ARTIST OF THE MONTH

2017.08.02 Wednesday


ARTIST OF THE MONTH

8月のアーティスト│ERICO




2017年8月のアーティストは、ERICO氏です。耽美的な面立ちの女性たちが、彼女の絵に頻出するモチーフ。一見してビューティ系のイラストレーションのようにも見える美人画ですが、どこかメロウでメランコリックなトーンを大切にしながら細かく描き込まれています。水彩色鉛筆とインクペン、アクリル絵具を駆使して描くその世界を、彼女は「乙女画」と定義。しかし、そこにはユニコーン、キメラなど、乙女とは対極的な少しダークな世界の暗喩も隠し込め、甘辛ミックスのファンタジックな魅力となって多くのファンを引きつけています。紙やキャンバスを超え、鏡やバッグなど様々な素材に絵を描き続けているのも特徴的で、そのグラフィティ系のアクティビティと、女性らしい優美な描線との絶妙なハイブリッドが評価されているところです。


2012年から本格的に創作活動を開始。各所でのライブペイントやドローイングイベントなどで着実に支持を広げてきました。画面全体から漂う懐古的なロマンティシズムの香りと、余韻を感じさせる余白の美もアパレルブランドとの相性がよく、キャンペーンビジュアルやインストアイベントなど多くのコラボレーションを手がけています。


2017年8月には、東京では初の本格的な個展となる「OTOME MANDARA」展を開催(恵比寿・ALにて、8月1日〜9日まで)。「OTOME MANDARA」とは、彼女が一貫して希求しているテーマであり、ひとつずつのキャッチーな絵が、関連し合って連なり曼荼羅のような世界を構築して見るものを包み込みたいという絵画観を表しています。大阪をベースに各所で行っている展示活動では、額装オリジナル作品、マグカップやステッカーなどの商品を販売するだけでなく、オーダーペインティングイベントも開催し、新しいファンとのコミュニケーション濃度を徐々に高めているところです。GALLERY SPEAK FORでは、彼女の創作世界の安定性と、アートとしての展開の伸びしろの大きさに着目し、「ARTIST OF THE MONTH」として選定し、広くお薦めすることにいたしました。



ERICO アーティスト


ダークな世界とのミックスによる乙女画を確立。
多くのコラボを通じて独自の領域を開拓中。


1980年、大阪府生まれ。大阪芸術大学付属大阪美術専門学校を卒業後、会社勤務を経て、2012年より活動を開始。大阪を拠点に国内外で展示を続け、ライブペイントやドローイングオーダーなどのイベントも各地で好評を博している。近年の個展に「OTOME MANDARA」(2015年〜2016年、大阪・siroiro.、東京・Cabaret)など。TABLESの「ROCK chocolate」パッケージを手がける他、あちゃちゅむ、fleamadonna、CLEOPATRAfigなどアパレルブランドとのコラボレーションワークも多彩に展開。


http://ericoworld.jp


「OTOME MANDARA」展については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=747


ERICOさんの作品は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1670547&sort=n



EXHIBITION ARCHIVES

2017.07.07 Friday

過去の展示


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ERICO

OTOME MANDARA


2017年8月1日(火)- 9日(水)12:00-19:00 最終日のみ18:00まで


目元に特徴のある耽美的な面立ちの女性たち。一見してビューティ系のイラストレーションのようにも見える美人画ですが、どこかメロウでメランコリックなトーンを大切にしながら細かく描き込まれているのが、ERICO氏のアートワークです。水彩色鉛筆とインクペン、アクリル絵具を駆使して描くその世界を、彼女は「乙女画」と定義。しかし”乙女”とは対極的なバッドイメージも効果的に調合され、甘辛ミックスのファンタジックな魅力が多くのファンを引きつけています。紙やキャンバスを超え、雑貨や家具など様々な素材に絵を描き続けているのも特徴的で、そのグラフィティ系のアクティビティと、女性らしい優美な描線との絶妙なハイブリッドがチャームポイントといえるでしょう。


