EXHIBITION ARCHIVES

2016.05.30 Monday

過去の展示


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西岡ペンシル

文様、楽園へ。


2016年6月24日(金)- 7月6日(水)11:00-19:00


「文様」(もんよう)を単なる絵柄ではなく、多様な含意をウェアラブルに昇華できる同時代性の高いアートとして捉えた表現活動を続けているのが、西岡ペンシル氏です。広告やCF、ロゴマークなど数々のディレクション、デザインワークで知られている彼は、京友禅悉皆屋の家に生まれたルーツを持ち、和様の美から受ける刺激をグラフィックデザインやアートへ積極的に活かしています。独自に創作した文様は、2014年にパリと東京で2つの「ニュー・文様」展で披露して以来、ファンを連鎖的に増やしてきました。


本展は、GALLERY SPEAK FORで3度めとなる西岡氏の個展。架空のリゾート、想像上のパラダイスを主題とし、その中から着想した文様の世界を制作・披露する構成となります。文様づくりは古来から、身の回りにある自然物をモチーフとするだけにとどまらず、洋の東西、気候の寒暖を超えたインスピレーションの壮大な交感をも反映してきました。今回はそうした文様史観にも思いを馳せながら、「未知の楽園」から派生したエキゾチックでオリエンタルな趣きに魅せられる機会、楽しい文様を再発見できる場となるでしょう。


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扇型シリーズより


琉球王国がルーツの紅型(びんがた)をモチーフにしたオリジナル文様を中心に、今年生誕300年を迎えた伊藤若冲からインスパイアされたシリーズや、江戸時代の型紙をベースにアレンジしたものなどを、扇子型も含めた様々なスタイルで展示・販売いたします。また、西岡氏が私立恵比寿中学のビジュアル、衣装のために作った文様で仕立てた振り袖も初公開。さらに京都の老舗、宮脇賣扇庵製の扇子など、MADE IN KYOTOにこだわった様々なアイテムや本展限定の商品、オリジナル雑貨類も多数紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年6月24日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=西岡ペンシル 聞き手=里山拓斗(スタイリスト)



西岡ペンシル アートディレクター / デザイナー


西岡範敏(にしおかのりとし)。1970年、京都市生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、電通勤務を経て西岡ペンシルを設立。「Welcome! ほじょ犬」ロゴマークのデザインや、資生堂ザ・ギンザ「GINZA心粋COLLECTION」キュレーション、私立恵比寿中学「穴空」アートディレクションなど、広告制作から着物デザインまで幅広い分野で活動している。近年の個展に「NEW MONYO」(’14年、パリ・GALERIE MIRROR)、「文様あらも〜ど」(GALLERY SPEAK FOR、’15年)などがある。


http://www.nishiokapencil.co.jp/


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2016.05.17 Tuesday

過去の展示


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大門真優子

MUSEUM


2016年6月10日(金)- 22日(水)11:00-19:00


素材や色彩のカテゴリーを自由自在に超えながら、独創的な衣装作品を生み出し続けているのが、大門真優子氏です。ウェアラブルなプラグマティックさは保持しながら、時に絵画やオブジェのように大胆に表現主義へと舵を切った、構築的で刺激的な衣服をデザイン・制作しています。彼女自身がこのリアルな世界から吸い込んだインスピレーションや感情の襞を優れた再現性で形にする基盤には、クチュール制作の確かな技術があり、見るものたちへ皮膚感覚を伴った体験としてイマジネーションを転送しているのです。


また創作開始当初から、衣服の作品を自分自身がモデルとなって身につけ、そのフィギュアやモーションを写真作品とする表現活動も継続。シチュエーションや光彩までを複雑にコントロールして具現化するそれらは、彼女の感性の根本をより深く劇場感を帯びながら伝えています。最近では俳優やミュージシャンたちとのコラボレーションを多く手がけ、衣服のジャンルを超えた活発な発信力が話題を集めてきました。


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"はじまりの碧い海"


本展は、大門氏にとって初めての個展です。2年前に初めて海に潜って得た多くの体験から着想したという、海をテーマとしたシリーズで構成します。「海のなかに存在するかもしれない何かを想像して」制作し、「女神たちの神殿」の意味をタイトルに重ねました。人間か女神か、人魚か。古来からファンタジーの源泉となってきた海面下の世界について、見るものの想像力を掘り出し浮遊させるように訴えかけてくるでしょう。フォトアクリル加工された大小のプリント作品約30点を展示・販売いたします。また、大門氏がデザインするアクセサリーや衣服、トートバッグやコインケースなども多数、紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年6月10日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=大門真優子 聞き手=ミーシャ・ジャネット(ファッションジャーナリスト、ブロガー)



