2011.11.17 Thursday
角田明子 サンタさん
2011年12月9日(金)- 25日(日)11:00-20:00
夢見る少女たちの心と、彼女たちを捉え続けて離さないスウィートイメージの世界をリンクさせ、カメラで美しく包んでくれる、そんな絵画的な写真で高評価を集めているのが角田明子氏です。「かわいくて優しい光と時間」を自らの写真のメインテーマとし、かつてのオリーブ少女たちのような、カルチュラルな好奇心で対象を捉えつつも、フェミニンな視座を損なわない絶妙な描画が見るものの心を射抜きます。広告写真を数多く手がける一方、国内外を問わないアクティブな取材で様々な作品シリーズを生み出してきました。
本展は角田氏にとって初めての個展。タイトル通り、写されているのはほぼ全てサンタクロースたちです。2011年7月、コペンハーゲンで開かれた「第54回世界サンタクロース会議」の場で撮影したスナップシリーズで、世界各国の公認サンタクロースたち約120人が一堂に会した国際会議やパレードなどの様子は、ユーモラスかつシュールで圧巻。人類が共通して「サンタさん」に託してきた夢が創りあげるピースフルな光景は、コペンハーゲンの美しい街並みとも相まって、角田氏の写真のエッセンスを引き出せる最適な劇場でもあります。会議の3日間、サンタクロースとしての誇りを持って活動する彼らに「敬意と感謝を込めて」撮ったという彼女自身も「写真を通して少しでも多くの幸せな夢をプレゼントできれば」と、素朴な願いを持って写真展に臨みます。
会場では、約30点あまりのプリントが展示・販売されるほか、フレンチガールズヴィンテージがテーマの人気ブランド「Sophie et Chocolat(ソフィー エ ショコラ)」と角田氏とのコラボレーションによる雑貨アイテムなども紹介・販売いたします。
後援 : デンマーク大使館
【ギャラリートーク開催】
2011年12月9日(金)18:30〜 入場無料
作品解説=角田明子 聞き手=田中美保(モデル)
角田明子(つのだあきこ)フォトグラファー
1976年、東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業、スタジオ勤務後フリーランスのフォトグラファーとして活動を開始。ジョンソン・エンド・ジョンソン、花王、ワコールなどの広告をはじめ、雑誌やCDジャケットなど様々な分野で活躍している。共著に「カメラとつれてく撮影手帖」(技術評論社)がある。
「ARTISTS」に、角田明子さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f24