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2010.07.29 Thursday

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ハラアツシ LITTLE LUCK


2010年8月20日(金)- 9月1日(水)11:00-20:00


細やかな描線に、カラフルで粋なペインティングを駆使して描かれるハラアツシ氏のイラストレーションは、広告や書籍、雑誌に数多く登場しているものの、強烈な自我は発信していません。「いつの時代にも通用する、普遍性のあるイラストレーションを心がけて描いてきた」というハラ氏。あえて欧米の50'sを思わせるオーソドックスかつ知的な話法を守ったスタンスは、絵の語り部のようであり、風景や人、動物など、どれをとっても、今の私たちのリアリティが遠目の優しい視点で捕捉し直された世界観です。


彼の絵は、いわば「心地よい無私、無国籍」の感覚で覆われているとも言えるでしょう。それが実際、現代の商業広告界にとって得がたい魅力であることは、食品や流通、教育界などジャンルを問わない、内外クライアントからのオファーの厚みで証明されています。


本展は、彼がイラストレーションの仕事で身を立てるようになって約10年間の中で初めての個展となるものです。「絵で、ささやかな幸せを感じてもらえたら」という願いを込めたというそのタイトルは、イラストの仕事をする中で、常に肝に銘じてきた言葉だといいます。作品や仕事を問わず、過去の絵の中から自らの創作の軌跡を紹介しつつ、飾って楽しんでもらえる絵柄を厳選。約35点のキャンバスプリントパネルを展示販売する他、絵本や書籍、ポストカードやミニ版画なども販売します。



ハラアツシ イラストレーター


1970年、東京生まれ。セツモードセミナー卒業後、プリントゴッコ、シルクスクリーンによる版画制作を始める。2000年頃よりイラストレーションへ軸を移し始め、現在フリーのイラストレーターとして活躍中。「MONOCLE」「TITLE」「GOETHE」「日経キッズプラス」「AERA with kids」などの雑誌の他、「桃のデザートには隠し味」(ランダムハウス講談社)など各種書籍、絵本や広告などを幅広く手がけている。'07年「動物と植物展」(代官山 cusyu cusyu)に参加。


http://www.atsushi-hara.com/


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2010.07.17 Saturday

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内田文武  肌鏡


2010年8月6日(金)- 18日(水)11:00-20:00


京都をベースに近年めざましい創作活動を続けている内田文武氏は、現代美術らしい洗練されたコンセプトと日本的な描画美を融合させた作風が持ち味です。ありふれたリアリティの街並みも、彼の絵筆に洗い流されると、まるで影絵のように端的なエッセンスへと変貌を遂げます。近年、建築やデザインの観点からも注目される一方、国際的にも評価の高まっているアーティストです。


1年ぶりの個展は「肌鏡(はだかがみ)」と名付けられました。「すべてのモノは少なからず関わり合い、多からず語り合う」という内田氏は、自らの肌や触覚へ鏡のように写り込む「素粒子のふるまい」や「たゆたう時間」など、モチーフの微細な美しさを絵筆で描きとめます。肌鏡とは、内田氏の創作実感の告白でもあり、現代的な侘びや寂びのイマジナリー空間へと私たちを誘い込む、そんな哲学を発信する言葉でもあるのです。


本展は、今年6〜7月に大阪のアートコートギャラリーでの展示のために描き下ろした大判のアクリル画、約20点を中心にして、まだ東京で展示されていない大小の代表作を織り交ぜて構成します。


【ギャラリートーク開催】
2010年8月6日(金)19:00(〜19:30)
作品解説=内田文武 聞き手=野口孝仁(アートディレクター)



内田文武(うちだふみたけ)アーティスト


1981年京都生まれ。京都造形芸術大学卒業。大阪graf media gm「tenants」展('06年)、大阪アートコートギャラリー「Art Court Frontier 2010 #8」('10年)に参加するなど、国内外で数々の展覧活動を展開中。他に「GQ JAPAN」「リバティーンズ」「小説すばる」など各誌紙でもアートワークを寄稿。MISIA with 星空のオーケストラ2010「星空のライヴ V Just Ballae」など音楽DVDやCDのジャケットを手がけ、宮本亜門氏の演出ミュージカル「テイクフライト」にて舞台に投影される絵の制作を担当するなど、幅広い分野で活躍を続けている。'08年、MoMAが開催する"デスティネーション:デザイン"に作品4点が選定され、世界的なクリエイター年鑑『LE BOOK』のニューヨーク、パリ、ロンドン版の装画を全て担当するなど、国際的な評価も高い。


http://www.amadoi.com/


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2010.07.08 Thursday

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IGREBOW_PR


IGREBOW The Interior Photos


2010年7月23日(金)- 8月4日(水)11:00-20:00


IGREBOW(アイグレボゥ)とは、コマーシャルフォトグラファー、和田 惠氏が2006年から企画・プロデュースしているインテリア・フォトのブランドです。写真は、スペースの印象を様々に変化させ、その場の空気を彫像する上で大切なツール。IGREBOWの、銀鉛フィルムで撮影された膨大な種類のモノクロームフォトは、徹底的にインテリア用途にこだわっているのが特徴です。それらは、木製やアルミ、フォトアクリルなど数種類の額装方法と組み合わせて購入が出来、しかも空間デザインに取り入れやすいよう、1対1、1対2、1対3の各比率別から絵柄が選べるシステムが用意されています。単体だけでなく、組み合わせによる構成も想定。ニューカレドニア、オーストラリア、モンゴル、フランス、ゴルフ、花など、上質な美意識を感じさせるシリーズ群は、季節による空間演出の更新にも対応するようモチーフ選択が巧みに考えられています。


インテリアデザイナーや空間プロデューサー、建築家などのニーズへ、写真のプロから応えるシステム提案。それが世界的に見ても珍しい、IGREBOWの哲学なのです。新作が随時リリースされ、作家のサイン入りオリジナルプリントでありながら、購入しやすいプライスに抑えられている点も好評を得ています。


本展はIGREBOWのコレクションから厳選したアイテムを展示し、そのシステムの可能性を体感できる展示となります。



IGREBOW


2006年、株式会社ドアブルにより始められたインテリアフォトブランド。同社内で常設展示もある。


http://www.igrebow.com/



和田 惠(わだめぐむ)フォトグラファー/コンセプター


1972年、東京造形大学卒業後、株式会社サン・アド入社。株式会社アーバンパブリシティー(現アマナ)を経て、2002年、株式会社ドアブルを設立。多数のクライアントの広告写真制作にたずさわり、企画・プロデュースも手がける。ニューヨークADC インターナショナルアワード、カンヌ国際広告フェスティバル グランプリなど、受賞歴多数。2006年、IGREBOWをスタート。


http://www.doable.jp/


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2010.06.16 Wednesday

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はまのゆか Presents


2010年7月9日(金)- 21日(水)11:00-20:00


『13歳のハローワーク』をはじめとする村上龍氏らの著書の挿画で有名な、はまのゆかさん。淡く柔らかな味わいをもった筆致と、愛らしく繊細に彩色された作品で人気を集めています。


その一方、もともと絵本作家を志望していた彼女が2004年に発表したのが、絵本『mamechan』でした。ある幼い女の子の日常をスケッチした物語。大人の常識の意表を突く子どもらしい一途な思い込みで、ユーモラスなハプニングを巻き起こすmamechanとは、はまのさん自身の分身なのかも知れません。実社会に生きる私たちへ、純粋で素朴な目線によるイマジネーションを贈り、ささやかに癒してくれる、そんなはまの作品の魅力をmamechanはよく表しており、彼女自身、毎年欠かさず「mamechanカレンダー」を制作し続けています。


最近、精力的に各所で個展やワークショップを続けている彼女ですが、本展ではタイトル通り、初めて「絵の贈り物」をテーマにするものです。mamechanの絵を中心に、描きおろしの原画だけでなく、好評だった過去作のリサイズパネルなど、手頃なサイズと価格帯の作品で構成。プレゼントに最適なmamechanを選りすぐって紹介します。また、最近手がけた書籍やポストカードなど充実した販売コーナーも設ける予定です。


【ギャラリートーク開催】
2010年7月16日(金)19:00(〜19:30)
出演 : 山崎洋一郎(「rockin'on」編集長)×はまのゆか



はまのゆか 絵本作家/イラストレーター


1979年大阪府生まれ。京都精華大学マンガ専攻卒。大学在学中に、村上龍『あの金で何が買えたか』の挿画でデビュー。以後、村上龍『13歳のハローワーク』、ロベルト・カルロス『ちいさくても大丈夫』など多くの話題作でイラストを手がけた。絵本の創作にも意欲的に取り組み、これまで発表した作品に『mamechan』『ペットショップ・モピ』『だんじりまつり』『いもほり』がある。2007年、日本漫画家協会賞特別賞を受賞。『新13歳のハローワーク』『13歳の進路』(ともに村上龍著・幻冬舎より10年3月発売)を手がけた。


http://www.hamanoyuka.net/


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2010.06.08 Tuesday

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Marke Newton Baussencs レ・ボーの人々


2010年6月25日(金)- 7月7日(水)11:00-20:00


パリをベースに活躍するマーク・ニュートン氏は、スケートボード・カルチャー出身らしい柔軟な発想と作風で人気を集めています。特に人物ポートレートが特徴的で、クラシックな油彩からミックスメディアによるカラーコラージュ、繊細なドットで再現されるモノクロームのペン画まで、多彩な手法を使いながら人物像のエッセンスを絵の中に封じ込めてみせます。


本展は彼の最新シリーズをいち早く紹介するものです。「Baussencs」(ボーセンクス)とは、フランス南西部ブーシュ=デュ=ローヌ県の小さな村「レ・ボー=ド=プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)」の人々のこと。アルピーユ山脈の中に位置し、風光明媚な岩肌と古城で知られるこの土地は、中世期に栄え、19世紀にはボーキサイトの採掘地としても有名でしたが、今では観光業に頼る、居住人口わずか300人の村です。この村を愛するニュートン氏は、そこに今も住み続ける希有な人々をペンで描きとめるプロジェクトを始めました。村長から子どもに至るまで老若男女、さまざまな個性の人々の"横顔"は、村の物語を雄弁に語りかけ、日本の私たちのリアリティにも響く愛着を与えてくれます。絵は2010年6月から10月に至るまでレ・ボーのギャラリーにて展示され、村内でのプロジェクション・パフォーマンスも訪れる観光客を楽しませています。


本展では、これらのペン画、約20点の複製をインテリア用パネルとして特別に制作して展示・販売。また「Baussencs」以外にも、最近の作品から自薦の数点も紹介いたします。彼が制作している作品集やポスター、グッズなども販売いたします。



マーク・ニュートン アーティスト


1973年、イギリス・バーンリー生まれ。リバプールのジョン・ムーア大学卒業。現在はパリをベースにアーティスト、グラフィックデザイナーとして活躍中。ファッションブランドの広告や「GQ FRANCE」などの雑誌、高橋幸宏、TURZIなどのCDジャケットを手がける。世界各地の個展、グループ展で作品を発表する他、ライブパフォーマンスも行う。「SWITCH」誌の連載「平野啓一郎のつぶやき抄」にてペン画を寄稿中。


http://www.markenewton.com/



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2010.05.19 Wednesday

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笠井爾示 KARTE


2010年6月11日(金)- 23日(水)11:00-20:00


写真界が東京の「次世代」のヒーローを探し求めていた90年代前半、まるで地下から颯爽と立ち現れたように注目を集めたのが笠井爾示氏でした。ナン・ゴールディンに見出され、荒木経惟氏に感化される形で写真集「Tokyo Dance」を発表後、今にいたるまで、風景や人物の奥にある生々しい"情景"を捉える写真家として、国内外で注目を集めています。


本展は6月11日に刊行する写真集「KARTE」(カルテ)とリンクする内容です。「KARTE」とは、ファッションモデル、竹下玲奈さんを撮影したシリーズ。ファッション誌「GINGER」の竹下さんの連載「Cast」で撮影を担当してきた笠井氏は、プライベートでも彼女と数年間に渡りフォトセッションを重ねてきました。彼女は、プロフェッショナル・モデルという仕事を「人と人が織りなす関係性についての根源的な表現」と捉え、カメラの前で自分の可能性を追求している、と言い、その点で共鳴し合う笠井氏とは、ありとあらゆる距離感でセッションを続けて来ました。このシリーズには、ファッション誌などで見られる竹下玲奈ではない、別種なトーンの彼女の身体性がまざまざと"カルテ"の上に描きとめられており、ひとりの女性を継続的に描く写真の面白さが込められています。