大門真優子(だいもんまゆこ)アーティスト


1991年生まれ。文化学園大学で映画・舞台衣装デザインを専攻。在学中、ユニクロカスタマイズデザインアワードにてグランプリを受賞し注目を集めた。またニューヨーク州立ファッション工科大学で1年間オートクチュール技術を学ぶ。2012年に大学を卒業後、アーティスト、衣装デザイナーとして活動を開始。森川葵、鈴木拡樹、菅田将輝など俳優、アーティスト、ミュージシャンたちの写真集や雑誌連載、ライブなどで衣装デザインと制作を手がけている。


http://mayukodaimon.com


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2016.05.09 Monday

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エディション・ワークス

PICTURESQUE


2016年5月27日(金)- 6月8日(水)11:00-19:00


エディション・ワークスとは、エッチング(銅版画)、リトグラフ、木版画、シルクスクリーン、デジタルプリントの制作を手がける版画工房です。リトグラフからじょじょに版種を広げ、今や制作可能な技法とサイズにおいては日本で最大級の工房へと成長。これまでに若林奮(彫刻家)、船越桂(彫刻家)、辰野登恵子(画家)、村上隆(アーティスト)、ドナルド・バチュラー(画家・彫刻家)など、優れたアーティストたちに技術を提供してその活動を支え、版画表現の可能性を高め続けています。


全ての版種で伝統的な手法に熟練しているだけでなく、デジタルデータを用いたリトグラフやシルクスクリーンなどデジタル技術にも対応し、様々なジャンルのアーティストの制作意図を細かく引き出す姿勢が国内外で高い評価を受けてきました。GALLERY SPEAK FORで過去2回展示を行う(2012年「版画工房からの視点」、2015年「Prints & Originals」)など、一般的な工房のスキームを超えた企画力と発信力も注目を集めています。


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青木野枝「 Plasmolysis」制作風景


本展は、彼らにとって3度めとなる展示企画です。過去の展示では特に版画表現の多様性を紹介してきましたが、今回はその「絵画性」にフォーカス。単に複製プリントを製造するのではなく、描画剤や腐食液を用い作家自身が版の上に直接絵を描くことで版を作ったり、紙に直接描いたように見える風合いでインクや絵の具が乗っていたりするものなど、作家と工房が互いに伴走しながら、タブロー感覚の強い独特な作品が生まれています。これらの成果を一堂に披露し、エディション・ワークスという個性的な活動体の魅力を明瞭に提示する内容になります。また、彼らと創作を共にしている作家たちのオリジナル商品・書籍や雑貨類なども多数、紹介・販売いたします。


展示予定作家 : 青木野枝、赤塚祐二、金田実生、辰野登恵子、津上みゆき
(五十音順。メインイメージは津上みゆき「View from 13 thoughts, October」)


【ギャラリートーク開催】
2016年5月27日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=加山智章(エディション・ワークス代表)



有限会社エディション・ワークス 版画工房


1984年、文化庁芸術家在外研修員としてタマリンド、ニューヨークでの研修を終えた瀬越義満氏により東京・渋谷区に設立された。翌年には現在の代表者、加山智章氏が参加。その後、加山氏も文化庁芸術家在外研修員としてローマにて研修。リトグラフから、銅版画、木版画、シルクスクリーン、デジタルプリントと版種を広げながら活動内容を拡充してきた。画廊や出版社、作家自身からの発注に応じて版画を制作しつつ、独自の企画出版も手がけている。現在は東京・調布市に所在。2015年、GALLERY SPEAK FORにて「Prints & Originals」展を開催。


http://www.editionworks.jp/


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2016.04.25 Monday

過去の展示


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内田文武

風景論


2016年5月13日(金)- 25日(水)11:00-19:00


風景と人。これらは相反するもの同士ではなく、お互いの深い関係性のなかに存在しています。日常で見慣れているありふれた町並み、雑然と横切る電線の眺め、凸凹と混在する新旧のビル群など、日本的なシティスケープをグラフィカルに整理しながら、その中に生きる私たちの心を表す舞台装置であるかのように再定義して見せるのが内田文武氏の絵です。マニエリスムとは対照的な、クールな眼差しによって封印される風景画であるのに、見る者の眼へ深い浸透力で入り込める力があります。反対に、人物を描いた絵であっても、無機質なオブジェクトとして扱う筆致から生み出されており、見ていると風景に向き合う時と同質の感傷に包まれる面白さを感じることができるのです。


