ARTIST OF THE MONTH

2017.08.02 Wednesday


ARTIST OF THE MONTH

8月のアーティスト│ERICO




2017年8月のアーティストは、ERICO氏です。耽美的な面立ちの女性たちが、彼女の絵に頻出するモチーフ。一見してビューティ系のイラストレーションのようにも見える美人画ですが、どこかメロウでメランコリックなトーンを大切にしながら細かく描き込まれています。水彩色鉛筆とインクペン、アクリル絵具を駆使して描くその世界を、彼女は「乙女画」と定義。しかし、そこにはユニコーン、キメラなど、乙女とは対極的な少しダークな世界の暗喩も隠し込め、甘辛ミックスのファンタジックな魅力となって多くのファンを引きつけています。紙やキャンバスを超え、鏡やバッグなど様々な素材に絵を描き続けているのも特徴的で、そのグラフィティ系のアクティビティと、女性らしい優美な描線との絶妙なハイブリッドが評価されているところです。


2012年から本格的に創作活動を開始。各所でのライブペイントやドローイングイベントなどで着実に支持を広げてきました。画面全体から漂う懐古的なロマンティシズムの香りと、余韻を感じさせる余白の美もアパレルブランドとの相性がよく、キャンペーンビジュアルやインストアイベントなど多くのコラボレーションを手がけています。


2017年8月には、東京では初の本格的な個展となる「OTOME MANDARA」展を開催(恵比寿・ALにて、8月1日〜9日まで)。「OTOME MANDARA」とは、彼女が一貫して希求しているテーマであり、ひとつずつのキャッチーな絵が、関連し合って連なり曼荼羅のような世界を構築して見るものを包み込みたいという絵画観を表しています。大阪をベースに各所で行っている展示活動では、額装オリジナル作品、マグカップやステッカーなどの商品を販売するだけでなく、オーダーペインティングイベントも開催し、新しいファンとのコミュニケーション濃度を徐々に高めているところです。GALLERY SPEAK FORでは、彼女の創作世界の安定性と、アートとしての展開の伸びしろの大きさに着目し、「ARTIST OF THE MONTH」として選定し、広くお薦めすることにいたしました。



ERICO アーティスト


ダークな世界とのミックスによる乙女画を確立。
多くのコラボを通じて独自の領域を開拓中。


1980年、大阪府生まれ。大阪芸術大学付属大阪美術専門学校を卒業後、会社勤務を経て、2012年より活動を開始。大阪を拠点に国内外で展示を続け、ライブペイントやドローイングオーダーなどのイベントも各地で好評を博している。近年の個展に「OTOME MANDARA」(2015年〜2016年、大阪・siroiro.、東京・Cabaret)など。TABLESの「ROCK chocolate」パッケージを手がける他、あちゃちゅむ、fleamadonna、CLEOPATRAfigなどアパレルブランドとのコラボレーションワークも多彩に展開。


http://ericoworld.jp


「OTOME MANDARA」展については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=747


ERICOさんの作品の一部は、タグボートでも購入可能
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=100361&tngs_flg=0



ARTIST OF THE MONTH

2017.06.24 Saturday


ARTIST OF THE MONTH

7月のアーティスト│ 長谷川洋子




2017年7月のアーティストは、イラストレーターの長谷川洋子氏です。フランスのアンティークレースやスパンコール、京都の大正着物の生地など様々な素材に加え、アクリルガッシュやマニキュアなどもミックスした独特なコラージュ技法で知られる長谷川氏。バレリーナやお城、遊園地や星座など、女性たちが憧れる夢物語のワンシーンを、汲めども尽きぬ構想力によって次々と絵に仕上げていきます。アンティーク素材だけが持ちうる希少なテクスチュアと輝き、もしくは画材の色とニュアンス、いずれかひとつだけでは成立しないのが彼女の絵の特徴であり、各素材への愛があってこそ、洋の東西と時代を超えた素材同士の奇跡的コラボレーションを仕掛けうるのです。ビジュー感に満ちたリッチで華やかな実画面へ結実させているその画法は、平面上にクチュールドレスを紡ぐような作法とでも例えられるでしょう。