モノクロ、カラー共に大小様々なサイズのプリントを織り交ぜて、約50点で構成。プリント作品は全て販売されます。


写真集「KARTE」発売
定価 : 3,000円(税込) 仕様 : A4サイズ 約280ページ 発行 : Noyuk



笠井爾示(かさいちかし)写真家


1970年東京生まれ。80年から8年間ドイツで学び帰国。95年多摩美術大学卒業後、96年に初の個展「Tokyo Dance」(Taka Ishii Gallery)を開催。翌年、写真集「Tokyo Dance」「Danse Double」を刊行して注目を集め、ストックホルムとニューヨークにて個展を開く。98年、写真集「波珠」(青幻舎)を刊行。02年にロンドンのバービカン・アートセンターの企画展「Electric Dreams」、03年にはハンブルクのグループ展「Japan, Contemporary Photography」に参加。広告や雑誌、CDジャケット、俳優・女優たちのポートレート撮影を多数手がけている。


http://www.kasaichikashi.com/


竹下玲奈(たけしたれな)モデル


1981年、鹿児島生まれ。雑誌「MORE」「Style」「SWEET」「Oggi」「or」「GINGER」などのファッション誌でモデルとして活躍。広告やテレビ番組にも出演多数。


http://www.renatakeshita.jp/


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2010.05.04 Tuesday

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Iida


飯田かずな 水中庭園


2010年5月28日(金)- 6月9日(水)11:00-20:00


色彩を独特にディフォルメして絵画のように仕上げたポートレートや、奇想天外なシチュエーションフォト。それが飯田かずな氏の写真世界です。時に過剰なジョークに富み、甘美なノスタルジーにも浸れるその空想図絵は、実の祖父母を題材にした「富子と君作」シリーズで注目を集め、その後、チョナン・カン、おすぎとピーコ、松嶋尚美や槇原敬之など、多くのポップアイコンが彼女のファインダーの前に手招きされてきました。それらの写真は大衆向けコマーシャルの衣を借りた巧みなコンセプチュアルアートでもあり、写真や絵画に対するメタ的アプローチとしても成功を勝ち得ています。


本展は、そうした世間一般で知られる飯田氏のパブリックワークに隠れていた、プライベートワークにフォーカスするものです。水に棲む生物の美しさに魅せられ、約10年ほど旅先で撮りためてきた「水中庭園」のシリーズ。多様で微妙な光の乱射が永遠に続くかのような「庭園」に、ゆらゆらと感覚のままに行き来する小さな生命の不思議は、彼女にとっても、コンセプトに縛られずにレンズを向けられる開放空間であり続けてきました。水の中の複雑な彩りが美しく強調され、生物のフォルムは滑らかで癒されるような階調によって捉えられており、コマーシャルワークの裏で飯田氏がずっと抱えて来た美意識の源泉が何であったのかを教えてくれる、自己解題の作としても興味深く眺めることができるでしょう。画材用紙を使ったプリント1点ずつにラメやホロなどで光彩を加えた、珍しいメディアミックス手法による作品約30点を発表します。



飯田かずな フォトグラファー


1973年東京生まれ。東京工芸大学在学中よりマガジンハウスでアシスタントを開始、その後フリーのフォトグラファーとなる。主にフォトショップでデジタル加工したビビッドな作風で雑誌、広告、CDジャケットなど多方面で活動している。主な仕事に、鈴木おさむ著「ブスの瞳に恋してる」シリーズの書籍カバー、槇原敬之「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」ジャケット、オセロ松嶋尚美写真集「color ''いろ''の魔法」など。また、映画「ハンサム☆スーツ」「ラブ☆コン」ではフォトグラファーとして撮影の他、本編でアートディレクターとしてビジュアル全般のディレクションも担当している。


http://iidakazuna.com/
http://ameblo.jp/kznkzn/


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2010.04.20 Tuesday

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PMKen


P.M.Ken cross point


2010年5月14日(金)- 26日(水)11:00-20:00


様々な分野でグローバル化が進んだ現代社会では、ジェット機で何時間も飛ぶほどに遠く離れた異境の地であっても、日常空間や消費生活のリアリティの上では、さほど隔絶されてはいません。よく似た文化が複雑な影響関係を経て各都市に根付いており、異国情緒に浸るのにも軽い苦労が伴うほどです。コマーシャルフォトグラファーとして活躍するP.M.Ken氏は、折に触れて海外の街を旅する中で、そうした今日の都市像に着目して作品に置き換えることを始めました。本展はその成果を公開する初めての個展となります。


海外の街と東京の街のシティスケープをデジタルカメラで収め、合成加工を施して新しい風景写真として再生する。それが「cross point」シリーズです。この中では、東京のストリートが世界各地と隣り合わせになり、街や人々は時空をさりげなく交差して、異文化は互いに流れ込み合います。「それぞれの国や文化から生まれたものが海を越え融合し、ユニバーサルな価値が日常に溢れている」、P.M.Ken氏はそんな実態を象徴的に、リアルな視覚体験として具現化しようとしました。


誰しも旅の途中で無意識に想像するリアリティのワープ。それがあたかも建築写真のように精緻なシティスケープに置き換えられ、戯れのコラージュや妄想を遠く超えた驚くべき世界観を示しています。これらを目撃した後においては既存の街のほうが「遺跡」のように感じられるかも知れません。本展では、印画用和紙を使ったアイリスプリントによるモノクローム作品、約20点が展示・販売されます。



P.M.Ken フォトグラファー


1990年、東京造形大学卒業後、フリーのフォトグラファーとして独立。96年、初めての個展を開催。この頃よりMacとフォトショップを駆使した合成写真に取り組み始める。その独特のスキルとアイディアで、「VOGUE」誌や、Dior、M-floなど、ファッションとミュージックビジュアルの分野を中心に国内外で活躍中。2005年と2008年にストアイベント「one night digital photo show」をAPPLE STORE GINZAにて開催。2006年、Photoshop Worldにデモンストレーターとして出演。


http://www.pmken.com


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2010.04.07 Wednesday

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TENKI


三田真一 with TENKI 連続の断片


2010年4月30日(金)- 5月12日(水)11:00-20:00


TENKIは、スタイリストの三田真一、ステインアーティストの土屋秋恆、ファッションデザイナーのスズキタカユキによるユニット。二次元、三次元、ファッション、アートなど、ジャンルや概念にとらわれずに「美しさ」を追求し、革新的な独自の表現活動を続けています。


本展はTENKIが「Art Fit」と題し三部構成で行ってきた展覧会の第三弾。第一弾は土屋秋恆ディレクションにて「tawami」(09年12月)、第二弾はスズキタカユキのディレクションにて「重【e】」(10年2月)を開催しましたが、本展は三田真一のディレクションによるものとなります。


タイトル/テーマは「連続の断片」です。一本一本の木によって構成される森は、時にそれ自体が巨大な一本の樹木のように見えることがあります。また個々の樹木を構成する枝葉も樹木のような形をしています。一般にフラクタル現象と呼ばれる、こうしたミクロとマクロの共通する連続性に着目し、その真理を私たちの生活環境の中へと通じさせながら、断片的に表現しようとするのが本展の目論見です。作品はほとんど全て購入できるものになり、オリジナルTシャツなども販売されます。また本展会期に合わせ、ギャラリー階下のSPEAK FOR SPACEでも、TENKIのこれまでの足跡が一望できるアーカイブス中心の展示も行います。



三田真一 スタイリスト


1995年、スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、97年からスタイリストとしての活動を開始。その翌年渡英、ロンドンを拠点としヨーロッパの雑誌、広告を中心とした活動を経て、2001年帰国後、ファッション誌、広告、ミュージック・ビジュアルなどを多数手がけ現在に至る。


http://www.shinichi-miter.com/


土屋秋恆 ステインアーティスト


南北墨画会師範。1992年斉藤南北氏、寺山南楊氏、両氏に水墨画を師事しわずか2年という異例の早さで師範となる。2009年、全国水墨画研究会合同展(日中合同公募展)大賞を受賞。その他、Christian Dior、TOMMY HILFIGER、LEXUS、VISA、NOKIA、CHIVAS REGALなど世界各国で開催されたトップブランドのVIPパーティにてライブパフォーマンスを披露。


http://www.kusindo.com/


スズキタカユキ ファッションデザイナー


1975年愛知県生まれ。東京造形大学在学中に友人と開いた展示会をきっかけに映画、ダンス、ミュージシャンなどの衣裳を手がけるようになる。2002-03A/Wからsuzukitakayukiとしてブランドを立ち上げ、2007年より東京コレクションに参加。2008年からオーガニックコットンに特化した「ikkuna_suzuki takayuki」や、企画・コラボレーションライン「toha」をスタート。


http://www.suzukitakayuki.com/


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2010.03.10 Wednesday

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chochin


ミック・イタヤ 提灯


2010年4月2日(金)- 28日(水)11:00-20:00


星や天使、神話的なファンタジー世界など、ロマンティックで洗練されたアートワークで知られるミック・イタヤ氏。カセットテープ付きの雑誌「TRA/トラ」や、架空の国=ステラ王国を舞台にしたプリンセス・ステラをモチーフにしたプライベートブランド「STELLAFINE/ステラフィーネ」のプロデュースなど、画家、デザイナーの範疇を超えた包括的な世界観の創出とさえ言える仕事の数々は、メディア界やデザイン界に大きな影響を与えてきました。


その彼が近年、興味を深めているのは、幽玄や禅味など和の美、日本の伝統工芸と自らの本質を融合させることです。彼自身、古くから提灯の産地として伝統ある水戸の生まれであり、幼なじみが提灯製造問屋「鈴木茂兵衛商店」を営む縁もあって、オリジナルデザインによる「夜梅提灯」を2009年、偕楽園好文亭で発表。機能美に溢れ、インテリアデザインとしてもユニークなその作品は大きな話題を呼びました。


本展は、その話題さめやらぬうちに構想を進化させ、形にした新作を一堂に紹介するものです。イタヤ氏は、提灯のあかりの「あたたかさ、生き生きとした魅力」に、ユニバーサルで新しいアプローチの余地を読んだと言います。暗闇の中で、ほっとする気持ちを与えられる"灯のコミュニケーション力"を鍵として、現代的な感覚を持ったインテリアやオブジェ、さらには身につけるアクセサリーとして提灯を捉え直しました。


個人宅のインテリアにマッチしそうな大小の新作40点あまり。さらにアクセサリーやグッズ類なども含め、GALLERY SPEAK FORの空間にインスタレーションされます。いずれも数千円〜約5万円以内の価格帯で購入できるものが中心です。和の美意識がもっと羽ばたけるファンタジー。そんなイタヤ氏らしい世界観を会場全体で体感いただけることと思います。


企画協力 : 株式会社 鈴木茂兵衛商店


【ギャラリートーク開催】
2010年4月2日(金)19:00(〜19:30)
作品解説=ミック・イタヤ 聞き手=菅付雅信(編集者)



ミック・イタヤ ビジュアルアーティスト


多摩美術大学卒業後、フリーランスのイラストレーター、デザイナーとして独立。80年代のカセットマガジンTRA/トラや、90年代のプライベートブランドSTELLAFINE/ステラフィーネなど、メディアを横断するアートワークとプロデュースで注目を集めた。CDアルバムや本のデザイン、アートディレション、テキスタイル、ファッションやグッズなどのプロダクション、映像や音楽活動などを多彩に展開中。2009年夏、軽井沢・田崎美術館にて「コロナ」展を開催。


※『DEFRAG』でのミック・イタヤさんのインタビュー映像は、こちら


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2010.03.03 Wednesday

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devil


デビルロボッツ CUTE & EVIL HISTORY


2010年3月19日(金)- 31日(水)11:00-20:00


90年代後半の大人向けキャラクター&トイ・ムーブメントに衝撃的な一石を投じたのが、デビルロボッツの「トーフ親子」でした。万人がかわいいと認める、それまでのステレオタイプなキャラではなく、崩れそうな質感の「トーフ」に、奇想天外なストーリーのかけ合わせ。一躍「ゆるキャラ」「脱力キャラ」として注目され、アニメ、KUBRICK、カプセルトイなどトイ業界に新しいマーケティングを持ち込みました。


トーフなのに冒険的。そんな相反するもの同士の融合点作りはデビルロボッツの得意技です。怖さが裏から引き立てるキュートさ、平面からフラッシュアニメが立ち上がり、トイなのにアートのテンションがある。「スーパーフラット」以後の現代アートから遠く飛び立ち、リアルマーケットを突き動かしながら踏み込む作品づくりは、海外でも広く支持されています。


本展は、そのトーフ親子をはじめとするデビルロボッツの"神話"を解き、アートとして捕捉し直すものです。これまでの代表作をコレクションするだけでなく、マンガやアニメ制作の裏側にあった手描きのラフスケッチなどを織り交ぜて創作の息づかいを伝えつつ、数々のお宝トイやグッズなどとともに販売します。GALLERY SPEAK FORによる「HISTORY」シリーズの第2回です。



デビルロポッツ デザイナー / 映像クリエイター / アーティスト


キタイシンイチロウ率いる5人で構成するクリエイティブチーム。1997年に設立。キャラクター「トーフ親子」を発表し、2001年にメディコムトイよりKUBRICKとしてフィギュア化。その後アニメ化されDVDや絵本などに展開された。他にCDジャケット、アパレルブランドの広告デザインや、テレビ番組のオープニング、ジングルなどの映像を手がける。パリのcoletteを含む海外各所での展覧会も多数。


http://www.dvrb.jp/w/


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2010.02.19 Friday

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ukai


ジェリー鵜飼 HOME ALONE


2010年3月5日(金)- 17日(水)11:00-20:00


90年代以降、グローバルな視野を持ちつつ狭い領域を掘り下げて楽しむ、そんなグローカルカルチャーが注目されてきましたが、ジェリー鵜飼(うかい)氏の手から生まれるグラフィックの数々は、そのエッセンスで人々を魅了してきました。