彼の絵の影絵のようなエッセンスと集約力は、洗練された色彩バランスとあいまって、新しい侘び寂び表現とも評されています。世界的なクリエイター年鑑 「LE BOOK」の海外版の装画を担当して国際的な注目を集め、CDジャケットやパッケージデザインも手がける内田氏。最近では全国各地の繁華街に掲げられたビルボード広告で、彼のアートワークが街の風景の一部として溶け込んでいるのを見ることができます。


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本展は彼にとって、東京での約3年ぶりとなる個展です。風景と人との相関点に着目して独自の創作を続けてきた、内田氏のこれまでの多様な創作の深奥を一堂に紹介する構成となります。近作から大小約40点を展示・販売する他、新作ZINE、立体作品やポストカードセットなども紹介・販売いたします。また、絵のなかに鑑賞者自身の姿を配置して、1点ものの作品とするカスタマイズオーダーも承ります。


【ギャラリートーク開催】
2016年5月13日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=内田文武 聞き手=後藤大輔(JABBERLOOP)



内田文武(うちだふみたけ)アーティスト


1981年京都生まれ。京都造形芸術大学卒。’08年、MoMAが開催する”DESTINATION JAPAN”に作品4点が選定され注目を集めた。同年、世界的なクリエイター年鑑 「LE BOOK」の装画を担当。宮本亜門氏の演出ミュージカル「テイクフライト」(’07年)では舞台全面に投影された絵が話題に。「UOMO」「Tarzan」などの雑誌や、TOYOTA、TOKYO chintaisなどの広告でもアートワークを手がける。2013年4月にファーストアルバム「Sleeping Forest」をリリースするなど音を用いた表現も展開。大阪市在住。


http://fumitakeuchida.com/


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2016.03.31 Thursday

過去の展示


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木村朗子

i - clouds reaching the heavens -


2016年4月29日(金)- 5月11日(水)11:00-19:00


人の手では決して造形し得ない地球風土の美しさを、無垢な視点から掬い上げるように写真に定着している木村朗子氏。アイスランドやニュージーランド、クロアチアなどを含め、各地を訪れながら撮影をしています。目に見える空や大地、樹々の外形だけではなく、風景全体から萌え立つ目に見えない息吹までを細やかに心眼で捉え、優れた再現性によって可視化する創作が注目を集めてきました。


厳しい地球の自然と生命サイクルが、カメラのファインダーから自分の命にまで吹き込んでくるのを感じる時、木村氏は撮影することが祈りに似た行為だとの確信を得たといいます。実際、祈るように、彼女は常に目を閉じてシャッターを切るといい、タイミングの同期は撮影する「私」の身体世界とそれを包み込む大自然との一体感へ委ねるというユニークな撮影思想を実践していることでも知られています。「indigo(藍)」の語から取られ「私」も意味する「i」(アイ)と名付けられた作品群は、国内外で撮られた風景シリーズ。2014年には、クロアチアの透き通るような海や空の藍色を主題に写真展を開き、好評を博しました。


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藍染めランチョンマット


本展は、木村氏にとって2年ぶりの個展です。制作を始めてから15年間の「i」シリーズをネガから吟味し今の視点で再編集。遠景と近景織り交ぜて彼女の写真スタイルとその深みを体感できるよう構成いたします。初期に滞在していたニュージーランドの未発表作など、珍しい作品も含め約20点のプリントを展示・販売いたします。また、綿や麻の洋服、無垢材の器、藍染めランチョンマットなど、木村氏の写真に共鳴するクリエイターたちが作ったアイテムも多数紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年4月29日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=木村朗子 聞き手=青柳拓次(ミュージシャン)