特にそれらの絵はファッションや美容系のクライアントと親和性が高く、2010年にはイヴ・サンローラン・ボーテに日本人作家として初めて起用され、限定商品のパッケージを手がけたことで大きな話題に。百貨店、コスメブランドのポスターなど記憶に残るビジュアルワークも多数制作してきました。2014年には半年間、欧州を旅して素材と資料を収集。クリエイターとしての成長を果たし、いっそう活躍の場を広げています。


2016年の個展「金色のノクターン」では大小の額装原画、約60点を展示したほか、ビンテージの一輪挿しや戦前の和食器など、こだわったアイテムにフランスの特殊画材で絵を施したグラスペイント作品を発表し、大好評を得ました。さらに、田辺聖子、高殿円、角田光代、山本文緒、林真理子、加藤千恵など人気女流作家たちの書籍装画を手がけ続けています。GALLERY SPEAK FORでは、彼女の創作世界の安定性と、他の追随を許さない技法の優位性に大きな可能性を確信し、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。近作から自薦の額装コラージュ作品を中心に、当サイトにて紹介・販売いたします。



長谷川洋子 イラストレーター


素材の希少性や品質にこだわったコラージュ技法。
ビジュー感に満ちたリッチで華やかな描画世界。


静岡市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科を卒業後、アパレル企業勤務を経て2006年よりフリーランスのイラストレーターとして活動を開始。「SPUR」「VOCE」「日経WOMAN」などの雑誌や書籍、広告、カタログ、商品パッケージなどを多数手がける。装画を担当したおもな書籍に「Tanabe Seiko Collection1〜8」(田辺聖子著、ポプラ社)、「カーリー」シリーズ(高殿円著、講談社)など。TIS公募での連続入選(第6、7、8回)の他、第1回「イラストノート」ノート展大賞など受賞多数。最近の個展に「金色のノクターン」(2016年、GALLERY SPEAK FOR)。


http://www.haseyoko.com/


長谷川洋子さんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1636789&sort=n


「金色のノクターン」展については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=693


長谷川洋子さんのインタビュー記事は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f54



ARTIST OF THE MONTH

2017.05.21 Sunday


ARTIST OF THE MONTH

6月のアーティスト│伊島 薫・伊島薫太朗




2017年6月のアーティストは、伊島薫氏と伊島薫太朗氏のふたりです。’80年代からフォトグラファーとして活動を開始し、とりわけミュージシャンのポートレートやCDジャケットで知られ、またファッション写真や広告写真を多数手がけてきた伊島薫氏。’94年には、実験的なファッション誌「Zyappu」(ジャップ)を創刊して、編集の異才を発揮しつつ後のクリエイティブ界に多くの才能を輩出しました。「最後に見た風景 - Landscapes with a Corpse」「あなたは美しい」などの有名作品は欧米各地の個展でも紹介され、高い評価を得ています。一方、伊島薫太朗氏は、ファッションを学びながら同時に写真作品も制作するようになった新鋭アーティスト。伊島薫氏を父に持ちながら師弟関係は全くなく、独学で写真を学び作品を創り続けてきました。


蚊やハエ、アブなど身の回りに現れては一瞬のうちに殺された虫たちを、デジタルコンパクトカメラの顕微鏡モードで丁寧に見つめ葬る伊島薫氏の「虫螻」(むしけら)。そして花弁が落ちていく瞬間のはかない造形美を丹念に追い続けた伊島薫太朗氏の「落花」(らっか)。この父子それぞれのシリーズを初めてあわせて紹介する二人展が、6月に開催されることになりました。モチーフは異なりながらも、生命へ向けられたユニークなコンセプトと、写真でしか表現しえないアプローチで瞬間美に迫り形にするセンスには、不思議なほどに濃い共通性が感じられます。


GALLERY SPEAK FORでは、今こそ着目したいこの父子にフォーカスをあて、「ARTIST OF THE MONTH」として選定することにいたしました。写真展に合わせて2冊同時に刊行される写真集を、当サイトにて販売いたします。



伊島 薫 アーティスト


「最後に見た風景」「あなたは美しい」など、数々の問題作。
欧米各地でも、そのユニークな創作性に高い評価。


1954年、京都府生まれ。’80年代からフォトグラファーとして活動を開始。ミュージシャンのCDジャケットやポートレート撮影、ファッション誌、広告写真を数多く手がける一方、’94年に実験的なファッション誌「Zyappu」を創刊し自ら編集長に。代表的な作品シリーズに「最後に見た風景 - Landscapes with a Corpse」、「あなたは美しい」など。欧米各地でも個展を開催し高い評価を得ている。最近の個展に「あなたは美しい」(2017年、京都場)。