乾いたアメリカンポップ・ミックスを持ち味としつつも、固有の型にはまらず、ファッションやデザインだけでなく、スケートボードから格闘技などローカルイシューの潮流にも、個人の自由なフットワークを活かして積極的にリンク。フリーペーパー「bock」の元編集長であり、雑誌「TOKION」のアートディレクションも手がけた彼は編集者的な才覚と経験も豊富で、時に、五木田智央、神崎潤子、湯沢薫ら多彩なアーティストとユニットを組み、ミクロなアクティビティでマクロなトレンドに矢を引いてきました。


本展では、デザイナーやユニットとしての活動で隠れがちな鵜飼氏本人のクリエイションにフォーカスを当て、初めての個展として組み立てるものです。これまで手がけたドローイング、デザインコラージュ、立体作品などアーカイブをリプリントして展示する他、マコーレー・カルキン主演の映画「ホームアローン」('90)からインスピレーションを得た新作シリーズも紹介します。Tシャツや雑誌、グッズ類など、過去の希少な「名作」も収集して展示・販売いたします。



ジェリー鵜飼 デザイナー / アーティスト


静岡県出身。1995年、アーティストの五木田智央とともにデザインユニット「ADS」を組む。解散後はデザイナー、アーティストとして活動中。ヤン富田、LITTLE CREATURES、SPECIAL OTHERS、369などのCDジャケット、FINAL HOME、PAUL & JOE、MARC JACOBS、JOURNAL STANDARDなどの広告やパンフレット類を手がけて来た。スタイリスト岡部文彦が主催するVALLICANSに加入し野外活動も積極的に取り組みだしている。


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2010.01.30 Saturday

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imajo


今城 純 over the silence


2010年2月19日(金)- 3月3日(水)11:00-20:00


風景は多様な思いの受け皿です。十人十色の声なき風景写真は、それぞれの「生」の証明となる写し絵であり、時に私小説を読むような興奮さえ与えてくれます。


今城 純氏の撮る切ないまでに美しい風景は、光の"テクスチャー"や、"気"の力という、言葉では決してカバーできない領域への確信が支えているようです。風景や人々、それを包むオーラまでも損なわないよう、一つずつ丁寧に採取し、虚無にも静かに耳を傾けます。詩情を映画のごとく描きとめる天性の優しげな美意識も魅力ながら、凪の状態のままに封じ込められた光たちが、見る者の胸で一気にほどけて大きな風となる、そんな動的な解放力も持ち合わせています。


本展も今城氏らしい、静寂をモチーフにしたシリーズです。初めて冬の写真だけで構成する約40点の風景写真。昨冬、彼がスウェーデンからドイツ、エストニアまでを旅した際の新作です。いやおうなしに自己の本質と向き合う一人旅。通り過ぎる街々で、静寂が張り付いた名付けようもない光景に向き合いつつ、冷たく澄んだ空気の奥底に、彼は孤独のフィルターを通してこそ感応できる、確かな暖かさを見いだしていきます。冬のシチュエーションは、彼の写真美をより一層、研ぎ澄まし顕在化させています。


写真集「over the silence」 2010年3月発売
定価 : 3,990円(税込) 仕様 : 210x270mm 3冊セット
発行 : TYPHOON BOOKS JAPAN



今城 純(いまじょうじゅん)フォトグラファー


1977年埼玉生まれ。日大芸術学部卒。横浪修氏に師事後、2006年よりフリーランス・フォトグラファー。数多くのファッション誌やアパレル広告・カタログ、CDジャケットなどを手がけている。写真集に「TOWN IN CALM」「ATMOSPHERE」があり、07年9月には表参道ヒルズ・ギャラリー同潤会にて写真展を開いた。


http://www.jun-imajo.com/


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2010.01.15 Friday

過去の展示

UFACE


TAKAO OSHIMA U FACE


2010年2月5日(金)- 2月17日(水)11:00-20:00


1995年に渡仏し、パリでフォトグラファーとしての基盤を築き上げたオオシマタカオ氏。その後、東京とパリというかけ離れた2つの都市を自らの「個」の力でつなぎ留めながら活躍し続けています。


その彼をずっと魅了してきたのが、ポートレートとアーバンランドスケープ、この2つのかけ離れたモチーフでした。カメラを手に間近で見えてくるヒトの生々しい動物的なまでの個性の深みは、ポートレート撮影の醍醐味であり、片や、古来から宗教建築がヒトの業の小ささを教え説いてきたように、ヒトは環境の一部分という覚醒を与えるのが、アーバンランドスケープの妙味です。彼は、ある雑誌でのフォトストーリー制作をきっかけに、この「真逆なフォルムの対比」にのめり込んで来たのです。そこには、内面作用と外面作用、有機物と無機物など、様々な対比をめぐる思索の宙が横たわっています。


本展はまさにそのテーマのひとつの結実となるものです。「U FACE」とはUrban Faceの意。都市と人、その風貌の対比やリンクを試みるダブルスケッチを意味します。ポートレートは彼が東京とパリで出会ってきた俳優たちや映画監督、デザイナーやDJなど、モノクロームで撮りためてきた中でセレクションされた約17点。ランドスケープは東京とパリのグラフィカルなカラー写真、約16点です。異文化の間を行き来しつつ、膨大な量の人物との対峙を続けて来た、オオシマ氏だけが写真で綴れる「私的な都市ノート」は、多くの人々へ甘美な挑発をしかけてくれるでしょう。


ポートレート : 北野武、菊地凛子、浅野忠信、松田龍平、香椎由宇、梶谷好孝、Dexpistols、Bruno Dumont、Charles Berling、Joana Preiss、Ania Chorabik、Paul Hamy、Christian Cronin、Mireille L’amie、Lorenz Baumer、Doome(順不同)


協力 : 株式会社EASTWEST


写真集「U FACE」 2010年2月上旬発売
定価 : 2,940円(税込) 仕様 : A4変形 56ページ 限定500部 
アートディレクション : 浜田武士
発行 : TYPHOON BOOKS JAPAN 写真展会場にて先行販売



オオシマタカオ フォトグラファー


1967年横浜生まれ。94年に渡英し、London college of fashionのショートコースと独学で写真を学んだ後、95年渡仏。Paris Pin Up Studio、フリーランスアシスタントを経て99年に独立し、2005年から東京でも活動を開始した。おもに海外、国内のファッション雑誌でのファッションストーリー、人物ポートレイト、カタログ、広告などを手がけている。


http://www.takaooshima.com/


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2010.01.08 Friday

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anekawa


姉川たく 理想論(砂糖多めにしておきました)


2010年1月22日(金)- 2月3日(水)11:00-20:00


受け手の好奇心へと訴えかける独特なアピール力をもって共感の輪を広げてきたのが姉川たく氏でした。デザインやイラスト、ゲーム、アニメーションなど、分野を区切らず活動してきたのは、既存のプラットフォームに収まらない着想の"遊泳"を選んできたからであり、そうした彼の本質にクライアントが刺激されてきたからでした。テレビ番組『ポンキッキーズ』や『みんなのうた』の映像などは、彼の表現の「こども力」とも言うべき総合的な魅力が生きた傑作の代表例として知られています。刺繍とシルクスクリーンを用いた作品創作でもアーティストとしての才覚をあらわし、内外で高い評価を得てきました。


本展は、そうした様々な姉川氏の表現の中でも、一番の"川上"=手に最も近いイラストレーションの世界にフォーカスするものです。彼自身「内部からの発露が勝手に(イラストの)線になる」といいます。線は彼の創作の深奥と私たちの五感とのダイレクトなバイパスです。「いろいろな価値観をもった生物が俄然イキイキと暮らす。ぼくの描くイラストレーションは、突き詰めると、このことしか描いていないと思う。それは、ぼくが理想とする世界」と姉川氏。自身の内側で「行き場を失ったままになっている」、その世界のイメージを手で拾い集めて生まれるのが本展の作品です。


シューズブランド、alfredoBANNISTERとのコラボレーションで姉川氏のイラストがあしらわれた靴とバッグが2010年春夏コレクションで発表されます。本展では特別に20型ものオリジナルシューズも展示されるなど、立体的な展示をお楽しみいただきます。


企画協力 : 株式会社アバハウスインターナショナル


【ギャラリートーク】
2010年1月22日(金)19:00(〜19:30)
作品解説=姉川たく 聞き手=八巻涼子(alfredoBANNISTERデザイナー)



姉川たく アーティスト


1970年生まれ。神戸芸術工科大学大学院卒業。99年に東京へ拠点を移し、「NHK みんなのうた」など映像、アニメーション、ゲームなどのクリエイターとして活躍。2002年から刺繍とシルクスクリーンを使ったアートワークにも着手し、国内外から注目を集めている。08年に個展「秘密の寓話」展(NANZUKA UNDERGROUND)を開催。


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2009.12.22 Tuesday

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Martin_pr


Martin Holtkamp HANAMI


2010年1月8日(金)- 1月20日(水)11:00-20:00


外国人フォトグラファーたちの撮る日本、それは日本であって日本でないような、不思議な発見を私たちに呼び込んでくれます。渋谷のスクランブル交差点も、彼らが驚きをもって目を見開く様子を知らなければ、私たちにとってはただの普通の日常風景でした。部外者こそ本質的な面白さを見抜くものです。


90年代初めのロンドンで先鋭的な日本のカルチャーに興味を持ち始め、写真を撮り続けてきたマーティン・ホルトカンプ氏は、そうした"知日派"フォトグラファーたちの先駆的な存在です。「オタク」「たまごっち」から「メイド喫茶」などまで、彼のファインダーや実体験を通して海外へ広められたユースカルチャーは数多く、それを泥臭いドキュメンタリーとするのではなく、独特の醒めた色彩感やウィット、慈しみの念を持って捉える時、日本の今が欧米へも確かな実感として伝わってきたのです。ロンドンにいても東京にいても、彼は異邦人です。容易に剥がし拭えない孤独感がそのスナップに魅力的なトーンを与えていることも見逃すべきではないでしょう。


本展は、日本で初めて彼の写真の魅力を本格的に紹介するものです。日本人には見えない瞬間や角度にも、まだたくさんの見所が隠されている、「HANAMI」という主題にはそんな確信が込められています。よりたくさんの人々に実作品を手にして欲しいという願いから、今回はインクジェットプリントを使ったパネル作品のみの展示とし、インテリアとして楽しめる小作品ばかりを制作しました。



Martin Holtkamp(マーティン・ホルトカンプ)フォトグラファー


1964年ドイツ生まれ。ベルリンで写真を学んだ後、ロンドンへ渡りフリーランス・フォトグラファーとして独立。『GQ』『i-D』『Experiment』などの雑誌で活躍する他、数多くのアパレルブランドや、Ninja Tuneなど音楽レーベルのために撮影を手がける。日本文化にも造詣が深く、2008年より東京在住。


http://www.ma-ho.com/


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2009.11.24 Tuesday

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gifts


CHOICES FOR GIFTS


2009年12月11日(金)- 26日(土)11:00-20:00


GALLERY SPEAK FORでは金曜日から翌々水曜日まで、2週間ずつ新しい展覧会を次々と開催しています。契約作家や常設スペースを置かず、会期が変われば100%新しいアーティストの世界に生まれ変わるというポリシーには、良さもありますが、興味を持っていただいた作品を再度見ていただけなくなるという難点もあります。


そこで今回、今年最後の会期にあたり、過去に展示した人気アーティストのベストチョイスを厳選して集めるスペシャル展を行います。ただの再入荷ではなく、会期中人気を集めた作品で、かつギフトシーズンにちなんで、アーティストたちからギフト好適品としておすすめできる小さめの作品、デスクトップアートなど約50点を展示いたします。それぞれの個展中に注目度の高かった関連雑貨や衣類・書籍などもご紹介。おおむね数千円から約3万円台までの予算でお買い求めいただけるよう、プライス面からもアイテムを絞り込みます。本展この機会に限ったサービスプライスもいくつか設定いたしますので、アートのアウトレット・マーケット的な感覚でお楽しみいただけることでしょう。通常会期と違って、壁の展示作品を買ってすぐお持ち帰りいただけるのも初めての仕組みです。


会期中は建築家、橋本尚氏(リビングタイプ)がクリスマスシーズンを演出する空間インスタレーションを手がける他、ギフト用ラッピングもご用意いたします。


出品アーティスト : 松尾たいこ/村上周/内田文武/熊谷直子/福津宣人/はまのゆか/木寺紀雄/パユン・ワラシャナナン/サイトウユウスケ/形部一平/マーク・ニュートン/笹原清明/アリシア・ベイ=ローレル/白根ゆたんぽ(順不同)


【プルンニーのバッグ】
パユン・ワラシャナナン展で好評を集めた文具ブランド「水縞」との縁から、同デザイナーの人気プロダクトブランド「phrungnii」(プルンニー)のバッグを紹介するコーナーも設けます。取手と袋部分が取り替えられるアーティスティックなコンセプトのバッグも贈り物としておすすめです。

