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2010.01.08 Friday

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anekawa


姉川たく 理想論(砂糖多めにしておきました)


2010年1月22日(金)- 2月3日(水)11:00-20:00


受け手の好奇心へと訴えかける独特なアピール力をもって共感の輪を広げてきたのが姉川たく氏でした。デザインやイラスト、ゲーム、アニメーションなど、分野を区切らず活動してきたのは、既存のプラットフォームに収まらない着想の"遊泳"を選んできたからであり、そうした彼の本質にクライアントが刺激されてきたからでした。テレビ番組『ポンキッキーズ』や『みんなのうた』の映像などは、彼の表現の「こども力」とも言うべき総合的な魅力が生きた傑作の代表例として知られています。刺繍とシルクスクリーンを用いた作品創作でもアーティストとしての才覚をあらわし、内外で高い評価を得てきました。


本展は、そうした様々な姉川氏の表現の中でも、一番の"川上"=手に最も近いイラストレーションの世界にフォーカスするものです。彼自身「内部からの発露が勝手に(イラストの)線になる」といいます。線は彼の創作の深奥と私たちの五感とのダイレクトなバイパスです。「いろいろな価値観をもった生物が俄然イキイキと暮らす。ぼくの描くイラストレーションは、突き詰めると、このことしか描いていないと思う。それは、ぼくが理想とする世界」と姉川氏。自身の内側で「行き場を失ったままになっている」、その世界のイメージを手で拾い集めて生まれるのが本展の作品です。


シューズブランド、alfredoBANNISTERとのコラボレーションで姉川氏のイラストがあしらわれた靴とバッグが2010年春夏コレクションで発表されます。本展では特別に20型ものオリジナルシューズも展示されるなど、立体的な展示をお楽しみいただきます。


【ギャラリートーク】
2010年1月22日(金)19:00(〜19:30)
作品解説=姉川たく 聞き手=八巻涼子(alfredoBANNISTERデザイナー)



姉川たく アーティスト


1970年生まれ。神戸芸術工科大学大学院卒業。99年に東京へ拠点を移し、「NHK みんなのうた」など映像、アニメーション、ゲームなどのクリエイターとして活躍。2002年から刺繍とシルクスクリーンを使ったアートワークにも着手し、国内外から注目を集めている。08年に個展「秘密の寓話」展(NANZUKA UNDERGROUND)を開催。