大阪を拠点に、2012年から本格的に創作活動を開始。各所でのライブペイントやドローイングイベントなどで着実に支持を広げてきました。画面全体から漂う懐古的なロマンティシズムの香りと、余韻を鮮やかに感じさせる余白の美もアパレルブランドとの相性がよく、キャンペーンビジュアルやインストアイベントなど多くのコラボレーションを手がけています。


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”フラワーベース”


本展は、ERICO氏にとって東京では初の本格的な個展です。「OTOME MANDARA」とは、彼女が一貫して希求しているテーマ。ひとつずつのキャッチーな絵が、関連し合って連なり曼荼羅のような世界を構築して見るものを包み込みたいという絵画観をタイトルに。この名前でライブツアーのように展示が続けられていますが、今回は描き下ろし新作を含め代表的なアーカイブを多く紹介するエポックメイクな展示に。大小のオリジナル作品約30点を展示・販売いたします。また立体作品、マグカップやステッカーなどの商品を多数販売する他、大好評のオーダーペインティングイベントも予約限定にて行います。


会場:AL
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
TEL 03-5722-9799
http://www.al-tokyo.jp


【ギャラリートーク開催】
2017年8月1日(火)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=ERICO 聞き手=多屋澄礼(DJ、ジャーナリスト)


【オーダーペインティング開催】
2017年8月5日(土)13時 / 14時 / 16時 / 17時
2017年8月6日(日)13時 / 14時 / 16時 / 17時



ERICO アーティスト


1980年、大阪府生まれ。大阪芸術大学付属大阪美術専門学校を卒業後、会社勤務を経て、2012年より活動を開始。大阪を拠点に国内外で展示を続け、ライブペイントやドローイングオーダーなどのイベントも各地で好評を博している。近年の個展に「OTOME MANDARA」(2015年〜2016年、大阪・siroiro.、東京・Cabaret)など。TABLESの「ROCK chocolate」パッケージを手がける他、あちゃちゅむ、fleamadonna、CLEOPATRAfigなどアパレルブランドとのコラボレーションワークも多彩に展開。


hhttp://ericoworld.jp


ARTIST OF THE MONTH

2017.06.24 Saturday


ARTIST OF THE MONTH

7月のアーティスト│ 長谷川洋子




2017年7月のアーティストは、イラストレーターの長谷川洋子氏です。フランスのアンティークレースやスパンコール、京都の大正着物の生地など様々な素材に加え、アクリルガッシュやマニキュアなどもミックスした独特なコラージュ技法で知られる長谷川氏。バレリーナやお城、遊園地や星座など、女性たちが憧れる夢物語のワンシーンを、汲めども尽きぬ構想力によって次々と絵に仕上げていきます。アンティーク素材だけが持ちうる希少なテクスチュアと輝き、もしくは画材の色とニュアンス、いずれかひとつだけでは成立しないのが彼女の絵の特徴であり、各素材への愛があってこそ、洋の東西と時代を超えた素材同士の奇跡的コラボレーションを仕掛けうるのです。ビジュー感に満ちたリッチで華やかな実画面へ結実させているその画法は、平面上にクチュールドレスを紡ぐような作法とでも例えられるでしょう。


特にそれらの絵はファッションや美容系のクライアントと親和性が高く、2010年にはイヴ・サンローラン・ボーテに日本人作家として初めて起用され、限定商品のパッケージを手がけたことで大きな話題に。百貨店、コスメブランドのポスターなど記憶に残るビジュアルワークも多数制作してきました。2014年には半年間、欧州を旅して素材と資料を収集。クリエイターとしての成長を果たし、いっそう活躍の場を広げています。