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2009.11.10 Tuesday

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kimura_pr


木村タカヒロ 顔の中の夢


2009年11月27日(金)- 12月9日(水)11:00-20:00


ビリビリに破った顔写真をカットアップするように再構成コラージュして着彩し、全く新しい顔面を創造する、という木村タカヒロ氏の「顔面画」は、一度見たら忘れられないインパクトを放っています。約20年前、人間の顔の魅力に覚醒し、それ以来モチーフとしてこだわり続けてきた彼が、そのスタイルを決定的に確立したのが1999年の「顔破(がんぱ)」のシリーズでした。イラストレーションの領域を打ち破って、コンセプチュアルアートの妙美までを感じさせるそのシリーズは、2000年、渋谷パルコギャラリーでも夥しい数をもって展開・展示され、大きな話題を呼びました。


2001年以降はさらに顔面への希求が進化。「キムスネイク」の名でコラージュアニメーションの制作も手がけるようになり、一枚絵による顔面画は変幻自在な動きという新しい命を吹き込まれるようになったのでした。その後、多くのオリジナルキャラクターを作り出すなど、多彩な表現活動を続けている木村氏。英国最大の映像のフェスティバル「ワン・ドット・ゼロ2009」にて動画作品「BORN to BONE」が上映されるなど、国際的な活動も増えてきました。


そんな彼が本展で挑むのは、自身の原点に立ち返ること。「私はずっと、顔の中で夢を見ていたのかもしれない--」。そうした思いがそのままタイトルとなっています。全て新作のコラージュ作品を約30点あまり。動画制作で会得した時間軸による多面性を、いま一度、絵画の中へどう封じ込められるか。そのチャレンジになります。コラージュ柄オリジナルシャツも販売いたします。顔というモチーフは、「創発の快楽であり、自分の内側を映す鏡であり、森羅万象の集約」と言い切る木村氏。その水先案内によって、見るものも自らの根源を突き動かされ、新しい宇宙へと羽ばたく体験を得られるかも知れません。


【トークショー開催】
2009年12月4日(金)開場18:00 開演18:30
出演 : 井上晃一(映像クリエーター)×木村タカヒロ



木村タカヒロ イラストレーター


セツ・モードセミナー卒業。人間の顔面をメインモチーフに、多彩な表現法を駆使して独自の世界を展開。近年は「キムスネイク」として、キャラクター、アニメーションの分野にも進出。フジテレビ「ザ・ベストハウス123」のアニメーションだけでなく、今年はロックバンドGLAYの15周年コンサート用アニメーションを手がけたことでも話題を呼んだ。父は伝説のアニメーター・木村圭市郎。


http://www.faceful.org/


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2009.11.04 Wednesday

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shirane


白根ゆたんぽ YUROOM HISTORY


2009年11月13日(金)- 25日(水)11:00-20:00


古き良き時代のアメコミ・スピリットを受け継ぎながらも、絵画的なアプローチによるポップと、独特なユーモアやアイロニーを提示してきた、日本の「塗コミック」派の流れ。その上に90年代前半、鮮やかに登場して"川幅"を広げた一人が白根ゆたんぽ氏でした。デジタルでなく手描き、欧米風でなく和風の、乾いた笑いを盛り込みつつ、時に現代美術を思わせる深くシュールな魅力にも富んだ彼の作品は、雑誌や書籍の読者はもちろん、エディターやアートディレクターたちのアンテナを刺激し続けてきたのです。東京カルチャーの転換点には、しばしば彼の絵が絡んできたといっても過言ではないでしょう。最近では、真心ブラザースやRIP SLYMEらのCD、DVDジャケットを手がけ、ファン層をますます広げています。


そのデビューから現在まで、彼の歩みを振り返ることで東京のクリエイティブ業界の変遷を別の視点からトレースできるのでは、と考え企画されたのが本展です。第10回ザ・チョイス年度賞優秀賞を受けたレアな作品から、数多くの個展、グループ展で発表されてきた多彩なキャンバス画、コラージュ、立体作品などまで、手描き時代の作品を中心に、ファンがもう一度見て買いたかった"蔵出しの名品"ばかりを白根氏の自薦により構成いたします。近過去へのひとときのトリップと新鮮な再発見に満ちた、絵の「アトリエセール」をぜひお楽しみください。


アート売買市場に新しい風を吹き込もうとする、GALLERY SPEAK FORからの提案「HISTORY」シリーズの第1回です。


【ギャラリートーク開催】
2009年11月13日(金)19:00(〜19:30)入場無料 予約不要
作品解説=白根ゆたんぽ 聞き手=都築 潤



白根ゆたんぽ イラストレーター


1968年、埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒業後、フリーのイラストレーターとなる。『POPEYE』『With』などの雑誌で挿画を連載中。他に書籍装画やCDジャケット、広告などで活躍を続ける一方、グループ展などにも積極的に参加。「工作バンドOBANDOS」の一員としてSUMMER SONIC '09にも出演を果たした。


http://www009.upp.so-net.ne.jp/yuroom/


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2009.10.16 Friday

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tsuruta


鶴田直樹 19 Rooms


2009年10月30日(金)- 11月11日(水)11:00-20:00


ファッション、写真集、雑誌、CDジャケット、そして広告、TV-CFにいたるまで、日本を代表するセレブリティ・ポートレイト&ファッションの巧者の一人として、鶴田直樹氏の活躍は日々刻々と広がっています。その中でも、卓越した技巧を継続的に堪能できて好評だったのが、『インビテーション』(ぴあ)誌で創刊号から約3年に渡って撮り続けた日本を代表する女優たちのポートレイト・シリーズでした。そのシリーズを核としながら、新たな撮り下ろしも含めてこのたび『19 Rooms』という写真集として刊行されるのです。


テクノロジーの進歩とともに、近年はハンディなカメラでのスナップ写真で被写体との親密感を前面に出そうとするポートレイト写真が増えてきましたが、鶴田氏が意図しているのは、自身のライティング技術を使ったデリケートなまでに構築された一瞬。特に『19 Rooms』は全て屋内撮影によるもので、全ての点で被写体との近さにこだわり、19人との密室が表現されています。優れた技術によってなし得る「濃密な近さ」と、女優たちのプライベート感覚溢れる肢体の魅力が両立した世界であり、日本のセレブリティ写真の新しい次元を示すものと言っても過言ではないはずです。


本展では、写真集『19 Rooms』を限定数、先行発売するとともに、女優たちのアプルーバルのもと、一部プリントも販売いたします。


被写体:蒼井優/麻生久美子/飯島直子/池脇千鶴/板谷由夏/吉瀬美智子/黒沢あすか/小雪/SHIHO/戸田恵梨香/永作博美/中島美嘉/中谷美紀/広末涼子/堀北真希/真木よう子/松雪泰子/観月ありさ/宮韻△い(五十音順・敬称略)


写真集「19 Rooms」
編集:菅付雅信 アートディレクション:中島雄太(DR.) 
定価:3,675円(税込) 発行:赤々舎 tel:03-5620-1475



鶴田直樹 フォトグラファー


1958年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。APA賞、毎日広告デザイン賞など受賞。多くの広告写真を手掛け、TV-CFやエディトリアル、ファッション、CDジャケットなどで幅広く活躍している。。


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2009.10.02 Friday

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Murakami


村上 周 IMPROVISATION


2009年10月16日(金)- 28日(水)11:00-20:00


地球のあちこちへと旅した自らの体験をもとにしながら、シティスケープや人々の感触を全く新鮮なスケール感で表現する、オーソドックスかつ斬新な版画やコラージュで一躍注目を集めた村上周氏。近年は平面だけの表現から発展し、彫刻やオブジェ作品、ブランドプロデュースなど、総合的な視覚表現へと創作スケールを膨らませ続けています。昨年の個展「Original Mix」においては、初期の版画・コラージュ表現を総括しつつ、より自由な表現を希求する新しい自分への序章をかいま見せていました。


本展は、その後に進化した彼自身の姿が吐露される機会となりそうです。なお人気が高いシルクスクリーンによる絵画シリーズだけでなく、「即興」という語を表題としたように、「2009年に感じた色やイメージ、音などを自分の直感でコラージュし、全く予期しない表現結果を楽しむ技法をテーマにしたい」と村上氏は言います。予定調和的に、戦略的に落とし込んでいく作品制作とは違って、心が絵筆を動かす、感覚的に「いい」と思える抽象画の世界。そんな最近採れたての絵も展示されます。時に爽快で時にシュールな彼自身の話法が、器楽の自由演奏のように楽しく受け止められることでしょう。


村上氏の創作スピリットを反映させたプロダクトブランド「amabro」にも、有田焼き絵皿などのニューアイテムが数多く生まれており、その新作コレクションも存分にお楽しみいただきたいと思います。



村上 周(むらかみあまね)アートディレクター/アーティスト


1975年生まれ。神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科在学時にシルクスクリーンと出会い、イラストレーション、グラフィックデザインを学ぶ。同大卒業後、創作活動を始め、またアートディレクターとして、エゴラッピン、上田ケンジなどのCDジャケットや、coffee and milk, sisii, Rouge Vifなどのファッションカタログなどを手がけている。


http://amanemurakami.com/
http://amabro.com/


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2009.09.15 Tuesday

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alicia


アリシア・ベイ=ローレル Living on the Earth, and Beyond


2009年10月2日(金)- 14日(水)11:00-20:00


アリシア・ベイ=ローレルは1949年、整形外科医の父と彫刻家の母の間に生まれました。母親の影響でボヘミアンな生き方に憧れていた彼女は、高校卒業後、ヒッチハイクの旅に出ます。そうしてたどり着いたのが、カリフォルニアの北部にあるウィラーズランチ、いわゆるコミューンでした。


当時、ランチには100人ほどの自由人が、畑を作り、牛や馬を飼って生活していました。電気も水道もない森のなか、それぞれがやりたいこと、やるべきことをしながらの暮らし。右も左も分からない彼女は、少しずつそこでの生活を覚えてゆきます。そして、ランチでの自分の役割を見つけます。それは、得意の絵と文章で、自然のなかで生きる手引き書をつくること。そうしてできあがったのが1970年の名著『地球の上に生きる』です。野外での飲み水の集め方や食糧の貯蔵法、せっけんの作り方や薬草の利用法、友達を空へ送る方法や自宅出産……。「地球の上に生きる」には、人が自然のなかで暮らしていくための叡智が詰まっています。この小さな森の生活手引き書は、ヒッピーのバイブル『WHOLE EARTH CATALOG』を創刊したスチュワート・ブランドの目に留まり、たちまち大ヒット。以来、アリシアはアーティスト、ミュージシャンとして独特な活動を続けており、近年のエコムーヴメントの中で熱く再評価されているところです。


本展では『地球の上に生きる』の原画を展示する他、昨年両親を同じ日に亡くすという不思議な体験をした彼女が、大切な人たちの死をテーマに描いた新作ドローイング「Beyond living」を日本初公開します。また本展に際し、作家本人が来日する予定です。



Alicia Bay Laurel(アリシア・ベイ=ローレル)アーティスト/作家/ミュージシャン


1949年、米カリフォルニア州生まれ。ヒッピーカルチャーを牽引したコミューンのひとつ「ウィラーズランチ」での生活体験から、自然の中で生きるための手引き『地球の上に生きる』を70年に出版し大反響を呼んだ。以来、ドローイングや音楽でスローライフの思想を伝え続ける。今夏のap bankフェスにも参加。『地球の上に生きる』は草思社より発売中。


http://www.aliciabaylaurel.com/myjapanhomepage


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2009.09.04 Friday

過去の展示

matsuo_kojiki


松尾たいこ 紫野行き標野行き


2009年9月18日(金)- 30日(水)11:00-20:00


角田光代、江國香織、スティーブン・キングら人気作家の著作をはじめ、年に約50冊ものペースで書籍・雑誌の装画を手がけるなど、松尾たいこ氏は98年のデビューから10余年、常に日本のイラストレーション界のヒットメーカーとして注目を集めてきました。伸びやか、かつ繊細な筆致が、ある時はヴィヴィッドな色彩によるフュージョンを奏で、ある時はシックな色合いで謎めいたファンタジーを囁きます。一度見たら彼女だとはっきり分かる作風ながら、その絵でしか語れない複雑なイメージ/カルチャーがあり、そこに多くのクライアントが魅せられてきたのです。


松尾氏の最近の人気シリーズに「和風」モチーフのものがあります。もともと無国籍フレーバーを放ち、翻訳書の装画などを手がける機会が多かった彼女に、和の世界との決定的な出会いを与えてくれたのが「日本の古典をよむ」シリーズ(小学館)の装画の仕事でした。「古事記」「日本書紀」から始まり「源氏物語」「風姿花伝」や松尾芭蕉まで、有名な古典作品を読みやすい現代語訳で集め、2007年から毎月1冊ずつ刊行されてきた大好評シリーズの全カバーを担当。鶴や龍、丁髷の人物など典型的な和のモチーフや日本的情景を、色彩豊かでファンタジックな松尾たいこの世界の中で受け容れ続け、このシリーズの趣旨を鮮やかに提示してきたのです。


