EXHIBITION ARCHIVES

2013.11.25 Monday

過去の展示

kamei2_pr


亀井雅文 アイがある


2013年12月20日(金)- 2014年1月15日(水)11:00-19:00
※12月26日〜1月4日と1月9日は休廊


油絵具のオーソドックスなニュアンスと精緻な筆づかいで描かれる、古着や日常の断片などチルアウト的なヴィジョン。音楽カルチャーをバックボーンのひとつにしている亀井雅文氏による新感覚の写実的な油彩画は、「GEISAI」での受賞などアート界でも評価を高めてきました。その一方で彼は、独自のアクリル画も追究し展開し始めています。


迷彩柄からインスピレーションを受けたという、ポップな意匠と和洋をミックスした色彩ハーモニー。脳内リズムをアップテンポに転調させるような抽象的アプローチで、しかも板パネル上へこんもりと盛りつけられる絵具が、凹凸やツヤなどリアルな物体感をアピールしています。アクリル絵具の樹脂性を活かしつつオリジナル比率で調合、ゴム筆によって描き進めるという手法は、軽快な描画らしからぬ半レリーフ的な仕上がりを実現し、当たる光によって表情が変わる陰影が、伏流のごとき味わいに。さらに印刷紙などを張り合わせるコラージュ表現も取り入れることにより、おもに過去を主題とした写実画とは別チャンネルで、今を主題にしたライブ感溢れるコミュニケーションを創るのです。


kamei2_pr3
"OSAGE HAIR"


2013年6月の個展でそのアクリル画シリーズを初めて公開し、多くの反響を呼びました。本展はそれに続き、さらに広く彼の最新成果を披露するものとなります。タイトルどおり、多くの絵では目がキーアイコンに用いられ、絵のなかの目でそれを見る者たちの目をつかみつつ、彼の現在へと誘います。大小の描きおろしアクリル画、約30点を展示・販売する他、新作Tシャツやバッグ、マグカップなどのオリジナルアイテムも販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2013年12月20日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=亀井雅文 聞き手=Bose(スチャダラパー)



亀井雅文 アーティスト


1968年、静岡県生まれ。桑沢デザイン研究所ドレスデザイン科、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。桑沢在学中にスチャダラパーのオリジナルメンバーとして活動した。また、ナイチョロ亀井として現かせきさいだぁのDJを担当。その後会社勤務を経て、大学で正式に美術を学びアーティストへの途を志す。「GEISAI#14」にて中村ヒロキ賞を受賞。スチャダラパー副読本「余談」の装画を手がけるなど幅広く活動中。最近のおもな個展に「タテ ヨコ ナカミ」('11年、GALLERY SPEAK FOR)「CAMOかも。」('13年、富士市 HINA-KAGU)がある。


http://m-kamei.com/


「ARTISTS」に、亀井雅文さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f42


EXHIBITION ARCHIVES

2013.11.12 Tuesday

過去の展示

kitazawa_pr3_1


北沢平祐 or PCP そして、ひかりはゆがみ


2013年12月6日(金)- 18日(水)11:00-19:00 毎週木曜休


夢見るような中間色のトーンを活かした独特のイラスト表現が、北沢氏の持ち味です。明瞭な言い切り型の描線ではなく、手元でゆるやかにためらうようなドローイング、ふんわりと萌え出るような色づけのセンスは、水溶性のデジタルペインティングとしてマッピングできそうな境地にあります。細かな描き込みの絵でありながら、モチーフの眼すべてに保たれる妖精のごときピュアネスが印象的で、この世の扉を開けた先に、もうひとつの桃源郷の確かな所在をスケール豊かに指し示してみせる北沢氏の絵の核心にもなっています。


彼のユニークな画風は国内外のデザイナーやプロダクションで高く評価されており、Kenzo Parfumsのパッケージを手がける一方、多くの著名作家たちの書籍で装画を担当。2012年の「別冊文藝春秋」の表紙絵でも知られています。


本展は、北沢氏がイラストレーターとして活動を開始して以来約10年にして、初めて国内で開くもの。これまでの彼の絵画世界を一望できる構成としつつ、コミッションワーク以外の作品を発信するものとなります。光の力を主題にしたペンとカラーインクによる新作「ひかりはゆがみ」シリーズ26点を中心に、大小の水彩画やジークレー作品、立体作品「ポップアップボックス」(ポップアップクリエイター 安友伸吾氏との共作)を展示・販売いたします。また、会場ではミュージシャン、マーク・ビアンキ氏(元 Her Space Holiday)による本展のためのオリジナル楽曲に包まれる中、トートバッグ、書籍などの関連アイテムも販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2013年12月7日(土)14:00〜14:30 入場無料
作品解説=北沢平祐 or PCP 聞き手=若林恵(「WIRED」編集長)