2016年の個展「金色のノクターン」では大小の額装原画、約60点を展示したほか、ビンテージの一輪挿しや戦前の和食器など、こだわったアイテムにフランスの特殊画材で絵を施したグラスペイント作品を発表し、大好評を得ました。さらに、田辺聖子、高殿円、角田光代、山本文緒、林真理子、加藤千恵など人気女流作家たちの書籍装画を手がけ続けています。GALLERY SPEAK FORでは、彼女の創作世界の安定性と、他の追随を許さない技法の優位性に大きな可能性を確信し、「ARTIST OF THE MONTH」として選定。近作から自薦の額装コラージュ作品を中心に、当サイトにて紹介・販売いたします。



長谷川洋子 イラストレーター


素材の希少性や品質にこだわったコラージュ技法。
ビジュー感に満ちたリッチで華やかな描画世界。


静岡市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科を卒業後、アパレル企業勤務を経て2006年よりフリーランスのイラストレーターとして活動を開始。「SPUR」「VOCE」「日経WOMAN」などの雑誌や書籍、広告、カタログ、商品パッケージなどを多数手がける。装画を担当したおもな書籍に「Tanabe Seiko Collection1〜8」(田辺聖子著、ポプラ社)、「カーリー」シリーズ(高殿円著、講談社)など。TIS公募での連続入選(第6、7、8回)の他、第1回「イラストノート」ノート展大賞など受賞多数。最近の個展に「金色のノクターン」(2016年、GALLERY SPEAK FOR)。


http://www.haseyoko.com/


長谷川洋子さんの作品一覧は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=grp&gid=1636789&sort=n


「金色のノクターン」展については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=693


長谷川洋子さんのインタビュー記事は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f54



ARTIST OF THE MONTH

2017.05.21 Sunday


ARTIST OF THE MONTH

6月のアーティスト│伊島 薫・伊島薫太朗




2017年6月のアーティストは、伊島薫氏と伊島薫太朗氏のふたりです。’80年代からフォトグラファーとして活動を開始し、とりわけミュージシャンのポートレートやCDジャケットで知られ、またファッション写真や広告写真を多数手がけてきた伊島薫氏。’94年には、実験的なファッション誌「Zyappu」(ジャップ)を創刊して、編集の異才を発揮しつつ後のクリエイティブ界に多くの才能を輩出しました。「最後に見た風景 - Landscapes with a Corpse」「あなたは美しい」などの有名作品は欧米各地の個展でも紹介され、高い評価を得ています。一方、伊島薫太朗氏は、ファッションを学びながら同時に写真作品も制作するようになった新鋭アーティスト。伊島薫氏を父に持ちながら師弟関係は全くなく、独学で写真を学び作品を創り続けてきました。


蚊やハエ、アブなど身の回りに現れては一瞬のうちに殺された虫たちを、デジタルコンパクトカメラの顕微鏡モードで丁寧に見つめ葬る伊島薫氏の「虫螻」(むしけら)。そして花弁が落ちていく瞬間のはかない造形美を丹念に追い続けた伊島薫太朗氏の「落花」(らっか)。この父子それぞれのシリーズを初めてあわせて紹介する二人展が、6月に開催されることになりました。モチーフは異なりながらも、生命へ向けられたユニークなコンセプトと、写真でしか表現しえないアプローチで瞬間美に迫り形にするセンスには、不思議なほどに濃い共通性が感じられます。


GALLERY SPEAK FORでは、今こそ着目したいこの父子にフォーカスをあて、「ARTIST OF THE MONTH」として選定することにいたしました。写真展に合わせて2冊同時に刊行される写真集を、当サイトにて販売いたします。



伊島 薫 アーティスト


「最後に見た風景」「あなたは美しい」など、数々の問題作。
欧米各地でも、そのユニークな創作性に高い評価。


1954年、京都府生まれ。’80年代からフォトグラファーとして活動を開始。ミュージシャンのCDジャケットやポートレート撮影、ファッション誌、広告写真を数多く手がける一方、’94年に実験的なファッション誌「Zyappu」を創刊し自ら編集長に。代表的な作品シリーズに「最後に見た風景 - Landscapes with a Corpse」、「あなたは美しい」など。欧米各地でも個展を開催し高い評価を得ている。最近の個展に「あなたは美しい」(2017年、京都場)。