木村朗子(きむらあきこ)フォトグラファー


1971年、茨城県生まれ。小学生時代に父のカメラを使い撮影を始める。立教大学社会学部を卒業後、会社勤務の傍ら写真制作を開始。2008年に整体師としての許を取得し、写真と整体との思想相関に引かれ続けている。近年の個展に「Link」(’08年、京都・PRINZ)、「i」(’11年、ベルリン・das foto)、「i - croatian blue -」(’14年、GALLERY SPEAK FOR)。その他「Durchgang」展(’11年、ベルリン・48Stunde Neukolln)、「Summer Show 2014」(’14年、東京・POETIC SCAPE)など国内外のグループ展にも積極的に参加している。’14年に作品集「i」を刊行。


http://roof-8.com/akikokimura



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2016.03.20 Sunday

過去の展示


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長谷川洋子

金色のノクターン


2016年4月15日(金)- 27日(水)11:00-19:00


様々な素材を組み合わせたコラージュ技法で知られる、長谷川洋子氏の絵。フランスのアンティークレースやスパンコール、京都の大正着物の生地などに、アクリルガッシュやマニキュアなどもミックスしています。バレリーナやお城、遊園地や星座など、女性なら誰しもが憧れる夢物語のワンシーン。それを、個々の素材だけが持ちうる希少な色と光彩のニュアンスを操り、洋の東西と時代を超えた素材同士の奇跡的コラボレーションを引き起こして、ビジュー感に満ちたリッチで華やかな実画面へ結実させうる彼女は、夢のレアリザシオン(実現者)といえるかもしれません。


平面上にクチュールドレスを紡ぐような作法にも似た彼女の絵は、特にファッションや美容系のクライアントと親和性が高く、百貨店、コスメブランドのポスターなど記憶に残るビジュアルワークを多数制作してきました。2014年には半年間、欧州を旅して素材と資料を収集。クリエイターとしての成長を果たし、いっそう活躍の場を広げているところです。


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グラスペイントによる作品


本展は、長谷川氏にとって約3年ぶりの個展です。彼女自身、創作のテーマとして主軸にあるのは「幻想的でプライベート感のある世界」だといいます。夜の情緒に寄り添うピアノの調べ、ノクターンに包まれるよう、絵の中に込められた「ポエティックで特別な時間」を感じて欲しい。そんな願いをタイトルにしています。イラストレーターとしての活動を始めて10年の節目にあたり、近年のアーカイブからの自薦作と新作を合わせ、大小約60点の原画を展示・販売いたします。また、ヴィンテージ素材を使ったグラスペイント作品の他、トートバッグやマグネットなどのオリジナル雑貨も紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年4月15日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=長谷川洋子 聞き手=加藤千恵(歌人、小説家)



長谷川洋子 イラストレーター


1981年、静岡市生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科を卒業後、アパレル企業勤務を経て2006年よりフリーランスのイラストレーターとして活動を開始。「SPUR」「VOCE」「日経WOMAN」などの雑誌や書籍、広告、カタログ、商品パッケージなどを多数手がける。装画を担当したおもな書籍に「Tanabe Seiko Collection1〜8」(田辺聖子著、ポプラ社)、「カーリー」シリーズ(高殿円著、講談社)など。TIS公募での連続入選(第6、7、8回)の他、第1回「イラストノート」ノート展大賞など受賞多数。


http://www.haseyoko.com/


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2016.03.14 Monday

過去の展示


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飯田かずな

ベビ★デコ


2016年4月1日(金)- 13日(水)11:00-19:00


奇想天外なヴィジョンを細密な合成技術で仕上げる飯田かずな氏。数多くの著名人、タレント、ミュージシャンらが彼女のファインダーの前でキッチュな絵の中の住人としての配役を与えられてきました。コミカルな活劇感覚のものからドリーミーな美しさに満ちたものまで、硬軟の起伏豊かな描画の世界は、コマーシャルワーク、コミッションワークでありながら、絵画にも通じる作家固有のアートワークとして比類ないテンションを認められ、高い評価を得ています。


他に写真作品として、水に棲む生物の美しさをとらえた「水中庭園」シリーズを2010年から継続的に発表。また、美しい空をキャンバスとして飛翔する様々な事物を、カラフルなインスタレーションとして描いたスナップシリーズ「ハレノヒ」を、2012年に披露し、いずれも彼女の創作に通底する美意識とオリジナリティを、合成技術に拠らない写真手法で展開したものとして話題を集めました。


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”Petit Boulanger”