北沢平祐 or PCP イラストレーター


横浜市生まれ。ロサンゼルスに16年在住した後、帰国してイラストレーターとしての活動を開始。綿矢りさ「大地のゲーム」(新潮社)、冲方丁「はなとゆめ」(角川書店)など書籍と「別冊文藝春秋」の表紙装画や、「Number」「Dazed and Confused Japan」「Mdn」他の雑誌でイラストレーションを手がける。また、Her Space Holidayなど音楽CDのアートワークや、東急プラザ、Marmotなどの広告、Kenzo Parfumsのパッケージングなど国内外で幅広く活動中。


http://www.hypehopewonderland.com/


「ARTISTS」に、北沢平祐さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f41


EXHIBITION ARCHIVES

2013.11.10 Sunday

過去の展示

isobe_pr


磯部昭子 u r so beautiful.


2013年11月22日(金)- 12月4日(水)11:00-19:00


クリアな画面の中でモチーフ、シーンが明瞭にとらえられているのに、一篇の遠大な物語が棲んでいるかのような写真。磯部氏の独特な撮影話法は、その活動開始間もない頃から、人々を刺激せずにはいませんでした。鮮やかな色彩感とブラックな闇、光彩・明暗の緩急を巧みにディレクションしながら創作される2D表現は、写真メディアが持ちうるシュールレアリスムとリアルとの振り幅を最大に援用しつつ、言葉にならない真理を突き、私たちの脳裏にこびりついて離れない粘着力を発揮しているのです。


それらの写真は、奇想天外に見えるナイーブな表現衝動だけではなく、プリントまでの洗練された定着も見事で、数々のコンペティションで賞賛されているほか、ファッション誌や音楽誌などのエディトリアル、音楽ビジュアルを手がける中でファンを増やし、国内外での評価を高めているところです。


isobe_pr2


本展は、彼女にとって約1年ぶりの個展。ここ数年、撮り続けているシリーズ「u r so beautiful.」を、昨年の個展から更新して披露するものです。ここでの主役は、「夜」になると広がる空想宇宙。人をロジックから逸脱させ、節度からグライディングさせるような夜特有のテンションと、その元で出会いうる人や物たちの架空ドキュメントを試みることで、誰しも身に覚えのある心のランドスケープを示唆してみせます。このシリーズは、彼女の表現の核心を示すものでもあり、共感を集めて続けている代表作でもあります。本展のために制作される大小のプリント作品、約30点を展示・販売いたします。


 



磯部昭子(いそべあきこ)フォトグラファー


1977年生まれ。武蔵野美術大学造形学部映像学科在学中より創作活動を始め、写真作品を多数発表。2000年に、フィリップ モリス・アートアワード入選、エプソン・カラーイメージングコンテスト伊藤俊治審査委員賞を受賞、2001年、第18回写真「ひとつぼ展」でも入選するなど、注目を集める。同大卒業後、フリーランスとして活動を開始。「GINZA」「CUT」などの雑誌や、星野源などの音楽CDジャケット、その他広告を手がけている。2010年、第1回アインシュタインフォトコンペティションにて後藤繁雄審査委員賞受賞。2012年、写真展「u r so beautiful.」(銀座 ガーディアン・ガーデン)を開催。


http://www.isobeakiko.com/


EXHIBITION ARCHIVES

2013.10.18 Friday

過去の展示

kuroki_pr


黒木仁史 fragment


2013年11月8日(金)- 20日(水)11:00-19:00


ファッション誌やアパレルのシーズンカタログなどで、黒木氏は数々の美しいイラストレーションを手がけています。確かなデッサンの上に広げられる、優美でナイーブな水彩のニュアンス。それらは写実スタンスに見えて、あえてモチーフの全てを語り尽くさない、滲みやかすれなどの「示唆」する力が支えています。ハンドドローイング特有の豊かな滋味を保ったまま、見るものの眼にじんわりと転送されてくるのです。ポートレートを主軸にして、動物やスティルライフなどの印象とブレンドするようなレイヤー構造の楽しさも特徴的で、彼が見たイメージの断章が複合的に掛け合わされることで、モチーフの意味や存在を超越したファンタジーが意外なほどのサラウンド効果で私たちを包みます。