伊島 薫・伊島薫太朗「二人展」については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=744


伊島 薫さんの写真集は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?pid=118139964




伊島薫太朗 アーティスト


ファッションとアートをシームレスにつなぎ合わせる美意識。
いよいよ表舞台に登場する新鋭。


1988年、東京都生まれ。エスモード東京校、ここのがっこう、英国などでファッションデザインを学ぶ。写真は13歳から撮り始め、独学で習得。2005年より作品制作を開始した。


伊島薫太朗さんの写真集は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?pid=118140006



ARTIST OF THE MONTH

2017.04.20 Thursday


ARTIST OF THE MONTH

5月のアーティスト│越後しの




2017年5月のアーティストは、アーティストの越後しの氏です。人物と動物、または人形などが絡み合う不思議な絵の世界。大音量でこちら側にアピールしてくるような話法ではありません。静かに、想いが伝わりますように、と祈っているような絵は、日常のなかで彼女の心を通り過ぎた、小さな感情の起伏を描くという点で、自画像のようだと紹介されています。現実と奇妙に紐付いたリアルなしぐさや構図であり、SF的ではありませんが、登場人物たちの、どこかユーモラスで可愛らしい自省の姿は見るものに、しみじみと伝播しています。


しばしばモチーフとなる、人形のように切れあがった眼に、少し頬の赤い女の子や少年たちには民芸品的な可愛らしさがあります。アクリル画は独特の深みがある上品な彩色で人気。また、複雑な諧調の黒を活かし、少枚数ずつだけ刷られる紙版画作品も、ひとつずつ刷りが微妙に異なり、コレクター筋の高い評価を受けています。ほぼ独学で絵画知識を身につけたのち、各種のアートコンペで高い評価を獲得して以降、仙台や東北各地の愛好家たちから熱心に支持されてきた越後氏ですが、最近では東京から中国、台湾などへも共感と支持の輪が広がりつつあります。


2017年4月29日から5月10日まで、約1年ぶりとなる東京での個展「思わせぶりな沈黙」を開催します。机上にただ置くだけでも楽しめるという、彼女のオリジナル「置き作品」シリーズは、描くそばから次々と売約となるほど大好評です。そのシリーズの新作はじめ、今回の同展では絵から生まれた洋服作品も紹介されます。GALLERY SPEAK FORでは、彼女の制作の安定性と創作の広がりに大きな可能性を確信し、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。ギャラリーでピックアップしたオリジナル商品を中心に、当サイトにて紹介・販売いたします。



越後しの アーティスト


仙台の小さなギャラリーを拠点に、安定的な制作環境。
奇想×牧歌ミックスの画風には、海外からも反響多数。


宮城県生まれ。画材店勤務の1995年より独学で絵の制作を始め、98年にアートギャラリー「GALLERY ECHIGO」を仙台市にオープン。以後、仙台を拠点に創作活動を続けている。最近の主な個展に「あいをうたう」('15年、仙台・CROSS ROAD)、「ゆめかうつつか」(’16年、GALLERY SPEAK FOR)がある。その他グループ展に多数参加。おもな受賞歴に「TURNER ACRYL AWARD 2000」青葉益輝賞、「SENDAI ART ANNUAL 2005」飯沢耕太郎賞・明和電機賞など。


http://www.onyx.dti.ne.jp/geg/GALLERY_ECHIGO/


越後しのさんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1601340&sort=n


「思わせぶりな沈黙」展については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=738


「タグボート」でも置き作品シリーズ他、たくさんの作品が購入できます。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=100060&tngs_flg=0



ARTIST OF THE MONTH

2017.03.20 Monday


ARTIST OF THE MONTH

4月のアーティスト│山下良平




2017年4月のアーティストは、画家 / イラストレーターの山下良平氏です。スプリンターやスイマー、ダンサー、スケートボーダーなど、アスリートたちのイメージを描き続けていることで知名度の高い山下氏。それぞれの競技・スポーツの核心を踏まえたアングルを選べるセンスは、彼自身のアスリート経験が原点となり、動画制作の素養も効いています。「Tarzan」などの雑誌や書籍装画、広告などで活躍を続ける一方、各所での展示やライブペインティングでも個性をアピール。最近では「横浜マラソン2015」をはじめとする多くのスポーツイベントでもビジュアルアートを担当し、活動の場はさらに拡充しています。