本展は、飯田氏にとって約4年ぶりとなる個展。再び、本流ともいえる合成写真の新しい作品を披露します。自らの出産と雑誌の連載を期にスタートした「ベビ★デコ」シリーズは、文字通り実在の赤ちゃん、幼児をモデルに、衣装や背景の演出に徹底してこだわったフォトイラストレーションともいえる作品群。小さな命への敬愛と、それと向き合うことの幸福感から溢れ浮かぶユーモラスな妄想を、幅広いアイディアソースを援用しつつ表現しています。これまで未公開だったプリント30点あまりを展示・販売いたします。また、関連書籍やオリジナル雑貨類なども多数、紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年4月1日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=飯田かずな 聞き手=小高千枝(心理カウンセラー)



飯田かずな フォトグラファー


1973年東京生まれ。東京工芸大学短期大学部卒業後、アシスタントを経て、フォトグラファーとして活動を開始。ビビッドな作風で雑誌、広告、CDジャケットなど幅広い分野で活躍中。映画「ハンサム★スーツ」「ラブ★コン」ではフォトグラファーとして撮影を手がける他、本編のアートディレクションも手がけた。2012年5月、劇団ひとり氏との共著により写真詩集「幸福論と。」(主婦の友社)を刊行し、関連写真展を渋谷・LOGOSギャラリーとGALLERY SPEAK FORにて開催。グループ展にも数多く参加。


http://iidakazuna.com/


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2016.02.23 Tuesday

過去の展示


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古田 亘

GREEN GATE


2016年3月18日(金)- 30日(水)11:00-19:00


俳優、タレントたちの撮影を数多く手がけている古田氏。広告やテレビ番組、映画、舞台などに関わるスチール写真では、被写体の外形だけでなく役柄の美の演出まで含めた創造的な伴走者としてイメージ作りを受け持ちます。制作・演出上の意図を増幅して、見るものを引き込むようなセレブリティフォトを創りあげられる才能には、プロデューサーやディレクターとしての彼のキャリア、映像作家としての手腕も生きており、まさに稀有な立ち位置のクリエイターとして幅広い活躍を続けているのです。


自らの写真作品では、海の情景を撮り続ける「少年と海」をライフワークとして展開中。刻々と変化し二度とは再生しない海の表情を、神奈川県葉山町の浜辺を舞台に撮り続ける私小説的な味わいのあるシリーズで、2015年春にGALLERY SPEAK FORで初めての個展を開き、写真集にもまとめあげて話題を呼びました。一方で、その海と対になるような、森の緑の美しさに引かれたシリーズも継続して取り組んでいます。それが本展で公開する「GREEN GATE」と名付けられた作品群です。


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森林の奥深くではなく、人里から森へ通じるバッファーとしての里山と水辺がおもな撮影の場に。「緑の中に門があって、その向こうに何かがいる。とんでもない”気”を感じずにはいられません」という彼は、仕事で各地を旅するごとに、その地の森や沢へ分け入っては精霊と対話するように写真を撮るといいます。本展では、多くの時間を割いて向き合い深く魅了された愛媛県内子町の写真を中心に、京都や葉山、南仏アルルでの作品も合わせて「緑の門」を主題に構成し、約35点のプリント作品を展示・販売いたします。また、ポストカードセットやオリジナルトートバッグ、関連書籍なども紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年3月18日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=古田 亘 聞き手=吉沢梨絵(女優)



古田 亘 写真家 / 映像作家


1971年、静岡市生まれ。カナダ国際大学卒。制作会社にて様々なメディアコンテンツを手がけた後、2001年に株式会社ゴーグルを設立。浅野忠信初監督作品「トーリ」('04年)のプロデュースや、サーフドキュメンタリー映画「アドア」('07年)の監督として注目を集めた。その他、BS-TBSなどのテレビ番組やキャンペーン、HELLO! PROJECTによる舞台公演のためのデザインや写真、映像演出も手がけている。'09年より「いぶすき子ども映画祭」審査委員長。'15年「BS-TBS功労賞」受賞。「APAアワード2016」にて入選。最近の個展に「少年と海」('15年、GALLERY SPEAK FOR)。


http://www.watarufuruta.com/


「ARTISTS」ページに、古田亘さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f53


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2016.02.09 Tuesday

過去の展示


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石川真衣

HANGA RETRIEVER


2016年3月4日(金)- 16日(水)11:00-19:00


石川真衣氏にとって版画制作への道は、愛犬へのレクイエムを奏でるようにして始まりました。自分という主人公「牡丹ちゃん」とゴールデンレトリバー「レオ」を題材に、幼い頃から綴りためてきたという物語を創作のオリジナルテーマとして展開。二者だけのロールプレイではなく、多様な登場人物とその心理的背景などまで細かく設定された構想は、亡きレオの魂の所在をめぐる壮大な叙情劇空間のよう。1枚ずつの絵の中には、まるで絵本の数ページ分を凝縮したような物語性とメタファーが込められています。


