ARTIST OF THE MONTH

2017.04.20 Thursday


ARTIST OF THE MONTH

5月のアーティスト│越後しの




2017年5月のアーティストは、アーティストの越後しの氏です。人物と動物、または人形などが絡み合う不思議な絵の世界。大音量でこちら側にアピールしてくるような話法ではありません。静かに、想いが伝わりますように、と祈っているような絵は、日常のなかで彼女の心を通り過ぎた、小さな感情の起伏を描くという点で、自画像のようだと紹介されています。現実と奇妙に紐付いたリアルなしぐさや構図であり、SF的ではありませんが、登場人物たちの、どこかユーモラスで可愛らしい自省の姿は見るものに、しみじみと伝播しています。


しばしばモチーフとなる、人形のように切れあがった眼に、少し頬の赤い女の子や少年たちには民芸品的な可愛らしさがあります。アクリル画は独特の深みがある上品な彩色で人気。また、複雑な諧調の黒を活かし、少枚数ずつだけ刷られる紙版画作品も、ひとつずつ刷りが微妙に異なり、コレクター筋の高い評価を受けています。ほぼ独学で絵画知識を身につけたのち、各種のアートコンペで高い評価を獲得して以降、仙台や東北各地の愛好家たちから熱心に支持されてきた越後氏ですが、最近では東京から中国、台湾などへも共感と支持の輪が広がりつつあります。


2017年4月29日から5月10日まで、約1年ぶりとなる東京での個展「思わせぶりな沈黙」を開催します。机上にただ置くだけでも楽しめるという、彼女のオリジナル「置き作品」シリーズは、描くそばから次々と売約となるほど大好評です。そのシリーズの新作はじめ、今回の同展では絵から生まれた洋服作品も紹介されます。GALLERY SPEAK FORでは、彼女の制作の安定性と創作の広がりに大きな可能性を確信し、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。ギャラリーでピックアップしたオリジナル商品を中心に、当サイトにて紹介・販売いたします。



越後しの アーティスト


仙台の小さなギャラリーを拠点に、安定的な制作環境。
奇想×牧歌ミックスの画風には、海外からも反響多数。


宮城県生まれ。画材店勤務の1995年より独学で絵の制作を始め、98年にアートギャラリー「GALLERY ECHIGO」を仙台市にオープン。以後、仙台を拠点に創作活動を続けている。最近の主な個展に「あいをうたう」('15年、仙台・CROSS ROAD)、「ゆめかうつつか」(’16年、GALLERY SPEAK FOR)がある。その他グループ展に多数参加。おもな受賞歴に「TURNER ACRYL AWARD 2000」青葉益輝賞、「SENDAI ART ANNUAL 2005」飯沢耕太郎賞・明和電機賞など。


http://www.onyx.dti.ne.jp/geg/GALLERY_ECHIGO/


越後しのさんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1601340&sort=n


「思わせぶりな沈黙」展については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=738


「タグボート」でも置き作品シリーズ他、たくさんの作品が購入できます。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=100060&tngs_flg=0