今回の展示は「日本の古典をよむ」全20巻の配本完結を機に企画されました。「万葉集」の歌から取った、ビジュアルで詩情豊かな一節をタイトルとし、同シリーズの表紙を飾った原画全20点のみならず、折に触れ発表してきた和ものの作品も展示・構成。限定品のオリジナル帯や手ぬぐいなど楽しい和装アイテムも販売されます。彼女へ新しい境地を切り拓かせてくれた和の世界の奥深い魅力と、それを受けとめて進化した松尾たいこワールド、双方の醍醐味を味わえる機会となるでしょう。


協力:小学館


<トークショー開催>
日時:9月25日(金)開場18:00 開演18:30(〜19:30)
出演:井上荒野(作家)× 永江 朗(フリーライター)× 松尾たいこ



松尾たいこ アーティスト/イラストレーター


広島県生まれ。第16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。著作に「空が高かったころ」、江國香織との共著「ふりむく」、角田光代との共著「Presents」がある。手がけた書籍装画に「奇想コレクション」シリーズ、「日本の古典をよむ」シリーズ、「スティーブン・キング」シリーズ、横山秀夫「クライマーズハイ」、桐野夏生「白蛇教異端審問」、カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」など。その他、雑誌、広告、ジュエリーデザインなど活動は多岐に渡る。


http://taikomatsuo.jimdo.com/


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2009.08.05 Wednesday

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sasahara


笹原清明 eye


2009年8月21日(金)- 9月16日(水)11:00-20:00


ファッション誌や音楽誌で活躍するフォトグラファーでありながら、Spangle call Lilli line(SCLL)のギタリストとしても活動することが、笹原清明氏の独特な表現世界を特徴づけてきました。彼の写真は、常に洗練されたニュートラルスタンスの美学に貫かれています。無為にやり過ごすニュートラルではなく、静かに立ち止まり、対象ひとつずつと丁寧に対峙するニュートラル。それらの波動と自己のエモーションとの共鳴の起伏をデリケートに告白してみせます。かたやSCLLの、様々な音楽ソースが流れるようなレイヤードを織りなし、自然体でスタイリッシュに音響化された楽曲群は、映画や写真のピクトリアリスムを思わせます。


写真と音楽、2つの表現手法を並行して使い分ける感覚について、彼は「頭の中にある美しいものの漠然としたイメージを、写真や音符を使って具現化しているだけ」と言いますが、受けとめる側へ、目を「澄まし」耳を「こらす」ようなスリリングな愉しみを与えずにはいません。


本展は、SCLLの結成10周年記念ライブを収録したLIVE DVD「SCLL LIVE」のリリースを記念して開かれるもの。DVDには笹原氏の撮りおろし写真集が同梱されており、写真展としてそのオリジナルプリント、約30点が展示されます。「自分の眼が気持ちいいと感じたもの、美しいものの象徴として自然と浮かび上がってきたものを撮った」と笹原氏。森や海、女性や街など、詩的なモチーフたちをマットなモノクロームでまとめることで、彼の表現のエッセンス、イメージ作りの作法が、よりくっきりと蒸留されています。静寂から生まれる微かな揺らぎ、ざわめき、そしてまた訪れる凪(なぎ)の時へ。硬と軟、静と動をエディットすることで、見る側の脳内イメージの満ち引きを、音なき音で巧みに誘い出してみせるのです。


ギャラリーでの写真インスタレーションを背景に、Spangle call Lilli lineによるアコースティックライブも一度だけ開催。音と写真によるアンサンブル空間をお楽しみいただける絶好の機会です。


Spangle call Lilli line「SCLL LIVE」発売
2009年1月31日に渋谷duoにて行われたSCLL10周年記念ライブを収録したLIVE DVD作品(全13曲)に、笹原清明氏の撮りおろし写真集がセット。1500部限定 1500円


Spangle call Lilli lineによるアコースティックライブ
日時:8月28日(金)開場18:00 開演18:30(〜19:30)
会場:GALLERY SPEAK FOR
定員:先着60名(予約制)入場料:500円



笹原清明(ささはらきよあき)フォトグラファー


1975年生まれ。99年、東京造形大学卒業後にフリーランスのフォトグラファーとして活動を始める。『Number』『SWITCH』『JILLE』『mini』などのファッション誌、音楽誌や広告写真を手がけている。音楽バンドSpangle call Lilli lineのメンバーとしても活動中。これまで7枚のアルバムと1枚のベストアルバムをリリース。


http://www.sasaharakiyoaki.com/
http://www.lilliline.com/


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2009.08.01 Saturday

過去の展示

marke


Marke Newton HEADS


2009年8月7日(金)- 19日(水)11:00-20:00


パリをベースに世界各地の雑誌や広告、アートパフォーマンスに参加しているマーク・ニュートン氏は、スケートボード・カルチャー出身らしい軽快なアクティビティと柔軟な発信力で注目を集めてきました。特に人物ポートレートが特徴的で、時に油彩でクラシックに仕上げられた人物画を手がけ、またある時にはビビッドでサイケな色彩感が弾むカラーコラージュで人物が表現されます。


彼のモノクローム表現も実にユニークです。多くの場合、写真を撮って細部を記録し取り組むことになるモノクロームの人物画は、ドットの一つずつで対象が見事に表現されるまで、神経質な時間が費やされていく繊細な手わざによるもの。細部への執着の過剰さを、美しい余白で差し引くバランス感覚こそ彼の醍醐味で、その紙面に定着される人々はみな素顔のまま、「生きていること」に含まれる日常の気怠さや油断、虚心の瞬間を隠さないままに、決定的瞬間として整えられず宙づりにされ、エッセンスとして封印されているのです。第一線で活躍するファッションデザイナーたちのポートレートを描きおろし、昨年パリで開催した「ポートレート」展も大好評のうちに終わり、さらに精力的な創作活動を展開しているところです。


GALLERY SPEAK FORにおいては今後、彼の世界を2つの個展により紹介することになりました。1つの展示は今回。モノクロームドローイングを35センチ四方のグラフィックなインテリア用パネルとして提案するカジュアルな内容です。過去の代表作から近作まで、彼自身が選りすぐったチョイスがデジタルリプリントされます。2つめの個展は来年はじめを予定。カラー作品やペイント作品を中心に展示いたします。2つの展示を通して、その多彩でユニークなグラフィック世界を複合的に、ライブ感覚たっぷりに愉しんでいただけることでしょう。



マーク・ニュートン アーティスト


1973年、イギリス・バーンリー生まれ。リバプールのジョン・ムーア大学卒業。現在はパリをベースにアーティスト、グラフィックデザイナーとして活躍中。ファッションブランドの広告や「GQ FRANCE」などの雑誌、高橋幸宏、TURZIなどのCDジャケットを手がける。世界各地の個展、グループ展で作品を発表する他、ライブパフォーマンスも行う。


http://www.markenewton.com/


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2009.07.05 Sunday

過去の展示

gyoubu


形部一平  Strawberries


2009年7月24日(金)- 8月5日(水)11:00-20:00


形部一平氏は、90年代以降活性化してきたアメリカンコミックとアニメ、イラストレーションとの融合エリアの中へインディペンデントに参画しつつ、独自の絵づくりや多彩なコラボレーションワークで地道に評価を高めてきました。


彼の作品の魅力はグラフィックでポップな表層的要素もさることながら、作品ひとつずつの背景に細かく設計されたストーリーコンセプトが支えています。サイボーグ化されたクリーチャー、生態や嗜好物まで細かくイメージされたキャラクターなど、未来に対する少年のような憧れ、社会の深層を射抜くような鋭い空想力をもとに、描画ソフトを駆使しつつも、いにしえの漫画界に通じる作法で描かれており、見る者は一枚の絵を前にして、深い物語性の面白さに絡めとられていきます。日本のゲームやアニメに親しんで育った海外の人々をも虜にし、adidas japan 2002ワールドカップの広告など、メジャークライアントから数多くのコラボレーションオファーを受けている理由もその点にあるのです。


形部氏の絵は、時にキャラクターデザインとして、また時にはコマ割り漫画として発表、製品化されていますが、本展はアーティストとしての資質をクローズアップするものです。今年4月に米ポートランドのギャラリーの招きで開いた初の海外展を受けた内容で、「男が絶滅した後に到来する女だけの世界」をテーマに制作してきた「Strawberries」シリーズや、そこからさらに展開して生まれた大作"最後の晩餐"「LAST SUPPER」など、ポートランドで賞賛され多くのオーダーを集めたインクジェットコレクションを展示します。近年発表してきたフィギュアやプロダクツ類も合わせて紹介しながら、彼の創作の全体像と可能性にスポットを当てます。


協力:digmeout ART&DINER


【ギャラリートーク】
7月24日(金)19:00-19:30
作品解説=形部一平 聞き手 =姉川たく(アーティスト)



形部一平(ぎょうぶいっぺい)イラストレーター


1974年大阪生まれ。2001年よりフリーランスとして 雑誌や広告を中心に活動中。独自の近未来ストーリーから開発されたキャラクターグラフィックやイラストレーションが国内外で高い評価を受け、adidas、Sony、コナミ、日本コカコーラ、NIKE などクライアントワークも数多い。2009年4月、米ポートランドのCOMPOUND GALLERYで開催された個展が好評を集めた。


http://www.gyoubu.com/


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2009.06.28 Sunday

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uchida


内田文武  時間


2009年7月10日(金)- 22日(水)11:00-20:00


京都をベースに近年めざましい活躍を続ける内田文武氏は、現代美術らしいコンセプトと日本的な描画美を合流させたアートで高い評価を受けています。しばしば彼がモチーフにするのは、街=シティスケープです。それも気取った街並みや風光明媚な景色ではありません。ふだん誰でも徒歩や自転車で通りがかるような風景が選ばれ、それが彼の手によって電線の一本や木の葉の一枚まで繊細に描き留められる時、豊かでドラマティックな物語のとば口へと早変わりするのです。


物語は絵から溢れ出てくるものばかりではなく、見る側の心の写し絵でもあります。雑多な質感や色彩はいったん真空状態へと封じられ、影絵のように記号化されることで見る者のエモーションを柔軟に受けとめ優しく対話を始めます。また、巧みに整理されミュートされた色彩には、リアリティの裏で豊かにいきづいているイマジナリー空間へと私たちの背を押しやってくれるのに十分な弾力性があります。


2008年、世界的なクリエイター年鑑『LE BOOK』のニューヨーク、パリ、ロンドン版の装画を全て担当するなど、精力的な制作活動を加速させ、国際的にも高い評価を集めるようになった内田氏の世界を、ここ数年の代表作から選りすぐって紹介しようとするのが本展です。購入しやすい価格帯の作品から80号キャンバス作品まで約20点あまり。テーマは「時間」です。時の流れを停止し、風景も静物もただ美の存在として捕捉し直す絵筆のスキャンを経て、また再び永遠の命として時を刻み始める、そんな「時と時の間」に芽生えうるスリリングな転生のイメージ空間をお届けします。



内田文武(うちだふみたけ)アーティスト


1981年京都生まれ。京都造形芸術大学卒業。2006年、graf media gm(大阪)の「tenants」展などに参加。国内外で数々の展覧会を行う他、2007年には宮本亜門氏が演出を手がけたミュージカル「テイクフライト」にて舞台に投影される絵の制作を担当する。2008年には、2年に一度MoMAが開催する"デスティネーション:デザイン"に、作品4点が選定される。


http://www.amadoi.com/


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2009.06.18 Thursday

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yoneda


米田樹央  FIFTY


2009年6月26日(金)- 7月8日(水)11:00-20:00


おもにファッション誌や音楽誌、ファッションカタログなどで撮影を手がけている米田樹央氏は、クリアな画面構成と美しい色彩表現を伴ったファッション写真で定評を得てきました。空々しいモード感よりはリアリティを大切にしながらも、柔らかい光で被写体を優美に包む洗練された手つき、時に女性的なほどナイーブに構築された微かなハピネスさが彼の写真の魅力になっています。


写真におけるキャリアとは別に、ミュージシャンも志したことがある彼は、音楽がその風土の中にしっかりと根付いている南米、特にキューバに親近感を持ち続けてきました。今年3月に初めてキューバへの旅に出発。おもに首都ハバナに滞在しながら、多くのランドスケープ、人々のポートレートを活写して戻ってきたところです。キューバといえば私たちは条件反射的に、革命ゲリラの英雄チェ・ゲバラや、カストロの歴史的な蛮勇ぶりを定番アイコンとしてイメージしがちです。欧米諸国の野心を跳ね返してきた民族の誇りの長い物語は、グローバリズムの風で吹き溜まったような、貧しくも魅惑的なハバナの街を彩っていますが、米田氏のカメラはあえて仕事での撮影と同じような、やわらかな光の援用をもってその風土と大衆へ向けられ、優しい眼差しに満ちた写真を生み出しました。革命の残り香を探求せず、自らのリアリティ以上のものを追わないスタンスが、逆に私たちの心へも、かの国のエッセンスをヴィヴィッドに送り込んでくれるのです。


