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2016.04.25 Monday

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内田文武

風景論


2016年5月13日(金)- 25日(水)11:00-19:00


風景と人。これらは相反するもの同士ではなく、お互いの深い関係性のなかに存在しています。日常で見慣れているありふれた町並み、雑然と横切る電線の眺め、凸凹と混在する新旧のビル群など、日本的なシティスケープをグラフィカルに整理しながら、その中に生きる私たちの心を表す舞台装置であるかのように再定義して見せるのが内田文武氏の絵です。マニエリスムとは対照的な、クールな眼差しによって封印される風景画であるのに、見る者の眼へ深い浸透力で入り込める力があります。反対に、人物を描いた絵であっても、無機質なオブジェクトとして扱う筆致から生み出されており、見ていると風景に向き合う時と同質の感傷に包まれる面白さを感じることができるのです。


彼の絵の影絵のようなエッセンスと集約力は、洗練された色彩バランスとあいまって、新しい侘び寂び表現とも評されています。世界的なクリエイター年鑑 「LE BOOK」の海外版の装画を担当して国際的な注目を集め、CDジャケットやパッケージデザインも手がける内田氏。最近では全国各地の繁華街に掲げられたビルボード広告で、彼のアートワークが街の風景の一部として溶け込んでいるのを見ることができます。


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本展は彼にとって、東京での約3年ぶりとなる個展です。風景と人との相関点に着目して独自の創作を続けてきた、内田氏のこれまでの多様な創作の深奥を一堂に紹介する構成となります。近作から大小約40点を展示・販売する他、新作ZINE、立体作品やポストカードセットなども紹介・販売いたします。また、絵のなかに鑑賞者自身の姿を配置して、1点ものの作品とするカスタマイズオーダーも承ります。


【ギャラリートーク開催】
2016年5月13日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=内田文武 聞き手=後藤大輔(JABBERLOOP)



内田文武(うちだふみたけ)アーティスト


1981年京都生まれ。京都造形芸術大学卒。’08年、MoMAが開催する”DESTINATION JAPAN”に作品4点が選定され注目を集めた。同年、世界的なクリエイター年鑑 「LE BOOK」の装画を担当。宮本亜門氏の演出ミュージカル「テイクフライト」(’07年)では舞台全面に投影された絵が話題に。「UOMO」「Tarzan」などの雑誌や、TOYOTA、TOKYO chintaisなどの広告でもアートワークを手がける。2013年4月にファーストアルバム「Sleeping Forest」をリリースするなど音を用いた表現も展開。大阪市在住。


http://fumitakeuchida.com/