風を切り、水を踊らせ、大地がしなうような人間の身体動作の美が、大胆な構図と着想豊かな筆致で描写される彼の絵は、まさにドラマティック。しかしクライマックスや躍動だけでなく、静のモーメントをも表現しはじめた時、さらに大きく彼の世界観が広がりました。競技者の視野を風景に置き換えたり、チルアウト的な静寂も題材に選ぶなど、アイディアの豊かな振り幅に見るもののアドレナリンを沸き立たせる誘引力があります。2016年に渋谷・eplus LIVING ROOM CAFE&DININGにて開いた「ALIVE!」展では、音楽と彼のアートを融合させる優れたパフォーマンスを披露し、アート体験の新しい可能性を示しています。


GALLERY SPEAK FORでは、進境著しい山下氏の今にフォーカスをあて、「ARTIST OF THE MONTH」に選定しました。今回、販売するのは彼のクロッキーシリーズ。作品集「Almond Eyes」(2015年)に収録されているように、女性のフォルムと躍動する身体も彼に選ばれる主要なモチーフです。ヌードやネイキッドという古めかしいジャンルを超えた新しいテーマであり、彼の個展でも人気を集めています。普段はアクリル絵具による作品が主体ですが、クロッキーはその絵画世界のエッセンスがシンプルな描線の中にみなぎっており、シート販売のためさらにお求めやすい価格になっていることも魅力です。山下氏自薦のクロッキーの他、作品集3種も当サイトで販売を開始いたします。



山下良平 画家 / イラストレーター


「躍動」を描き、アスリートビジョンや音楽と絵の融合形へ。
テーマの深さと広い振り幅、グラフィカルな楽しさに人気。


1973年、福岡生まれ。大学で映像を中心としたビジュアルコミュニケーションを学び、福岡でのストリートアート活動を経て、2002年、横浜に拠点を移して画家 / イラストレーターとなる。「Tarzan」などの雑誌、CDジャケット、ナイキやソニーなどのビジュアル制作を手がける一方、SUMMER SONICでのライブペインティング、国内外のグループ展などにも精力的に参加している。2014年、個展「MOMENT」を福岡市・TAG STA GALLERYと、GALLERY SPEAK FORにて開催した。「横浜マラソン2015」の公式ビジュアル制作を担当。アートフェア「UNKNOWN ASIA」(2015年)にて「イープラス賞」受賞。渋谷・eplus LIVING ROOM CAFE&DININGにて「ALIVE!」展(2016年)を開催。


http://www.illustmaster.com/


山下良平さんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1583467&sort=n


「MOMENT」展についてはこちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=634


「タグボート」でも作品が購入できます。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=1108&tngs_flg=0



ARTIST OF THE MONTH

2017.02.20 Monday


ARTIST OF THE MONTH

3月のアーティスト│MARCO




2017年3月のアーティストは、フォトグラファーのMARCO氏です。女性ファッションやアーティストたちのポートレート、旅の写真などを数多く手がけているMARCO氏。ミュージシャンやファッションモデル、ブランドなどとの共作も数多く、また映像など写真と隣接するジャンルにも活躍の場を広げ、多くのファンを獲得してきました。最近では佐藤健さんや、広瀬すずさんのカレンダーも彼女の撮影によって制作されています。一方、10代のモデルたちとセッションした写真集「Spring Pedals by lovely hickey」を2014年に刊行し広く話題を集め、また、2016年1月には写真展「Innocent Blue」(GALLERY SPEAK FOR)も開催して、好評を博しています。


ヴィヴィッドな色彩バランスと、フットワークの軽さを活かしたユニークな画面構成力が彼女の作品の本質的な魅力になっており、彼女のファインダーを通すことで人物も風景も、まるでファンタジーのひとコマのように仕立てられて、見るものの心へ転送され躍動。ガーリーな明るさ、可愛らしさだけでなく、その裏に張りついた醒めた眼差しと私小説的なインティマシーとの振幅も深い魅力となっています。


