ARTIST OF THE MONTH

2016.12.17 Saturday


ARTIST OF THE MONTH

1月のアーティスト│松尾たいこ




2017年1月のアーティストは、アーティスト/イラストレーターの松尾たいこ氏です。大胆な構図とアクリル絵具のクリーミーな筆致が、彼女の絵画世界の最大の持ち味。グラデーションを排したポップな作法、優れた空想力と見るものの心に長く残留する豊かな物語性で、イラストレーション界を超えた高い評価を集めてきました。


一方で松尾氏は、福井県において越前の伝統技法「千年色あせないといわれる陶彩技法」と出会い、2014年より「千年陶画」プロジェクトをスタートしました。土の微妙な状態を肌でとらえ、泥絵の具で絵をのせ特殊な釉薬(うわぐすり)をかけるなど、多くの長期工程を経たのち窯で焼き上げられる技法に大きな可能性を感じ、越前町にアトリエを構えてこのシリーズの制作に取り組んでいます。越前の土の持つプリミティブな魅力に、アートとイラストレーションの第一線におけるキャリアで磨き上げられた彼女の美意識が絶妙にカクテルされて、世界的にも稀有な興味深いジャンルが完成しつつあると言えるでしょう。


2016年11月には「千年陶画」プロジェクトの全体像を広く紹介する「福馬福鳥」展を開催。各界からの著名人を含む多くのお客様が来廊され、大好評を博しました。GALLERY SPEAK FORでは、その創作の大きな可能性を感じ、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。「福馬福鳥」展で展示された中から、ギャラリーでピックアップした作品を当サイトにて紹介・販売いたします。



松尾たいこ
アーティスト / イラストレーター


書籍装画で著名。2010年、NHKの番組「トップランナー」にも出演。作品クオリティの高さと安定性は折り紙つき。


広島県生まれ。第16回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。著作に「空が高かったころ」、江國香織との共著「ふりむく」、角田光代との共著「Presents」「なくしたものたちの国」がある。数多くの書籍装画や広告の他、六本木ヒルズのグッズパッケージなども手がける。2014年より「千年陶画」プロジェクトを開始。2016年「ブータン しあわせに生きるためのヒント」展(上野の森美術館)のアートディレクションを担当した。東京、軽井沢、福井の3か所を拠点に活動中。


http://taikomatsuo.jimdo.com/





福井・越前町にアトリエを構えた経緯について。
「千年陶画」に寄せた松尾氏のステイトメントより。


「千年陶画」とは、松尾たいこが福井で2014年初夏にスタートしたプロジェクトです。{ 松尾たいこが描く都会的でエターナルな画風 } × { 福井・越前の里に伝わるプリミティブで永続性の高い陶の技法 } このふたつの出会いから生まれました。
千年陶画に込められた思いは、”ETERNAL HAPPINESS 色あせない幸せ”。手に取っていただいたかたがたの人生に色あせない幸せをもたらす存在でありたい。そんな願いをこめて1点1点つくりあげています。
奥深い山脈、変化の激しい海岸。山々からあふれ出す清水。福井はまさに神の領域です。新幹線も空港もなく首都圏から遙かに遠いことが、この聖的な地位を保たせているのかもしれません。
松尾たいこは10年前から、この土地を愛し、地元にとどまって生きる人々の知己を得ました。以来、この土地をひんぱんに訪れるようになり、陶画・陶芸のアイデアもこのつながりから生まれました。
2015年春からは福井・越前町にアトリエを構え、1ヶ月に一度の割合で訪れて制作を続けています。


松尾たいこさんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=170793&sort=n


「タグボート」でもたくさんの作品が購入できます。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=702&tngs_flg=0