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2010.03.10 Wednesday

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chochin


ミック・イタヤ 提灯


2010年4月2日(金)- 28日(水)11:00-20:00


星や天使、神話的なファンタジー世界など、ロマンティックで洗練されたアートワークで知られるミック・イタヤ氏。カセットテープ付きの雑誌「TRA/トラ」や、架空の国=ステラ王国を舞台にしたプリンセス・ステラをモチーフにしたプライベートブランド「STELLAFINE/ステラフィーネ」のプロデュースなど、画家、デザイナーの範疇を超えた包括的な世界観の創出とさえ言える仕事の数々は、メディア界やデザイン界に大きな影響を与えてきました。


その彼が近年、興味を深めているのは、幽玄や禅味など和の美、日本の伝統工芸と自らの本質を融合させることです。彼自身、古くから提灯の産地として伝統ある水戸の生まれであり、幼なじみが提灯製造問屋「鈴木茂兵衛商店」を営む縁もあって、オリジナルデザインによる「夜梅提灯」を2009年、偕楽園好文亭で発表。機能美に溢れ、インテリアデザインとしてもユニークなその作品は大きな話題を呼びました。


本展は、その話題さめやらぬうちに構想を進化させ、形にした新作を一堂に紹介するものです。イタヤ氏は、提灯のあかりの「あたたかさ、生き生きとした魅力」に、ユニバーサルで新しいアプローチの余地を読んだと言います。暗闇の中で、ほっとする気持ちを与えられる"灯のコミュニケーション力"を鍵として、現代的な感覚を持ったインテリアやオブジェ、さらには身につけるアクセサリーとして提灯を捉え直しました。


個人宅のインテリアにマッチしそうな大小の新作40点あまり。さらにアクセサリーやグッズ類なども含め、GALLERY SPEAK FORの空間にインスタレーションされます。いずれも数千円〜約5万円以内の価格帯で購入できるものが中心です。和の美意識がもっと羽ばたけるファンタジー。そんなイタヤ氏らしい世界観を会場全体で体感いただけることと思います。


協力 : 株式会社 鈴木茂兵衛商店


【ギャラリートーク開催】
2010年4月2日(金)19:00(〜19:30)
作品解説=ミック・イタヤ 聞き手=菅付雅信(編集者)



ミック・イタヤ ビジュアルアーティスト


多摩美術大学卒業後、フリーランスのイラストレーター、デザイナーとして独立。80年代のカセットマガジンTRA/トラや、90年代のプライベートブランドSTELLAFINE/ステラフィーネなど、メディアを横断するアートワークとプロデュースで注目を集めた。CDアルバムや本のデザイン、アートディレション、テキスタイル、ファッションやグッズなどのプロダクション、映像や音楽活動などを多彩に展開中。2009年夏、軽井沢・田崎美術館にて「コロナ」展を開催。


「ARTISTS」に、ミック・イタヤさんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f8