本展「FIFTY」では、そのキューバの写真を中心に近作プリント約40点を発表。タイトルはキューバ革命50周年の今年を指しているのみならず、米田氏がこだわって愛用する、人の視野に最も近いフレーミングを実現する「50ミリ」レンズをも表しています。2009春夏シーズンに「チェ・ゲバラ」をテーマに自身のコレクションを展開したファッションデザイナーの小村和久氏も彼の写真に共感し、本展のためにオブジェ・インスタレーションを制作して発表いたします。


協力:東京カラー工芸社、オーガスト・インターナショナル、アオラ・コーポレーション、アバハウスインターナショナル



米田樹央(よねだきお)フォトグラファー


1974年生まれ。Studio Fobos、フリーアシスタントを経て2002年、フリーランス・フォトグラファーとして独立。2004年、AVGVST所属。『Spring』『Sweet』『NYLON JAPAN』などの雑誌や、アパレル各社の広告などを手がける。


http://www.kioyoneda.com


小村和久(こむらかずひさ)ファッションデザイナー


1998年、株式会社アバハウスインターナショナル入社。'02-'03A/Wに「5351POUR LES HOMMES」デザイナーとして東京コレクションに初参加。'05年、メンズブランド「SCHORL」をスタート。


http://www.abahouse.co.jp/brand_schorl.html


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2009.05.19 Tuesday

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サイトウユウスケ Shine Shine Shine


2009年6月12日(金)- 24日(水)11:00-20:00


ペンタブレットを使って微細に描き込まれた若者たちのリアリティ溢れるポートレート。イラストレーター、サイトウユウスケ氏の絵画世界は、ファッション・ポートレートというイラストレーションの系譜に括るにはあまりに鮮烈で艶やかです。写真に比するほど細部に迫るレアな描写力を感じさせながら、しかし線と面による巧みな再構築を経てアイコン化されたそれぞれのモチーフは、写真では感じ得ないほどの強いインパクトをまとい、見る者を同時代的な旋律をもって魅惑するメディアへと昇華しているのです。


独特な色彩感や、モチーフの中の小物の取り合わせ方、そしてポップなだけではないシャープなデザイン感覚も彼の個性を形成しており、その含蓄に富んだRGB絵画は『ミュージックマガジン』誌をはじめ、多くのクライアントを引きつけてきました。


本展は、彼の新作を含め、ここ数年の代表作やコミッションワークの数々から選りすぐって紹介する展覧会です。キャンバス出力による美しい作品群は、個展のたびに話題を呼んでいますが、サイズもモチーフもインテリアとして好適。ポートレートだけでなく、グラフィックにコラージュされた静物画も楽しんでいただけます。タイトル通り、2D(平面)から放たれる輝きやハーモニー、匂いやファッション性など、絵画の3D(立体)パワーを感じていただきたいと思います。



サイトウユウスケ イラストレーター


1978年、神奈川県生まれ。2003年、バンタンデザイン研究所イラストレーション科を卒業後、フリーランスのイラストレーターとし活動を開始。デジタルによるペインティング作品を制作。雑誌『ミュージックマガジン』の表紙を手がけるほか、広告や書籍装丁、CDジャケットなどメディア・国内外を問わず活動中。個展としては「POSITIVITY」('04年)、「SUNNY HOURS」('07年)を開催。TIS(東京イラストレーターズ・ソサエティ)会員。


http://www.saitoh-yusuke.com/


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2009.04.21 Tuesday

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yune


パユン・ワラシャナナン 代官山でつかまえて


2009年5月15日(金)- 6月10日(水)11:00-20:00


パユン・ワラシャナナンは、タイでいくつものベストセラー書籍の装画を手がけ、雑誌や広告制作で活躍している売れっ子イラストレーターでありながら、日本のカルチャー全般に憧れ続け、その思いが高じて2008年から多摩美術大学に留学している異色の経歴の持ち主です。


そんな彼女が日本に引かれている理由は、代官山の街に凝縮されている、と言います。東京に来て間もなくアルバイトに就いた先がこの街だったこともあり、タイにはない、空間デザインのきれいな街として愛着を深めていきますが、知れば知るほど代官山が秘める多彩な"コントラスト"に関心が高まっていきました。大きな街にも見え、小さい街でもある。ショッピングエリアのようで住宅地でもある。新しい街のようで古風な店も多い。忙しい街のようで癒しの雰囲気もある。などなど、好奇心は次第にエスカレートし、電車を乗り継いで代官山に通っては風景や人物をモチーフに作品を描き始めるまで時間はかかりませんでした。


本展は、そんな彼女の絵の楽しさに着目したGALLERY SPEAK FORの勧めで開くことになった、初めての個展です。代官山の街を散策し、目に留まったモチーフの数々を写真に収めては、1点ずつ具象画に仕上げていきました。その数、60点余り。代官山を知る人なら見当がつく、あの人、あの建物、あの看板など、見慣れた光景がパユンの眼を通して定着される時、意外な新しい発見を私たちに与えてくれるでしょう。独特な柔らかいカラーバランスで描かれるイラストレーションの数々は、得も言われぬ和みと、街に生きる素朴な悦びをくっきりと彫り起こして見せます。


協力:Wai Wai THAILAND、TYPHOON BOOKS JAPAN



パユン・ワラシャナナン イラストレーター


1979年バンコク生まれ。シラパコーン大学卒業後、バンコクのデザインスタジオに勤務。デザインユニット「Ped&Yune」名義で『Lips』『MTV Magaine』など人気雑誌と数多くの書籍、Toyota Thailandなどの広告において、アートディレクションとイラストレーションを担当してきた。2006年に来日し「Ped&Yune」を「sorry-sorry」と改名。多摩美術大学大学院グラフィックデザイン学科で学びながら創作活動を続けている。


http://sorrysorry.wordpress.com


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2009.04.11 Saturday

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Ksonghe


Kim Songhe  Madras Crossing


2009年5月1日(金)- 13日(水)11:00-20:00


おもちゃや天然素材、廃材などを利用して一点ずつ創り出されるシャンデリアやインテリアグッズ、雑貨など、キム・ソンヘの創作世界は、まさに度肝を抜かれる新鮮な世界です。リサイクルというにはあまりにアーティスティックで、インテリアというにはあまりに強烈な存在感を放っています。既存の素材、偶然出会ったキャラクターなどでパッチワークのように構築されるその物たちは実に独特で、突然変異を遂げたインテリアのようです。毒をはらんだロマンティックさに支配されており、また、子どもと大人の感覚がフュージョンしつつ、創造力の面白さを教えてくれる不思議な温かみに満ちているのです。


ファッション関係者から依頼されウィンドウディスプレイを手がけたり、また口コミで知ったファンから依頼を受けてオーダーメイドでシャンデリアなどを制作してきましたが、初めての個展となる本展で、いよいよ、その創作世界の全貌が明らかにされることになりました。


カラフルに、いろいろなものが混ざり重なり合い、交差して出来上がる作品やキム・ソンヘの世界観を「マドラスチェック」というタイトルで表現。新作の他、これまでの代表作の紹介や受注販売、関連商品の販売も行います。また、メディコムトイの協力により、BE@BRICK(ベアブリック)をカスタマイズしたオリジナルデザインライトを限定で20体制作し、展示販売を行います。コラボレーションという形式ではなく、ベアブリック自体を使用しての作品制作は史上初めてのこと、と話題を呼んでいます。


協力:MEDICOM TOY Entertainment、Disney、BEAMS


【トークイベント開催】
日時:2009年5月10日(日)17:00〜18:00 
出演:ショコラ(ミュージシャン/アーティスト)×キム・ソンヘ



Kim Songhe(キム・ソンヘ)アーティスト


1982年生まれ。国籍は韓国。織田デザイン専門学校卒業後、創作活動を開始。独特な感性のもと、セレクトショップ『Loveless』『H.P.France』他のウィンドーディスプレイやオーダーメイドのシャンデリアなどを手がけている。天然素材や古い廃材などを使って、ほぼ全てに渡り手作業で制作する職人芸と、毒を帯びたロマンティックなデザインが注目されている。


http://www.kimsonghe.com/


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2009.04.05 Sunday

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岡本真菜子 リルケ


2009年4月17日(金)- 29日(水)11:00-20:00


『天然生活』『装苑』『milk』など、ライフスタイル誌やティーン誌、子どもファッション誌で独特な語り口の写真が注目を集めている岡本真菜子氏。ナチュラルな色使いのスナップ、被写体の懐に人なつっこく飛び込んでいく感覚の写真が支持されてきました。彼女のファインダーに導かれるように、リアリティの中をのぞき込んで見ると、身に覚えのある温かなストーリーが読みとれ、微かな甘い救いのようなものを探り当てることができる、そんな至福が溢れています。


本展は、彼女の作品の中で傑作の多い子どもシリーズを中心に組み立てられるものです。約30点のセルフチョイスにより、彼女のプリントそのものの美しさに光を当てる構成になります。少女性の柔らかい「殻」からかいま見える、透き通った硬質なエッセンスに辿り着こうとするかのような、奥深くもリラックスして楽しめる展示になるでしょう。また、好評を集めている、岡本氏自身によるスライドショーも開催します。


協賛:こども天然生活、ao



岡本真菜子 写真家


1972年、福島県生まれ。日本大学芸術学部卒。『装苑』『CUTIE』『milk』『天然生活』などのファッション誌、ライフスタイル誌で活躍。作品集に『心臓が痛い日』(CD-ROM)『AISATSU』『HOMESICKNESS』(ピエブックス)『窓をあけてみる』(DVD)がある。


http://www.okamotomanaco.jp/


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2009.03.15 Sunday

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菅付雅信 編集天国 / Editorial Paradise


2009年4月3日(金)- 15日(水)11:00-20:00


菅付雅信氏はカルチャー / ファッション関係の編集に25年にもわたってたずさわり、90年代以降のエポックな編集物を数々手掛けてきました。編集長として手掛けた雑誌(『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』)、さらにベストセラー『結婚しないかもしれない症候群』から、マーク・ボスウィック、平間至、森山大道、篠山紀信らとの写真集、エリザベス・ペイトン、ジェフ・バートンなどとの世界初のアートブックづくり、NOKKO、モンドグロッソなどのレコジャケ、ヴェジ・ブームの決定版『カフェエイトのヴェジブック』シリーズ、坂本龍一のレーベル「コモンズ」のウェブサイト、そして話題を呼んだ著書『東京の編集』まで、編集の領域を拡大し続ける彼の同時代表現の数々を本展で一堂に展示します。これは会場先行発売となる、同名の編集作品集と連動した内容になります。会場では、それらの作品群を、夏木マリのナレーションによる音声ガイドを聞きながら観られるよう構成。また、モデル原裕美子出演のオリジナル映像作品も上映します。


入場料=500円(中学生以下、無料)


【菅付雅信作品集『編集天国』発売】
ピエブックスより4月上旬発売。定価3,780円(本体3,600円+税)。図版1000点、バイリンガルテキスト。
対談:坂本龍一、篠山紀信、中島英樹。菊地凛子による著者インタビューも収録。
イラストレーション:フロランス・デガ アートディレクション : 中島英樹
作品集の問い合わせ:TEL.03-5395-4811

 

【トークショー開催】
第1回「編集は越境」 ゲスト:後藤繁雄(編集者 / クリエイティヴ・ディレクター)
日時:4月4日(土)18:00〜19:30
第2回「コミュニケーションは編集」 ゲスト:嶋浩一郎(博報堂ケトル)
日時:4月5日(日)18:00〜19:30
第3回「たった一人の熱狂」 ゲスト:見城徹(幻冬舎 代表取締役)
日時:4月11日(土)18:00〜19:30

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2009.03.10 Tuesday

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kidera


リサ・ラーソン写真展、そして日本とのつながり


2009年3月20日(金)- 4月1日(水)11:00-20:00


スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソン。名窯グスタフスベリのデザイナーとしてその手から生み出された数多くの動物のオブジェは、慈愛に満ちた彼女の世界観を伝えてくれます。本展では、77歳になった今も創作を続ける彼女のアトリエを取材して『リサ・ラーソン作品集』(ピエ・ブックス刊)にまとめた写真家・木寺紀雄氏のプリントでリサのライフスタイルを紹介。さらにインテリアスタイリスト作原文子氏がリサと日本の接点をインスタレーションで表現します。デザインとクラフトの橋渡しを実践する「fennica」も特別出店。代官山を舞台に、リサの人間像や世界観を初めて立体的に紹介する連動エキシビション「リサ・ラーソン展“CRAFT, LOVE, LIFE”」の一環です。


【トークイベント開催】
■オープニング・トーク「リサに会って感じたこと」
日時:3月20日(金)15:00〜16:00
出演:木寺紀雄(写真家)/作原文子(インテリアスタイリスト)/柴田隆寛(エディター)
■デザイン・トーク「北欧、民藝、クラフト」
日時:3月28日(土)15:00〜16:00
出演:長山智美(インテリアスタイリスト)/柳本浩市(glyph.代表)/阿久根佐和子(エディター)



