン画像は、宮島えりか「彼の通りたる小道 花が咲く(鈴蘭)」)


※展示作品は全て販売いたします。
※最終日は17時で閉廊となりますのでご注意ください。

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2019.02.01 Friday

展覧会開催のご案内


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伊島 薫

あぶな絵 : 針と糸、そしてけむり


2019年2月2日(土)- 3月3日(日)14:00-20:00 会期中無休


女優に黒いストッキングを被せて「変顔」を連写のように撮影した「新美人論1」、女優やモデル、ミュージシャンらに有名ブランドをまとわせ「死」の光景を撮影した「死体シリーズ」。そして、女性の身体のディテールまで超高画質のカメラ機材で迫り、左右約10メートルの大作に仕上げた「あなたは美しい」など、伊島薫氏のアートワークは国内外で常に異端視されてきたものばかりです。「あぶな絵」もその名のとおり、見るものを困惑させるような危険な妄想を具現化した世界であり、彼の真骨頂ともいえる作品です。女性のきめ細かで成熟した柔肌の表面と構図を写し取ったヌード写真群でありながら、奇妙なことに、それらには無数の針と糸と灸が絡んでいます。数えきれないほどの針が全身に突き立っている。あるいは、テグス糸が顔、乳房や尻、四肢まできつく締めつけている。熱い灸が全身にトゲトゲしく盛られ煙をふわりと舞い上がらせている−−。単純なエロティシズムの世界ではありせん。視点を変えれば、皮膚に針と糸、煙をまとっただけのファッション写真シリーズともいえる、不思議な構想のもとに生まれた図像です。


この「あぶな絵」のシリーズ19枚は、長くオクラ入りになっていた”幻の作品”でした。ある新創刊男性誌から依頼された連載グラビアページ企画が、「過激」だとして書店流通を拒否され打ち切りとなりました。その事件のおかげで、見る側の感性への強い訴えかけができた、と確信した伊島氏は、長い間このシリーズ発表の機会をうかがっていたといいます。転機となったのは、老舗の壁材メーカーのオーナーが伊島氏と「あぶな絵」に惚れ込み、斬新な印刷手法を提案してくれたこと。それは、建築物で使用する塗り壁用のざらざらした素材に工業用インクジェットプリントで吹き付けるというもので、長辺約120センチの大きな画面で制作しても、表面のザラザラした感触が、逆に写真の肌の透明感を引き立たせ、ヒリヒリした先鋭的なイメージを柔らかく中和させつつ、伊島氏の意図をより受け入れられやすくする手法になりました。


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完成した「あぶな絵」ファーストエディションは、2018年9月に京都市・二条のオルタナティブスペース「京都場」で初公開され、まるで豪華な襖絵のような絶景として高い評価を集めたのです。本展は、その内容をいよいよ東京で披露するもの。日本写真界の異端である伊島氏でしかできない着想と、それを刷る支持体のユニークさが掛け合わされた、全く新しいジャンルのフェティッシュ・アートワークをじっくりとご鑑賞いただける機会となるでしょう。


会場:目黒場
〒153-0063 東京都目黒区目黒1-23-15-3F
TEL 090-8343-6226
企画 : 京都場(一般社団法人 京都二条国際文化芸術交流会)
http://kyoto-ba.jp


【ギャラリートーク(1)】
2019年2月16日(土)19:00〜 入場料=¥1,000(ワンドリンク付・予約不要)
出演=安齋 肇、三浦憲治、月船さらら、伊島 薫


【ギャラリートーク(2)】
2019年2月21日(木)19:00〜 入場料=¥1,000(ワンドリンク付・予約不要)
出演=山田五郎、伊島 薫



伊島 薫(いじまかおる)アーティスト


1954年、京都生まれ。80年代から東京を拠点として、広告写真やファッション写真の分野で活躍を続けつつ、作品制作を精力的に行う。おもな写真集に「新美人論偽妖腓れん」「眠る 松雪泰子」「最後に見た風景」など。1994年からは自ら編集長となり雑誌「zyappu」を発行した。99年より欧米で個展、グループ展での作品発表が相次ぎ、各地の美術館、ギャラリーで高い評価を受けている。



※展示作品は全て販売いたします。
※会場の都合により祝花などは固くお断りいたします。

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2018.11.26 Monday

展覧会開催のご案内


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榎本マリコ

Flowery Ghosts


2019年1月11日(金)- 20日(日)12:00-19:00 最終日のみ18:00まで


ポートレートに植物や静物のモチーフを組み合わせた、ユニークな画風のアクリル画で注目を集めているのが榎本マリコ氏です。人は、相手の特徴や表情を無意識に読みながら、インスピレーションを杖のように扱い生きていますが、その顔を仮面で覆われたとたん不安になり、果てのない妄想を働かせる生き物でもあります。彼女が丁寧な筆運びで描いているものは、実在の曖昧な女性たちのアナザーサイドであり、まさに目に見えないファンタジーの迷宮。画面の余白には、見ている私たち自身の内面を問いかける言語が隠されていそうです。


ファッションの素養もベースにしながら独学で会得したという筆致の緻密さ、フォルムと構図の流麗さやカラー構成の優れた調和力など、その絵画としての完成度もさることながら、その外面を描くことで内面や空想世界を表現してみせるというシュールな世界観が国内外で高く評価されています。近年では、YUKIのライブDVD / Blu-ray「High Times」のカバーワークや書籍「82年生まれ、キム・ジヨン」の装画など、人々の印象に深く残るコミッションワークも多数手がけています。