人の顔つきや着衣、ポーズなどのディテールにも現れえない、オーラのレベルにある洒脱、風情までを浮き彫りにできるスタイリッシュさ。色彩ハーモニーも軽やかに、時にポップなエロやアイロニーも交えられる彼の話法は、多くのファッションブランドとのコラボレーションを通して共感を集め、国内外から認められつつあります。


kuroki_pr2


本展は、黒木氏にとって東京で初めての個展です。「断片」を意味するタイトルは、文字通り彼の絵ひとつずつの美と、それらがパーツで終わらない世界観を指しつつ、イラストレーターとしてのこれまでの蓄積と現在までを、かけらを拾うように披露しようとの意図を表しています。ほぼ全て描きおろし新作の水彩画・鉛筆画、約40点を展示・販売いたします。また、一点ずつドローイングを加えたオリジナルTシャツなど、関連する商品も合わせて販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2013年11月8日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=黒木仁史 聞き手=デハラユキノリ(フィギュアイラストレーター)



黒木仁史(くろきひとし)イラストレーター


1978年生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業後、ギャラリー勤務、デハラユキノリ氏のアシスタントを経てフリーランスに。FM802アートオーディション通過。GEISAI-1 GPにてスカウト賞受賞。2011年、雑誌「commons&sense man issue.11」で発表した18ブランドのファッションルックイラストが話題に。また、2012年には東京発信のクリエイティブプロジェクト「東京晩餐会」に参加。他に「POPEYE」「GQ」などの雑誌やファッションブランドのカタログを手がけ、ステラ・マッカートニーのパーティでモデルスケッチを披露するなど、多彩に活動中。


http://fragments-hk.seesaa.net/


EXHIBITION ARCHIVES

2013.10.03 Thursday

過去の展示

fukui_pr


福井直子 夢を見るライオン


2013年10月25日(金)- 11月6日(水)11:00-19:00


キャンバスのうえに油彩とビーズ刺繍などの手法をミックスし創られるのが、福井直子氏の絵です。ランドスケープや静物、動物や自画像をモチーフにするヴィヴィッドな色づかいの油彩は、細かいビーズ玉や糸による描画感との間でテクスチュアを有機的に補い合い、巨細さまざまなレイヤーを豊かに含み込むことで、新鮮な光彩・陰影を画面にたたえています。彼女自身がどこかで見た日常の具体的な一場面は、内面に浮かんだあり得るファンタジーの風圧を受けた絵筆と針によって膨らみを得て、現代的で自由な宗教画や屏風絵のように光輝くのです。


その平面+αの構想力は時にキャンバスを超え、展示空間の全ディメションを使ったインスタレーションとして立ち上がり見る者を包み込んで、ファンを獲得。さらに近年では、空間デザインの領域に近接したコミッションワークも手がけて好評を得ています。


fukui_pr2


本展は、福井氏にとって首都圏で約2年ぶりとなる個展です。インスタレーション的な話法から原点へフィードバックし、彼女のオリジナリティ、絵画にとどまらない愛おしいほどの魅力を堪能いただく機会となります。動物園と、そこに囲われた動物たちや人工的な植栽の姿など、都市生活のリアリティと野生との間に宙づりになった生命たちがおもなモチーフに。描き下ろしの新作を主体に、アーカイブからのおすすめを含めた大小の原画、約50点を展示・販売いたします。また、絵画に使われる刺繍手法やスパンコール素材をウェアラブルに展開し各所で人気のオリジナルブローチやキーホルダー、1点もののクッションなど雑貨アイテムとの中間的な作品も販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2013年10月25日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=福井直子 聞き手=佐原和人(アーティスト)



福井直子 アーティスト


1977年、岐阜県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程(油画)を修了し、本格的な創作活動に入る。近年の個展に「海賊」('08年、galeria de muerte)「雲のむこう 空のさき」('12年、5/R Hall&Gallery)がある。他にグループ展にて「スターゲート」('09年、川崎市岡本太郎美術館)「花のように 鳥のように 風のように」('11年、愛知芸術文化センター)を発表。また、東京ドームシティ「ASOBono!」の外壁デザインや「晴海フラワーフェスティバル2013」にてイベントのデザインを手がけるなど、幅広く活動中。