蜷川実花氏に師事した後にフリーランスとなった彼女。プリント技術は蜷川氏のもとで学んだことがなおベースになっているといいます。「Innocent Blue」展では、初めてデジタルカメラを持ち、南の離島へと旅をして撮影した水中写真シリーズも発表しました。大きな重い専用機材で、撮影イメージどおりの場を探しながら 苦心の末に撮影した同シリーズは、エメラルド色の海水がメランコリックにきらめいて、不思議な色合いを放つ優れた作品となりました。


GALLERY SPEAK FORでは、MARCO氏の独特な写真作品によりフォーカスをあて、その安定した購買機会を提供できるよう「ARTIST OF THE MONTH」として選定。「Innocent Blue」展で展示された人気作の中から彼女自薦のカットや雑貨類もピックアップして、当サイトにて紹介・販売いたします。



MARCO フォトグラファー


雑誌や広告などでファッション、ポートレート写真の実績多数。
独特な色彩トーンに包まれた、グラフィカルな表現力に注目。


1982年、長野県生まれ。慶應義塾大学在学中より蜷川実花氏に師事し、2008年よりフリーランスとして活動開始。雑誌・書籍や広告などのファッション、ポートレート写真の他、PVなども手がけ幅広く活躍中。写真を担当した書籍に「竹内涼真 : Ryomania」「瀬戸あゆみスタイルブック : KIDULT GIRL」「松井玲奈 : ヘメレット」他。その他、佐藤健カレンダー、広瀬すずカレンダーなど。2014年に初めての写真集「Spring Pedals by lovely hickey」を刊行した。最近の写真展に、「Lovely Hickey」(2013年、LAPNETSHIP)、「Innocent Blue」(2016年、GALLERY SPEAK FOR)。


http://marco149.com


MARCOさんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1565767&sort=n


「Innocent Blue」展についてはこちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=676


「ARTISTS」ページに、MARCOさんのインタビュー記事を掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f9



ARTIST OF THE MONTH

2017.01.20 Friday


ARTIST OF THE MONTH

2月のアーティスト│yutaokuda




2017年2月のアーティストは、アーティストのyutaokuda氏です。豚やリス、猫や蝶など、細かい紋様や毛並み、手足の鈎(カギ)などまで、ディテールの宇宙を備えた生き物の形状を、極細のミリペンを用いて全て肉筆で一本ずつ描く独特のスタイルを構築しています。生命の形の不思議な魅力に視線を丁寧に這わせながら、一方で豚にダイヤを合わせるなど、異質なイメージを交錯させる構想力にも稀有な才能が容易に見てとれるでしょう。


使っている色は、ほとんどスミ一色。それを引き立たせるためのゴールドがところどころに挿されていますが、モノトーンゆえの痩せた印象は全くありません。それぞれのモチーフを捉えるクールな視座と描き込みの濃淡、余白の使い方などによって、見るものは鮮やかな色彩と同等のオーラを見て感じられる、そのような絵の世界を彼は「カラフルブラック」「色とりどりの黒」というキーワードで表現しています。ロンドンでファッションを学んだ後、約5年間、有名ブランドのデザイナーとして活躍した後にアーティストへ転身したというバックグラウンドも、その洗練されたコンセプトや画角内空間の創造力に反映されているのでしょう。


2016年だけで、都内においてなんと5回もの個展を開催しました。一枚に100時間単位の時間をかけた作品を何枚も手がける一方で、実験精神にも富み、しかも広く自分の世界を広めていこうとするバイタリティから、今後の活躍に大きな期待が持てるでしょう。Nehanne Mihara Yasuhiro、REGAL SHOESなど著名ブランドとのコラボレーションも次々と実現しています。GALLERY SPEAK FORでは彼の創作の可能性を見込み、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。彼の代表作、人気作の中から比較的こぶりなサイズをピックアップして当サイトにて紹介・販売いたします。



yutaokuda
アーティスト


ファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」の元デザイナー。
長大な時間をかけた渾身のペン画で今、評価上昇中。