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”dialogue”


本展は榎本氏にとって、約3年ぶりとなる個展です。顔を覆われた女性たちの肖像はこれまでも展示のテーマとなってきましたが、「ここ2年ほど、自分の中での"描くこと"が、より濃い輪郭を現し、とても集中した時期になりました」という彼女。今回はその新しい成熟の境地をまとめて発表する場となります。「自由な世界への想像力を解放される感覚」を、ゴーストへの憧れに例えながらタイトルに引きました。大小の近作約30点を展示・販売いたします。また、本展のために制作した作品集やオリジナルバッグ、スカーフ、一輪挿しなども紹介・販売いたします。


会場:AL
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
TEL 03-5722-9799
http://www.al-tokyo.jp


【ギャラリートーク開催】
2019年1月11日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=榎本マリコ 聞き手=利光春華(イラストレーター)



榎本マリコ アーティスト / イラストレーター


1982年、埼玉県生まれ。ファッションを学んだ後、2004年より本格的に絵の創作活動を始めた。国内外のグループ展や個展で作品を発表しつつ、書籍の装画やCDジャケット、雑誌、広告など幅広い業種のアートワークを手がけている。最近の個展に「Strange Stories」(2013年、タンバリンギャラリー)「STRANGERS」(2015年、L'illustre Galerie LE MONDE)など。装画を手がけた書籍に「82年生まれ、キム・ジヨン」(チョ・ナムジュ、筑摩書房)、「美しい心臓」(小手鞠るい、新潮文庫)など。「MONSTER EXHIBITION 2017」(渋谷ヒカリエ8)にて優秀賞受賞。


http://www.mrkenmt.com



※展示作品は全て販売いたします。
※会場の都合により祝花などは固くお断りいたします。
※最終日のみ18時までとなりますのでご注意ください。



施設の都合上、祝花の類いを一切お断りいたします。また、作品購入こそ創作活動への最良の支援になるという観点から、祝花や差し入れに代えて、作品のご購入をお勧めしています。1万円以内で買える作品やオリジナルアイテムもたくさんございますので、ぜひご購入を通じてアーティストへ祝意と励ましをいただきますようお願いいたします。領収書はその場で発行できます。また、購入票によってご芳名とご厚意はアーティストへきちんとお知らせいたします。
EXHIBITION ARCHIVES

2018.11.07 Wednesday

過去の展示


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渡邊英弘

Shades of Time


2018年11月15日(木)- 12月2日(日)11:00-20:00 会期中無休


デジタルとフィジカルが重なり合って現実 / 体験 / 記憶を作り、ジオグラフィックな距離感とテクノロジーでもたらされる遠近感が完全に溶け合っている現代社会。そこで生きる人間たちの揺れ動くアイデンティティから生まれるヴィジョンをテーマに、さまざまな創作活動を続けているのが渡邊英弘氏です。


彼の作品群は同時代感覚への鋭い視座で構想され、洗練されたスタイリッシュなアウトプットに仕上げられています。名前の分からない都市の俯瞰写真、白く塗られた航空機やモックアップのようにビルが林立するシティスケープなど、国や地域を超えて現代人がユニバーサルに感受できる図像とそこから派生した立体表現には、覚めた批評性とともに、立ち戻りたくなるような「未来への郷愁」とも言えるイマジネーションも滲んでおり、クリスティーズなどのオークションやArt Baselなど国際アートフェアでも高い評価を得てきました。


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”Drawing c5”


本展は、1996年に彼が米国留学から帰国して以降、現在までに創り上げ様々な場所で発表されてきた彼の代表作「Shades of Time」シリーズを今の時点でセレクトし直すものです。「DESIGNWORKS 銀座」での空間コラボレーションイベントシリーズ「DESIGNWORKS GINZA meets ARTS」の第1回として行われます。タイトル「Shades of Time」とは、今までの時間の流れを受けて新しい別の時間へ移行する、そんな時代と自分の、帳(垂れ絹)のように柔らかい現在地点を言い表したもの。写真とCGによる合成図像、フォトレタッチ作品を中心に、「DESIGNWORKS 銀座」のスペースに合わせた大小約10点の作品を展示いたします。多様に見える創作の全体像の中に、渡邊氏の一貫したアイデンティティ、比類のない魅力を見出していただけることでしょう。


会場:DESIGNWORKS 銀座
〒104-0061 東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂ビル1階
TEL.03-3573-6210
http://abahouse.co.jp/


【アーティストトーク配信予定】
渡邊英弘氏ご本人の音声による作品解説を、スマートフォンなどを使って店内でお聞きいただける予定です。



渡邊英弘(わたなべひでひろ)アーティスト


1966年、東京生まれ。’89年より創作活動を本格的に開始。’92年にThe University of the Arts (Philadelphia College of Art and Design)へ留学し、’96年に帰国後、個展「フローティング・シティ」(レントゲン・クンストラウム)を開いて話題に。その後、東京をベースに「Shades of Time 時間の帳(とばり)」展(2011年、代官山・GALLERY SPEAK FOR)など、国内外の個展やグループ展で作品を発表している。社会と人間の変容を見据えた創作は海外のアートフェアでの評価も高い。様々な企業のためのCI、ビジュアルディレクションも数多く手がけている。埼玉工業大学非常勤講師。


http://www.hwatanabe.jp/


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