「ARTISTS」に、福井直子さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f39


EXHIBITION ARCHIVES

2013.09.10 Tuesday

過去の展示

saitoh2_pr1


サイトウユウスケ MM2


2013年10月11日(金)- 23日(水)11:00-19:00


写真を思わせるようなイラストレーションに、写実を超えるドラマティックなエモーションが融合している。それがサイトウユウスケ氏の絵の世界です。ペンタブレットを使い緻密に描き込まれるポートレートの数々。どれも、見るものを厚いリアリティで包む優れたデッサン力をキープしつつ、色彩設計の巧みさ、静物や背景美術とハーモナイズさせた大胆なデザイン感覚で魅了します。時に抽象絵画やコラージュの手法をも援用する話法の広さ、含蓄の深さは、一編のファンタジーに比肩するコンセプトだと言えるでしょう。


人物をモチーフにしたそのセクシーな躍動感は、5年以上に渡り音楽誌「ミュージックマガジン」のカバー装画を担当することで時代を彩り、支持を得てきました。また、デジタルペインティングだけではなく、2012年の個展では自身の絵の方法論を、アクリル絵具をもってキャンバス上に展開することも試みるなど、イラストレーションと現代アート、サブカルチャー、それぞれの領域の接合点に向けた新しい提案にも踏み出しています。


saitoh2_pr2
"The Beatles"


本展は、2年前に好評だった「MUSIC MAGAZINE」展に続く位置づけのもの。同誌カバーのために描かれたものや音楽関連の作品など、ファンからのリクエストが多いミュージシャンのポートレートシリーズを中心に構成。ジークレープリント作品を主体に、アクリルによる描きおろし新作も交えた約50点を展示・販売いたします。また関連書籍やTシャツ、雑貨類なども合わせて販売いたします。活動開始から10年めにあたる今年、サイトウ氏がこれまで深化させてきた美意識にあらためて触れていただく好機となります。


【ギャラリートーク開催】
2013年10月11日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=サイトウユウスケ 聞き手=安齋 肇(イラストレーター、アートディレクター)



サイトウユウスケ イラストレーター


1978年、神奈川県生まれ。2003年、バンタンデザイン研究所イラストレーション科を卒業後、イラストレーターとして活動を開始。デジタルによるペインティング作品を制作。音楽誌「ミュージックマガジン」の表紙を'08年から手がけるほか、AKB48、高橋洋子などのCDジャケット、ワコールなど広告や映画ポスター他で活動中。近年の個展に「Shine Shine Shine」('09年、GALLERY SPEAK FOR)「MUSIC MAGAZINE」('11年、タンバリンギャラリー)「NEW COLOR」(12年、同)がある。TIS会員。


http://www.saitoh-yusuke.com/


「ARTISTS」に、サイトウユウスケさんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f38


EXHIBITION ARCHIVES

2013.08.27 Tuesday

過去の展示

buggy2_pr


buggy VELVET CODE


2013年9月27日(金)- 10月9日(水)11:00-19:00


アクリル画とコラージュをミックスさせながら、ヒップでドライブ感のあるアートワークを展開しているのが、buggy氏です。迫力のあるバストアップ肖像画。時代を彩り人々のミーハー心を刺激してやまないスーパーモデルやファッションデザイナー、セレブリティたちがおもな題材で、彼らが鼻から血を流したように描かれることが多いのは、buggy氏独特のリスペクト作法であり愛情表現なのだとか。それらを媒体とし、見るものの皮膚感覚に挑んでくるような話法が魅力です。


グラフィティカルチャー以後のマナーを受けとめつつ、アイロニーと独自の編集性をもって時代の伝説と向き合う。そのことによって、私たちの時代感覚の裏に張り付いてる普遍性までを想起させてくれます。憎めない可愛らしさで包んだスマートな絵の数々は、女性ファッション誌などでも高い人気を得てきました。地下から突き上げるようなカウンターカルチャーのパワーが、彼の手元に温存されて今に活かされているようです。


buggy2_pr2


本展は、東京での1年ぶりの個展。1970年代、アンディ・ウォーホルやミック・ジャガー、ライザ・ミネリなどが愛したニューヨークの伝説のディスコ「STUDIO 54」が題材です。「非常識で刺激的でスキャンダラスなニューヨークを象徴する、その空間の匂いを嗅ぎたい」との意図のもと、STUDIO 54のドアチェックを意味する「VELVET CODE」をタイトルにしました。アクリル画、プリント作品以外にも、ネオン管を用いた新たな試みなども加え、約30点を展示・販売いたします。またオリジナルアイテム、雑貨類を本展テーマに合わせてパッケージ制作する「buggy box」も販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2013年9月27日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=buggy 聞き手=米原康正(編集者、フォトグラファー)