木寺紀雄 写真家


1974年生まれ。2001年よりフリーランス。雑誌、広告などで活躍中。写真集に『meisje/メイシェ。』『jicca 実家』がある。


作原文子 インテリアスタイリスト


静岡生まれ。岩立通子氏のアシスタントを経て1996年に独立。雑誌やカタログ、広告などのスタイリングを中心に活動。


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2009.02.21 Saturday

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hamano


はまのゆか Spring Memories


2009年3月6日(金)-18日(水)11:00-20:00


ちょうど10年前、村上龍『あの金で何が買えたか』でイラストを手がけて鮮烈なデビューを飾ったはまのゆかさんは、その後も多くの書籍や雑誌の装画・挿画で知られています。絵本作家を志望し、大学でマンガの実技を履修した彼女の絵画世界は、直線と曲線が極めて繊細に、はにかむように交錯してリアリティから遊離する独特のファンタジーであり、欧米由来のものでもジャパニメーション直系のものとも違う、まさに絵本とマンガの隙間を軽やかに吹き抜ける新風であり続けています。


自由きままに遊びふける子どもたちや不思議な動物たちにいたるまで、彼女の線画は危ういまでに淡くひそかな味わいです。しかし手がけた書籍からそれを取り除くと過半の魅力が損なわれるように、各コンテンツにとって不可欠なパートナーとなっており、大きな主役のひとりと言うべき強い力を保持した淡さなのです。それは彼女自身、絵本によるストーリーテリングを志向し続けているように、絵を通じて見るものの「未知の追憶」をくすぐり、絵の空間に引き込む力に満ちているからなのでしょう。


本展は、はまのさんの絵本を空間で再構成した過去展とは違い、その絵一点ずつの魅力に迫ろうとするものです。彼女の代表作である『13歳のハローワーク』『mamechan』の中から自身のセレクションで原画を展示し、さらに近作も加えて紹介いたします。また、最近手がけた書籍やポストカードなど充実した販売コーナーも設ける予定です。新作ごとにその進化が感じられる若さもまた魅力の彼女ですが、あえてデビュー後10年を回顧することで、彼女が絵本やアートに与えた、ささやかで強い影響についても振り返る機会としたいと思います。



はまのゆか 絵本作家/イラストレーター


1979年大阪府生まれ。京都精華大学在学中に、村上龍『あの金で何が買えたか』の挿画でデビュー。以後、村上龍『13歳のハローワーク』、ロベルト・カルロス『ちいさくても大丈夫』など多くの話題作でイラストを手がけた。絵本の創作にも意欲的に取り組み、これまで発表した作品に『mamechan』『ペットショップ・モピ』『だんじりまつり』『いもほり』がある。2007年、日本漫画家協会賞特別賞を受賞。


http://www.hamanoyuka.net/


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2009.02.05 Thursday

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nagase.jpg


永瀬沙世 空中リフレクション


2009年2月20日(金) - 3月4日(水) 11:00-20:00


数多くのファッション誌、カルチャー誌、CDジャケットなどでフォトストーリーを発表している永瀬沙世さん。その写真の最大の魅力は、被写体たちとの時間を濃密に共有しながら、しかも受け手たちへ対等な目線で飛び込んでいける、そんなスナップの形而上的な力にあります。2006年に刊行した写真集『青の時間〜THROUGH THE LOOKING-GIRL〜』では彼女の持ち味を最大限に活かし、女ともだちを、同じ成熟のステージにいる女性としてじっくり捉え、その瑞々しい魅力を阿吽の呼吸の中で引き出して見せました。

 

そして、もう一段進化した永瀬沙世の表現となるのが本展です。彼女は「自分が何者かを決めつけて生きていきたくない」と言います。「空を撮っていても、空を描写しているわけではなく、人を撮っていても、人をかたどっているわけじゃない。その対象にぶつかった反射、反響が写真に写る」と考え、展示タイトルを「空中リフレクション」と名付けました。回りの何かにぶつかった反応によって自分を知ることができ、反射、反響を求めて自在に中空を舞っている飛行感覚こそ生きている実感だといいます。


ライブの様子を追い続けたロックバンドTHE BACK HORNの写真も織り交ぜつつ、風景や静物など大小の写真50点前後を新旧問わず、今の視点からセルフリミックスして展示予定。スライド投影も含めたインスタレーションで彼女の写真観を体感していただきたいと思います。


【トークイベント開催】
日時 : 2009年2月21日(土)15:00〜 
出演 : 飯沢耕太郎(写真評論家)×永瀬沙世



永瀬沙世(ながせさよ)写真家


1978年兵庫県伊丹市生まれ。神戸女子大学卒業。 2006年写真集「青の時間〜THROUGH THE LOOKING-GIRL〜」(プチグラパブリシング)を出版。2008年「New York Photo festival」へ出品。2000年から、ほぼ毎年写真展で作品を発表し続けている。本展で発表する作品の中には、2005年から撮り続けているロックバンド「THE BACK HORN」のライブ写真があり、映像、CDジャケット「産声チェーンソー」「美しい名前」も手掛けた。


http://www.nagasesayo.com/


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2009.01.26 Monday

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HCP10th


韓流未来予想図

 

2009年2月7日(土)- 18日(水)11:00-20:00


2000年の創刊以来、日本での韓国エンターテインメントブームを曳航してきた雑誌「ホット・チリ・ペーパー」。その通巻50号及び10周年を記念するファーストイベントをGALLERY SPEAK FORにて開催いたします。


日韓文化交流が本格化する時代に先駆けてスタートした同誌は、インディペンデントなシャープさを常に失わず、独自の取材やネットワークを通じて韓国映画、ドラマ、音楽などの最新事情、キーパーソンを大胆に紹介してきました。その間、韓流の圧倒的な社会現象化を引き出すことになりましたが、今は確立された1つのカルチャージャンルとしての定着ぶりが注目されています。一方、韓国での映画やドラマ産業が世代交代を迎える中で、今、韓流をどう捉えるかの転換点にあり、深化し過ぎた韓流は、部外者にとって近づきにくい分野になったとも言われます。


そこで本展では「ホット・チリ・ペーパー」というメディアをナビゲート役として、韓国エンターテインメントの今をミクロとマクロから、分かりやすく受け容れる術として企画されました。注目若手俳優の写真展や、公開間近の新作映画のパネル展を組み合わせて構成。また、これまで同誌のカバーを飾ったスターやそこに冠されたコピーを俯瞰することで歴史の軸を加えます。さらにこうした展示パートの他、韓流を表と裏から支えているキーパーソンによるトークイベントやミニライブなどを、立体的な体験として盛り込むのも特徴です。


主催:HOT CHILI PAPER編集部 協力:ショウゲート/ブロードメディア・スタジオ


<映画スチール展示>
『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店』『映画は映画だ』
<トークショー&ライブ>
2月7日(土) JULY スペシャルライブ&トーク
2月8日(日) 吉野志郎(『らぶきょん Love in 景福宮』編集者)×キッコさん(エスピーオー)トークショー
2月11日(祝) 古家正亨(DJ)トークショー
2月14日(土) 田代親世(韓国エンターテインメント・ナビゲーター)トークショー
2月15日(日) 佐藤結(映画ライター)×高橋尚子(韓国エンタメ・ライター)×杉本真理(韓国エンタメ・ライター)トークショー

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2009.01.08 Thursday

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fukutsu


福津宣人 みずみずしい


2009年1月23日(金)- 2月4日(水)11:00-20:00


福津宣人氏は90年代半ばから、パターン・ペインティングとも言うべき独自の絵画様式で注目を集めてきました。絵筆とキャンバス、またはペンとタブレットによって丹念に塗られる、夥しく細かいパターン文様は、彼の手によって糸のように織り進められ、美しい変化を編みながら、私たちの網膜へ描写対象をしっかり送り届けてくれます。描こうとする対象の「具体」と、パターンという「抽象」。その中間にある無限の広がりへと見る者を手招きするのが彼の絵画なのです。パターンの連射は描写対象との執拗で濃厚なダンスであり、だからこそ具体と抽象の間に横たわる本質を深く掬いとれるのでしょう。


その創作過程は長いプロセスを要します。描写対象を写真に撮ることから始まり、それをもとにして油画やパステル画を描き、残すべき線とミュートすべき線が吟味された後に、パターン絵画へと昇華されていきます。


そこで、パターン・ペインティングが生み出される「過程」に着目して福津宣人の世界を紹介しようとするのが本展です。今回はあえて、これまで未公開の、人気作品創作のプロセスにて描かれた油画、パステル画、鉛筆画、ペン画、習作類にフォーカスを当てて紹介。それらの作品としての美しさ、完成度の高さにぜひ触れていただきたいと思います。創作に当たっては「透明感や、みずみずしい感触のことが常に念頭にある」と話す福津氏。その創作キーワードをストレートに冠する本展では、大小約30点の作品が、彼の創作のプロセスを通して守られている美意識や哲学を、興味深いリアリティをもって浮き彫りにしてくれるでしょう。


【トークイベント開催】
日時 : 2009年1月30日(金)18:30〜19:30
出演 : 加茂紀和子(みかんぐみ)×永山祐子(永山祐子建築設計)×福津宣人
司会:長岡勉(point)



福津宣人(ふくつのぶと)画家/アーティスト


1969年、宮城県生まれ。映像クリエーターとして活動した後、画家の領域へと移行し、グラフィックパターンを使った独自の絵画様式を追究。建築家とのコラボレーションを含む着想豊かなアプローチは、中国、タイ、スリランカなど各都市での展覧会でも注目を集める。近年は彫刻作品にも取り組み、2008年、第10回kajima彫刻コンクール入選。東京在住。


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2008.12.02 Tuesday

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anemone


熊谷直子 anemone


2008年12月19日(金)- 2009年1月7日(水)11:00-20:00


雑誌各誌でファッションストーリーを撮影し、広告などでも広く活躍中の熊谷直子氏は、写真に対する独特のメンタリティを抱えつつキャリアを進めてきました。カメラを社会への通用口と位置づける写真家は多く存在しますが、幼少時代から自分用カメラを与えられ、いつも何かにレンズを向け、それを通すことで物事と対話してきたという彼女にとって、カメラはまさに血肉化した身体、感情の吹き込み口のようなネイティブ・ツールでした。


20歳で単身フランスに渡り芸術文化を学んでいた生活の中でも、たえず膨大な写真がその手から生み出されました。シャッターに触れる指は、愛を求めて動き、見るものへとその愛を送り出す「ふいご」のようにして動いてきたといいます。思考より速く深く、心のパトスをカメラに伝えつつ生きてゆく。そんな撮影生活はプロフェッショナルとして多忙な昨今まで損なわれることなく継続しており、繊細なニュアンスが美しい彼女の写真の底に流れる基調として、多くのクライアントから支持されています。


本展は、そんな自らの写真論を、甘く切ないラブストーリーになぞらえて構成するものです。「はかない希望」「恋の苦しみ」という花言葉を持つアネモネをタイトルとし、これまであまり公開されることのなかった静物写真、風景写真群によって構成します。また彼女の写真に共鳴した人気モデル、今宿麻美さんを撮った新作も交えながら、熊谷氏の現在の世界を紹介します。


写真集「anemone」発売
定価:2,100円 版元:TYPHOON BOOKS JAPAN
【トークイベント開催】
日時 : 2008年12月27日(土)17:00〜18:30
出演 : 今宿麻美(女優/モデル)×熊谷直子



熊谷直子(くまがいなおこ)フォトグラファー


1976年、兵庫県生まれ。1996年渡仏し2000年まで滞在。2003年にフリーランスとなる。「Sweet」「装苑」「GISELE」「JILLE」「Switch」などの雑誌やアパレル各社の広告イメージを数多く手がけて活躍中。


http://kumagainaoko.com/


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2008.11.26 Wednesday

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suzuki


鈴木心 写真1


2008年12月5日(金)- 12月17日(水)11:00-20:00


不断の時間の流れの中で生きていく人間たちは、常識による洗脳に気づく暇を奪われた状態にあることがしばしばです。その流れに杭をさし、シーケンスを標本として取り出すことができれば、自らのものの見方が他者にとっての見方と同じではあり得ず、普遍性ともかけ離れたものであることに気づくでしょう。


刻々と風貌を変えていく広大な建築現場、震災による地割れと倒壊した住宅、不敵な輝きに包まれた改造車、レースクイーンの撮影会に群がる無名カメラマンたち――。写真家、鈴木心が撮るそれらの写真は、一見、よくある現場を記録するだけの態度に見えながら、流れに丁寧に杭をさし込み、当たり前のことに対して強烈な疑問を突き付ける角度を持っており、暗黙のうちに制度化されて常識に飼い慣らされた私たちの認識力を解き放つ作用を備えています。いわば創意や情緒を離れ、心地よい「客観」によって照射されたサンクチュアリであり、そのことが、学生時代に建築現場を撮影するようになってから今日まで、作品シリーズを問わず一貫して彼の写真術の魅力になっているのです。


広告や雑誌で撮影される緻密な構成写真で、すでに多くの業界関係者から高い評価を受ける鈴木が、もう一方のウィングとして取り組み続けている作品世界を、初めての写真集としてまとめたのが鈴木心『写真』です。人と風景には被写体として何ら隔たりがなく、自分と写真にも隔たりがない、と言う彼のコンセプトを置き換えたタイトルの通り、間断なくページを埋め尽くした写真群は、これまでの撮影生活を総括する内容であり、昨今の写真を取り巻く環境へ投げられた静かな石つぶてとなるでしょう。