伊島 薫・伊島薫太朗「二人展」については、こちら
http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=744


伊島 薫さんの写真集は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?pid=118139964




伊島薫太朗 アーティスト


ファッションとアートをシームレスにつなぎ合わせる美意識。
いよいよ表舞台に登場する新鋭。


1988年、東京都生まれ。エスモード東京校、ここのがっこう、英国などでファッションデザインを学ぶ。写真は13歳から撮り始め、独学で習得。2005年より作品制作を開始した。


伊島薫太朗さんの写真集は、こちら
http://www.galleryspeakfor.com/?pid=118140006



EXHIBITION ARCHIVES

2017.05.08 Monday

過去の展示


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伊島 薫・伊島薫太朗

二人展


2017年6月2日(金)- 14日(水)12:00-19:00 最終日のみ18:00まで


蚊やハエ、アブなど、伊島薫氏の身の回りに現れては一瞬のうちに殺された虫たち。それらを、リングライトを装着したデジタルコンパクトカメラの顕微鏡モードで凝視し撮影したシリーズが「虫螻」(むしけら)です。彼自身の生活日記やドキュメンタリーのようでもあり、また、死体にハイブランドの服を着せる「最後に見た風景」シリーズと、人体のありのままに迫る高精細スキャン「あなたは美しい」の延長線上にある作品とも捉えられるでしょう。


一方、伊島薫太朗氏の「落花」(らっか)は、花弁が落ちていく瞬間の造形美をカメラで丹念に追い続けたシリーズです。シンプルな構想でありながら、花のカラーグラデーション、落ちていく空気感と偶然に得られる光彩、シャッタースピードなどを絶妙にカクテルして描かれ、生命とエロスを謳う抽象画のようでもあり、また見ているうちに、花弁を振り落とす彼固有の身体性や視線にシンクロできそうな、実験的な作品になっています。


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上 : 虫螻 下 : 落花


本展は、この父子による初めての二人展です。二者に師弟関係はなく、薫太朗氏は独学で写真を学び、「落花」シリーズを撮りためてきました。父子それぞれ、モチーフは異なりながらも、生命へ向けられたユニークなコンセプトと、写真でしか表現しえないアプローチで瞬間美に迫り形にするセンスには強い共通性が感じられます。そこで今回、これらのシリーズを初めて発表する機会を同時に設けることとなりました。本展のために制作される額装プリント、約30点ずつを展示・販売いたします。また、同名写真集も刊行され、会場にて先行発売いたします。


会場:AL
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
※旧「GALLERY SPEAK FOR」ではありませんので、ご注意ください。
TEL 03-5722-9799
http://www.al-tokyo.jp


【ギャラリートーク開催】
2017年6月8日(木)18:00〜18:30 入場無料
作品解説=伊島薫、伊島薫太朗 ゲスト=浜崎貴司(ミュージシャン)


【写真集刊行】
伊島薫「虫螻」 / 伊島薫太朗「落花」 いずれもA5判64ページ 予価各2,000円(税抜)
2017年6月上旬に2冊同時発売予定。会場にて先行販売



伊島 薫(いじまかおる)アーティスト


1954年、京都府生まれ。’80年代からフォトグラファーとして活動を開始。ミュージシャンのCDジャケットやポートレート撮影、ファッション誌、広告写真を数多く手がける一方、’94年に実験的なファッション誌「Zyappu」を創刊し自ら編集長に。代表的な作品シリーズに「最後に見た風景 - Landscapes with a Corpse」、「あなたは美しい」など。欧米各地でも個展を開催し高い評価を得ている。最近の個展に「あなたは美しい」(2017年、京都場)。


伊島薫太朗(いじまくんたろう)アーティスト


1988年、東京都生まれ。エスモード東京校、ここのがっこう、英国などでファッションデザインを学ぶ。写真は13歳から撮り始め、独学で習得。2005年より作品制作を開始。


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