buggy アーティスト/イラストレーター


本名・谷口竜也。デザイン事務所勤務を経て、2002年よりbuggy名義で創作活動を開始。大阪 DMO ARTS('12, '13)での個展を含め、国内外のグループ展にも精力的に参加。「Numero TOKYO」「VOGUE JAPAN」などの雑誌やCDジャケットのアートワーク、若槻千夏のブランド「WC」のカタログや彼女の著書「うそつきちなつ」のアートディレクションを手がける。また、マーク バイ マーク ジェイコブスへのアートワーク提供や、ステラ・マッカートニーのパーティでのライブペインティングなども話題に。'12年6月、GALLERY SPEAK FORにて「ICONS」展を開催した。


http://www.buggylabo.com/


「ARTISTS」に、buggyさんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f30


EXHIBITION ARCHIVES

2013.08.09 Friday

過去の展示

sophie_pr


ソフィー エ ショコラ french girls school


2013年9月13日(金)- 25日(水)11:00-19:00


水玉模様やキラキラ素材、パステルカラーを効かせたオリジナルの雑貨、ファッションアイテムが大好評の、ソフィー エ ショコラ。オンラインショップをベースに、様々なセレクトショップ店頭でもファンからの熱い支持を集めている女性ふたりのユニットです。"フレンチガールズ ヴィンテージ"をテーマに、パリの蚤の市やフランスの田舎町の古い倉庫で見つけたファブリックやパーツを使い、女の子が永遠に憧れる甘いトーンを丁寧にフォローしたハンドメイド精神が魅力の核心です。2013年には書籍「水玉デコレーションブック」にアーティストとして参加。テイストに共鳴し合うイラストレーターやアクセサリー作家、フォトグラファーやシンガーなど幅広いジャンルのクリエイターとのコラボレーションも活発に展開してきました。


本展は、彼女たちのもの作りをアートと捉え、本格的に光を当てる初めての個展になります。「作品や商品づくりは、楽しいおしゃべりから生まれることが多い」というふたり。「表現の巧拙によらず個性を大切にする学校、そこに通うフレンチガールたち」のイメージをコンセプトにして構成。オンリーワンを愛する創作姿勢とその背景まで表現する内容を企図しています。


sophie_pr2


ヴィンテージ・ファブリックやプリント、刺繍などを使った新しい平面作品、半立体作品などの他、デザインスケッチとして描きためてきた未公開ドローイング、コラージュワークなど40点あまりを展示・販売いたします。また洋服やアクセサリー、ポーチ、ステーショナリーなど、人気の定番商品と本展のための新作コレクションの他、多彩なコラボレーターたちと手がけた雑貨・作品類なども合わせて紹介・販売いたします。


 



ソフィー エ ショコラ(Sophie et Chocolat)アーティスト・ユニット


代官山の人気ショップ「カーリーコレクション」でデザイナーをしていた畑中京子、小野寺千絵子のふたりが独立し、2010年に設立したオンラインショップがベース。French Girls Vintageをテーマに、ファッション小物を中心としたオリジナル商品を数多くリリースしている。通信販売以外にも、JR大阪 三越伊勢丹や、東急プラザ表参道原宿 hands be、h.p.france roomsSHOP 新宿店などの店舗で展開中。ファッションブランド「LOVE STONE」とのコラボレーションやイベント参加なども話題に。2013年「DOT MANIA 水玉デコレーションブック」(エディシォン・ドゥ・パリ編、ハースト婦人画報社)に参加。


http://sophieetchocolat.jp/


EXHIBITION ARCHIVES

2013.07.31 Wednesday

過去の展示

chikuma_pr


竹馬紀美子 Art Hair


2013年8月30日(金)- 9月11日(水)11:00-19:00


躍り上がるようなヘアスタイルの女性像、お菓子の国に迷い込んだような仮想空間。それらをパステル調を効かせた油彩で描き出しているのが、竹馬紀美子氏です。絵のモチーフ、モデルたちは彼女という鏡に映し出されると、その内奥をあらわにするだけでなく、フォルムのあり得る可能性まで引き出され、感性のおもむくまま飛翔する自由を与えられます。ルイス・キャロルのストーリーを思わせる、虚実入れかわる世界観ですが、現代的なディテール演出を通じて若い女性たちのライフスタイルやリアリティをフォロー。髪の一本ずつまでを丁寧に追う緻密な画力で具現化されるファンタジーは実質感があり、優美でたおやかな魅力を見るものの心の奥にずっしりと据えてくれるようです。