展覧会の開催に当たっては、写真集の構成内に収めきれない作品も含めて構想する中で、1つの個展会場を溢れ出る形で他へと波及し、同時期に3か所での開催を選ぶこととなりました。トークイベントや関連企画の実施も含めて、鈴木心の世界を立体的に伝えていきます。


2008年12月6日(土)18:00-19:30 トークイベント 菊地敦己×鈴木心
2008年12月14日(日)15:00-16:30 トークイベント 畠山直哉×鈴木心
写真集 鈴木心『写真』 価格:税込6,090円 版元:株式会社ブルーマーク


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2008.11.07 Friday

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moshino


若野 桂 Black Market


2008年11月21日(金)- 12月3日(水)11:00-20:00


80年代、イラストレーションの手法にCGの技術をミックスした作風で、若野桂氏はセンセーショナルに脚光を集め始めます。アメリカン・ポップやグラフィティを踏み台に、ジャパニメーション世代の予兆も感じさせるそのスペースエイジ的な描画世界は彼独特のもので、NIKEが1988年からアメリカ15都市〜イタリア〜日本〜アジアで展開したバスケットボール・キャンペーンにおいて、全てのCMキャラクターデザイナーとして抜擢されたように、むしろ海外から国内へ評価がフィードバックされた点も異色でした。また80〜90年代の活発なクラブシーンとその周辺のグラフィックムーヴメントに大きな影響を与え、DJ KRUSH、MONDO GROSSO、MONDAY満ちる、竹村延和、BIRDなど、今もなお若野氏のパッケージ・アートワークや映像と一体的に記憶されている名曲も数多く存在します。


本展は若野氏にとって、東京での7年半ぶりとなる本格的な展示です。20余年もの間に創り上げてきた若野氏の夥しいイラストレーション、CGワーク、グラフィックなどの数々から、コレクターの視点で選りすぐって展示するタイムトンネル的な枠組みだけでなく、変わらぬバイタリティを感じさせる新作コレクションも織り交ぜて多層的に紹介します。


音楽シーンからはもう、グラフィックの名作がほとんど生まれなくなったと言われますが、今もクリエイター筋をはじめとする根強いファンから深いリスペクトを集める若野氏の作品群と、それらを貫く孤高のグラフィック魂を改めて俯瞰することは、その喪失感を前向きに埋めて余りある新鮮な体験となるはずです。



若野 桂(もしのかつら)アーティスト/映像作家


1980年代より、デザイナー、アーティスト、映像作家として国際的に高い評価を受ける。国内外の音楽アーティストたちのパッケージデザインやPV制作の他、NIKEのバスケットボール・グローバルキャンペーン、SONYのアイボ第3世代(2001年発売)、エビアンが世界で発売したレッドボトル(2003年)など、エポックメイクなデザインワークを数多く残している。現在、名古屋市在住。


http://www.philspace.com/artist/katsura_moshino/


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2008.10.26 Sunday

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achim


アチム・リポットと「kid's wear」


2008年11月7日(金)- 11月19日(水)11:00-20:00


子ども服とは大人服のダウンサイジングではありません。人間のピュアネスを問い、クリエイティブの深淵に通じることができる素晴らしいメディア、それが子ども服の世界なのです。ドイツ・ケルン発のファッション誌『kid's wear』は、1995年の創刊以来こうしたビジョンを守り通しています。今や世界中のクリエイティブ系オフィスや広告代理店で参考にされ、あの伝説的なフォトグラファー、ブルース・ウェーバーも愛読者の一人であるなど、「子どもファッション誌の芸術」とまで言われるようになりました。


この雑誌の発行人こそ、フォトグラファーのアチム・リポット。キャリアのスタートの頃から、子どもたちを美しく撮ることでは抜群の才人として知られており、毎回『kid's wear』誌面で発表される撮り下ろしフォトストーリーは、子どもたちへの愛情や、手間をかけた細かいシチュエーション作りによって比類のないクオリティを誇っています。それが多くのクリエイターたちを刺激する形で、ウェーバーをはじめ、ナン・ゴールディン、マーティン・パー、ホンマタカシ、エレン・コンスタンチンら、そうそうたるアーティストを同誌に引き込み、子ども服デザイナーたちの共感を集め続けているのです。


本展では、近年ますます洗練された子ども写真を撮り続け、ファインアートの域にも到達しようかというリポットの表現世界を、本人のセレクトした約25点のプリントで紹介します。またこの機会に、『kid's wear』の稀少なバックナンバーや関連図書も販売いたします。



ACHIM LIPPOTH(アチム・リポット)フォトグラファー


ドイツ生まれ。大学卒業後フリーランスのフォトグラファーに。優れたキッズポートレートとファッションフォトで独自のジャンルを築く。自ら主宰する『kid's wear』誌をベースに、多くのファッション誌、インテリア誌で活躍。トミー ヒルフィガーやリトル マーク ジェイコブスなど手がける広告も数多い。


http://www.lippoth.com/



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2008.10.21 Tuesday

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reco_card


内田文武 榎本貴政 佐原和人 Reconcilable Generation


2008年10月24日(金)- 11月5日(水)11:00-20:00


「Reconcilable Generation」は、内田文武、榎本貴政、佐原和人の三氏によるグループ展です。彼らは、現代アート通販の@Gallery TAGBOAT内で行われている有望アーティストのショーケース・プロジェクト「DNAT」(Discover New Artists @TAGBOAT)でピックアップされたアーティストの中の3人です。さる9月に開催された上海アートフェアにも出品した彼らは、そこで互いに共通するインスピレーションを感じ、今回のグループ展を自ら企画いたしました。


京都をベースとしてロンドンや香港などでも積極的な展示活動を続けつつ、広告デザインなど多方面で活躍する内田文武氏。岐阜をベースにtokyo wonder siteなど各地の映像インスタレーションで話題を集めている榎本貴政氏。そして東京をベースに、ロンドンやパリでも展示やパフォーマンスなどを展開している佐原和人氏。それぞれのアクティビティは三者三様で、リンクすることなく活動を続けてきましたが、DNATを契機に交流が始まり、そして同世代のシンクロニシティに気づくようになります。


3人をゆるやかに貫く「線」は、表面的な描画スタイルとしての「シルエット」にあります。個々に別々のモチベーションから辿り着き、モチーフや採り入れ方も全く異なるものでしたが、そのスタイルの共通性を入口にして、3人がお互いのコンセプトへと入り込むうちに、ある理解へと辿り着いたといいます。それをGALLERY SPEAK FORの空間で表現しようと本展が企図されました。Reconcilableとは「調和しうる」という意味。都市の日常を含む自然と自己の存在について、鋭い感受性をもって受けとめている彼らは、今の時代をおおまかに「調和の時代」と位置づけることから始めました。「自然とどのように向き合うか、前の世代を踏まえながら、折り合いをつけることで生まれる文化、価値観を見い出したい」と語ります。観衆にとっては、「調和しうる」3人の世界のクロッシングも見どころと言えるでしょう。カンバス画から映像インスタレーションまで、それぞれのメディアでコンセプトが提示されながら、同世代の視野が異なる言葉で豊かに共鳴し合う空間となるはずです。


企画協力:@Gallery TAGBOAT



内田文武 アーティスト


1981年京都生まれ。 京都造形芸術大学美術工芸学科染織コース卒業。2006年、graf media gm(大阪)の「tenants」展などに参加。2007年は個展、風景 (PRINZ、京都)、「amadoi studio」(スパイラルマーケット、横浜)を開くほか、シンガポール・香港でのグループ展「SUR☆FACE」などに出展。


榎本貴政 アーティスト


1979年生まれ。 岐阜市在住。映像によるパフォーマンス、インスタレーション、プリント作品などを制作。2002年、Gallery MN(Mu:)(名古屋)での展示でデビュー。2007年は、Z-Platz(福岡)、tokyo wondersiteの「Tokyo wonder seed 2007」に参加。


佐原和人 アーティスト


東京をベースに、キャンバス画からインスタレーションまで多彩な創作活動を展開。2008年、個展「Behind Yourself」 (H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI、東京)。グループ展「Jardin Secret」(Yukiko Kawase、パリ)や、「Art Meets Mac ~ Bicameral World」(アップルストア銀座)などに参加。


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2008.10.01 Wednesday

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村上 周 Original Mix


2008年10月10日(金)- 10月22日(水)11:00-20:00


村上周氏は、シティスケープやランドスケープをクールな視線からグラフィックオブジェクトとして置き換え、独特なパースやスケール感を援用して表現するコラージュ作品で知られる作家です。これまで、マラケシュやムンバイ、バンコク、ベルリン、ミュンヘン、ニューヨークなど、旅をした街の風景やポートレート写真をベースに、その街で採取した色彩感に反応しつつ、シルクスクリーンやペインティングで コラージュ。見る者に不思議なトリップ感を与える作品を次々と発表し、各界にファンを増やしてきました。


彼は自らの創作の源泉を「Mix」にあると捉えています。眼で見たたくさんの情報や知識を、自分というフィルターを通して新しい形に表現する、クリエイションそのものが持つ新陳代謝の奥深さに彼は魅せられてきました。Mixの中からオリジナルが生まれ、また新しいオリジナルへと進化して行く。その次々と終わることなく続く"Mix進化論"の媒介として自分自身を委ね、創作の旅の意味と位置づけているのです。


東京に活動拠点を移してから6年、前回の個展から2年が経過した今、本展ではその間に得た進化の姿を、代官山という街やGALLERY SPEAK FORの空気感を活かしながら表現することになります。展示されるのは全て新作のキャンバス作品約10点と立体作品約3点。その他、村上周デザイン室として手がけているブランドプロジェクトやアートプロジェクトの商品、グッズ類を一堂に展示・販売します。


【ライブペインティング開催】
日時:2008年10月10日(金)19:00〜
出演 : 村上 周×Alcuin Ai(ミュージシャン/映像アーティスト)
【トークイベント開催】
日時 : 2008年10月17日(金)19:00〜20:00
出演 : 上田健司(音楽家)×村上 周



村上 周(むらかみあまね) アートディレクター/アーティスト


1975年生まれ。神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科在学時にシルクスクリーンと出会い、イラストレーション、グラフィックデザインを学ぶ。同大卒業後、創作活動を始め、またアートディレクターとしてCDジャケットやアパレル広告、雑誌や書籍の装丁など、多岐に渡って活躍中。2004年、絵画のある空間を提供するプロジェクト「amabro」(村上周デザイン室主宰)をスタートさせ、ルーブル美術館コンテンポラリーショップなど国内外のインテリアショップを中心に展開。


http://amanemurakami.com/
http://amabro.com/


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2008.09.19 Friday

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松尾たいこ Parallel World 〜私の視線〜


2008年9月26日(金)- 10月8日(水)11:00-20:00


角田光代、江國香織、井上荒野、スティーブン・キングら人気作家の著作をはじめ、年に約50冊ものペースで書籍・雑誌の装画を手がけるなど、松尾氏は98年のデビューからこの10年間、常に日本のイラストレーション界のヒットメーカーとして注目を集めてきました。伸びやか、かつ繊細な筆致が、ある時はヴィヴィッドな色彩によるフュージョンを奏で、ある時はシックな色合いで謎めいたファンタジーを囁きます。一度見たら彼女だとはっきり分かる作風ながら、その絵でしか語れない複雑なイメージ/カルチャーがあり、そこに多くのクライアントが魅せられてきたのです。


90年代後半の写真界に「RGB」的な色彩表現をもって若い女性たちが台頭してきた頃、イラスト界においても(デジタルツールではなく、アナログな絵筆を手に)松尾たいこが登場したことは、イラスト史の象徴的な一幕として捉え直すこともできるでしょう。


今回の展示では、これまでに描きためた過去作を現在の視線で再構成するインスタレーションです。可愛いモチーフなのに死を感じる。ブラックな悪夢のように見えてハピネスを確信できる。彼女の手元から生み出される色彩の渦には、いつもそんなアンビバレントな魅力が潜んでいますが、本展ではその表現世界を、これまでのようにテーマ毎に整列させず、全てを関連づけさせたまま意図的に混交させ、その果ての化学反応をギャラリー一面に提示します。その結果、彼女が様々な媒体で発表してきた記念すべき過去作を見渡し、次の10年の可能性を肌で予見できる、またとない機会となることでしょう。


協賛:株式会社グラフィッククリエーション、+DESIGNING



松尾たいこ アーティスト/イラストレーター


広島県生まれ。OL生活の後に上京し、1995年セツ・モードセミナーに入学。1998年、ギャラリーROCKETにて初の個展を開催。第16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。現在、書籍や雑誌、広告、CDジャケット、六本木ヒルズのグッズなどのために絵を制作し、エッセイや映画に関するコラムを執筆するなど、活動は多岐にわたる。2007年12月、初のオリジナル絵本「空が高かったころ」を発表。


http://www.taikomatsuo.com/