奥田雄太。愛知県生まれ。ロンドンのイスティチュートマランゴーニ、MAファッションデザインコースを2010年に卒業後、yutaokudaとして創作活動を開始。2012年よりファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」にてデザイナーとして勤務後、2016年退社。以後、精力的に作品制作と発表活動を続けている。最近の個展に「Colourful Black」(2016年、表参道・REFECTOIRE)など。「Independent」や「デザインフェスタ」など、アートフェアやグループ展などにも参加。Nehanne Mihara Yasuhiroなどファッションブランドとのコラボレーションも手がける。神奈川県在住。


https://yutaokuda.jimdo.com


yutaokudaさんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1548112&sort=n


「タグボート」でも作品が購入できます。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=100349&tngs_flg=0


「ARTISTS」ページに、yutaokudaさんのインタビュー記事を掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f8



ARTIST OF THE MONTH

2016.12.17 Saturday


ARTIST OF THE MONTH

1月のアーティスト│松尾たいこ




2017年1月のアーティストは、アーティスト/イラストレーターの松尾たいこ氏です。大胆な構図とアクリル絵具のクリーミーな筆致が、彼女の絵画世界の最大の持ち味。グラデーションを排したポップな作法、優れた空想力と見るものの心に長く残留する豊かな物語性で、イラストレーション界を超えた高い評価を集めてきました。


一方で松尾氏は、福井県において越前の伝統技法「千年色あせないといわれる陶彩技法」と出会い、2014年より「千年陶画」プロジェクトをスタートしました。土の微妙な状態を肌でとらえ、泥絵の具で絵をのせ特殊な釉薬(うわぐすり)をかけるなど、多くの長期工程を経たのち窯で焼き上げられる技法に大きな可能性を感じ、越前町にアトリエを構えてこのシリーズの制作に取り組んでいます。越前の土の持つプリミティブな魅力に、アートとイラストレーションの第一線におけるキャリアで磨き上げられた彼女の美意識が絶妙にカクテルされて、世界的にも稀有な興味深いジャンルが完成しつつあると言えるでしょう。


2016年11月には「千年陶画」プロジェクトの全体像を広く紹介する「福馬福鳥」展を開催。各界からの著名人を含む多くのお客様が来廊され、大好評を博しました。GALLERY SPEAK FORでは、その創作の大きな可能性を感じ、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。「福馬福鳥」展で展示された中から、ギャラリーでピックアップした作品を当サイトにて紹介・販売いたします。



松尾たいこ
アーティスト / イラストレーター


書籍装画で著名。2010年、NHKの番組「トップランナー」にも出演。作品クオリティの高さと安定性は折り紙つき。


広島県生まれ。第16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。著作に「空が高かったころ」、江國香織との共著「ふりむく」、角田光代との共著「Presents」「なくしたものたちの国」がある。数多くの書籍装画や広告の他、六本木ヒルズのグッズパッケージなども手がける。2014年より「千年陶画」プロジェクトを開始。2016年「ブータン しあわせに生きるためのヒント」展(上野の森美術館)のアートディレクションを担当した。東京、軽井沢、福井の3か所を拠点に活動中。


http://taikomatsuo.jimdo.com/





福井・越前町にアトリエを構えた経緯について。
「千年陶画」に寄せた松尾氏のステイトメントより。


「千年陶画」とは、松尾たいこが福井で2014年初夏にスタートしたプロジェクトです。{ 松尾たいこが描く都会的でエターナルな画風 } × { 福井・越前の里に伝わるプリミティブで永続性の高い陶の技法 } このふたつの出会いから生まれました。
千年陶画に込められた思いは、”ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ”。手に取っていただいたかたがたの人生に色あせない幸せをもたらす存在でありたい。そんな願いをこめて1点1点つくりあげています。
奥深い山脈、変化の激しい海岸。山々からあふれ出す清水。福井はまさに神の領域です。新幹線も空港もなく首都圏から遙かに遠いことが、この聖的な地位を保たせているのかもしれません。
松尾たいこは10年前から、この土地を愛し、地元にとどまって生きる人々の知己を得ました。以来、この土地をひんぱんに訪れるようになり、陶画・陶芸のアイデアもこのつながりから生まれました。
2015年春からは福井・越前町にアトリエを構え、1ヶ月に一度の割合で訪れて制作を続けています。


松尾たいこさんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=170793&sort=n


「タグボート」でもたくさんの作品が購入できます。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=702&tngs_flg=0



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