キャリアの初期に抽象画を手がけてきた彼女は、2011年以降、これら具象画の新しいシリーズを展開してきました。福岡をベースとしつつ、東京でも積極的に新作をリリース。様々なグループ展や公募展への出展を通して好評を得つつあります。公募展「タグボートアワード」でも注目を集めるなど、ステップごとに成長を見せている期待の新鋭です。


chikuma_pr4
"素に飾る首飾り"


本展は、竹馬氏にとって東京で初めての本格的な個展です。「私なりの同時代への観察」という彼女お気に入りのヘアスタイルシリーズからタイトルを引きました。2011年以降の近作から、ほぼ全ての作品を集めて構成します。未発表の最新作を含め、30号からサムホールサイズの小作品まで、そのユニークな着想のウィングと軌跡が見渡せる約25点を展示・販売いたします。また、Tシャツ、トートバッグなど関連する商品も販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2013年8月30日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=竹馬紀美子 聞き手=加藤陽之(「スタジオボイス」編集長)



竹馬紀美子(ちくまきみこ)アーティスト


1976年、福岡県生まれ。九州産業大学大学院芸術研究科を卒業後、本格的に創作活動を開始。福岡市を拠点に新作を発表しつつ、各地のグループ展や公募展などにも精力的に参加している。2013年2月に個展「Re:born」(福岡・Galerie RECOLTE)を開催した。その他、上野の森美術館大賞展(2011年)、ACTアート大賞展(2012年)、シェル美術賞展(2012年)などに出展。第8回(2013年)タグボートアワード入選。田川市美術館、九州産業大学ほかで作品収蔵。


http://chikuakimi.jimdo.com/


「ARTISTS」に、竹馬紀美子さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f37


EXHIBITION ARCHIVES

2013.07.19 Friday

過去の展示

achim3_pr


アチム・リポット Childness


2013年8月9日(金)- 28日(水)11:00-19:00


可愛らしく美しく撮るオブジェではなく、ライフスタイルや世界観、価値の表徴として子どもたちを再発見する優しい視点。それが誰にも真似できないアチム・リポット氏ならではの写真術です。彼のファインダーの中で子どもたちの表情には、同時代が宿り、近未来の先駆けが降り立っています。幅広いアイディアソースの中からタイムリーで最適なコンセプト設定がほどこされ、まるで映画を撮影し文学を綴るように緻密でデリケートな構想が溢れた格調の高い写真であるのに、決して子どもたちにタスクを押しつけない演出で保たれる、自然で救いのあるムードも見事です。


子ども服とは大人服のダウンサイジングではない、という彼の確たる信念は、自分自身がディレクターとして創刊し、育て上げたドイツ・ケルン発のファッション誌「kid's wear」でも継続してアピールされています。人間のピュアネス=クリエイティブの深淵をあらわすものとして子どもと子ども服を捉えるその姿勢には、ブルース・ウェーバーやナン・ゴールディンも共感して毎回のように寄稿するなど、「子どもファッション誌の芸術」の地位を確立。同誌の写真は世界各地のアートギャラリーやフェアなどで賞賛され、リポット氏は子どもをキャストした数々の広告撮影を手がけて様々な広告賞にも輝いています。


kw37_pr
kid's wear vol.37


本展は、彼の最新のフォトシリーズから選りすぐって披露するものです。家庭の様々な位相を描いた「Consolation(慰め)」、植物と少女像を融合させた「Phytology(植物学)」など、「kid's wear」誌で発表された最近の作品の中から自薦の約30点を展示・販売いたします。また「kid's wear」の稀少なバックナンバーの他、関連する雑貨類、ステーショナリーなども販売いたします。


 



アチム・リポット(Achim Lippoth)フォトグラファー


1968年、ドイツ・イルスホーヘン生まれ。マンチェスター・バイロン大学、ケルン大学で学んだ後、フリーランスのフォトグラファーに。優れた子どもポートレートとファッションフォトで独自のジャンルを築く。95年、子ども服をクリエイティブな視点から扱う「kid's wear」誌を創刊。そのディレクターとなる。同誌をベースに多くのファッション誌、インテリア誌などで活躍中。トミー ヒルフィガーやリトル マーク ジェイコブス、ディーゼルなど数多くの広告を手がけている。2007年、写真集「Achim Lippoth」を発表。近年は映像ディレクターとしても活動中。


http://www.lippoth.com/


「ARTISTS」に、アチム・リポットさんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f36


全[3]ページ中[1]ページ目を表示しています