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2016.07.18 Monday

過去の展示


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徳永 彩

photogenic!


2016年8月19日(金)- 31日(水)11:00-19:00


事物へある角度の視座を差し伸べる一瞬に、実際には見えなかった情感が掘り起こされて可視化する。そんな写真メディア本来の優れた美質への高い信頼感を、心地よい緊張感にかえて生まれるのが、徳永彩氏の写真作品です。人のライフスタイルの様々なオケージョンとそのディテールを、柔らかい空気感で抱擁するような話法で、かつスナップ写真の柔軟性を損なわずに表現。春夏秋冬の悦びと畏怖、喜怒哀楽の行間などへ彼女が視線を投じる時、見過ごされがちなありふれた光景も、その水面下にありうる仮託されたシナリオのざわめきを纏うように、私小説的な味わいをもってフォーマット化されます。


私的な作品であっても、広告写真や著名人とのセッションであっても、彼女のビジョンと作法は変わらず一貫しており、多くの女性写真家たちが表舞台に次々と登場した90年代のフォトアートシーンにあって、それを曳航する多彩な活躍を見せ、常に明確な個性と品質を保ってクライアントからの信頼を得てきました。


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本展は、徳永氏にとって初めての個展です。「精神の有り様が変わると見えるものが変わり、写真が変わる」。そう考える彼女が、あらためて広義の「フォトジェニック」な物事を探しつつ撮影した、街や静物などをモチーフとした近作は、そのシーンと隣合わせの彼女の人生や自己対話までが独白されているかのような妙味が味わえるはず。自薦の大小約35点のカラープリントを展示・販売いたします。また、ガラスの器やレザーバッグなど彼女の世界観に共鳴するクリエイターたちの立体作品・雑貨類や、オリジナルカレンダーなど関連商品も紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年8月19日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=徳永 彩 聞き手=大久保賢一(映画評論家)



徳永 彩(とくながあや)フォトグラファー


東京都生まれ。多摩美術大学卒業後、1996年からフォトグラファーとして活動を開始。「クロワッサン」「GLOW」「大人のおしゃれ手帖」などの雑誌や、「Panasonic」「FANCL」「ワコール」などの広告、CF、パンフレット、web、その他ミュージシャンや女優らのポートレートを多数手がけている。「GREEN」展(2009年、エモンフォトギャラリー)などグループ展にて作品発表。フランス国立図書館、神戸ファッション美術館にプリント収蔵。


http://www.kikiinc.co.jp/