少女アニメからの影響を滲ませつつ、60〜70年代の劇画マンガやアングラ演劇が題材としていた精神的な暗がりが口を開けたような世界観がユニークであり、豊かな濃淡グラデーションと緻密な描き込みの両立も持ち味です。版画芸術への理解とリスペクトをベースに、その技法を最大限に駆使しながら、二色刷りによるリトグラフ作品、独特な色彩コントロールが効いたシルクスクリーン作品も数多く制作しており、描画スケールの大きさ、刷り感の美しさが各所のコンクールや雑誌、テレビなどで高く評価されてきました。


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"運命のリボン"


本展は、彼女にとって2年ぶりとなる個展です。2014年の前回展「RETRIEVE」以後の新作を中心に構成します。「レトリバーは獲物を取って届ける仕事をする犬。受けた愛を版画で返すのが私の表現」と、彼女が愛する2つをつなぎあわせたタイトルに。様々な犬種を王子様に見立てた「犬イケメンシリーズ」など、最近の人気小品シリーズを含め、約40点を展示・販売いたします。また、シルクスクリーン刷りのTシャツとタトゥー風ストッキング、陶芸家とのコラボレーションタイルなどの雑貨も多数紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年3月4日(金)18:30〜19:00
作品解説=石川真衣 聞き手=幾原邦彦(アニメ監督)



石川真衣 版画家


1988年、埼玉県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科在学中より、創作・展示活動を開始。第33回大学版画展(2010年)にて町田市国際版画美術館収蔵賞を受賞し注目を集める。第1回FEI PRINT AWARD(2012年)にてグランプリ、和紙の里 東秩父版画フォーラム2013にてNHK埼玉局長賞受賞。2013年、多摩美術大学大学院卒業。最近の個展に「石川真衣個展」(2013年、ギャラリーb.tokyo)「RETRIEVE」(2014年、GALLERY SPEAK FOR)など。グループ展にも多数参加。


http://ishikawamai.com/


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2016.01.24 Sunday

過去の展示


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菅野麻衣子

いっしょにしないで


2016年2月19日(金)- 3月2日(水)11:00-19:00


少女をモチーフに、その喜怒哀楽や微妙な情感のこもったシーンを繊細な筆使いで描き続けている菅野麻衣子氏。少女たちは皆、子どものような身体バランスを持ち、ひとつとして同じ顔はなく、日々筆先から産み落とされる菅野氏自身の分身のようにして、一人芝居を演じては見るものの心の深みへ人懐っこく入り込んでいきます。宙を舞うような彼女たちの視線は、人間たちには見えていない真理をめがけてミステリアスに浮遊。それゆえ絵のフレームを大きく逸脱するように、長大な劇の一場面を思わせる緊張感、深読みしたくなるシュールさと甘い悦楽が混交した仮想現実が構成されているのです。


色彩バランスの巧みな設計がポップな可愛らしい口当たりを演出しますが、アクリル絵具の塗りをメインにした緻密で着想豊かに構図を駆使する描画スタイルは、老若男女、幅広いファンから大好評。仙台を拠点にして国内外で活発に作品発表を続ける一方で、ロックバンド「Brian the Sun」のCDカバーを担当するなど、広告や商業デザインに近接する分野でも、彼女の才能は高く評価されています。


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作品集「ROLE」


本展は、彼女にとって2年ぶりとなる東京での個展です。2015年11月に大阪で開いた同名展を受けて企画されました。「あなたとわたしは違う」。絵に登場する個性的な少女たちから聞こえてきそうな、わがままで純粋な主張がタイトルに。アクリル画シリーズの他、Brian the Sunの新譜カバーに合わせた猫モチーフの絵、最近好評を集めている鉛筆画のシリーズなど、合わせて約50点を展示・販売いたします。また、新作作品集「ROLE」の他、オリジナルポーチやレターセットなどの雑貨類も紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2016年2月19日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=菅野麻衣子 聞き手=大山美鈴(アーティスト)



菅野麻衣子 アーティスト / イラストレーター


1983年宮城県生まれ。宮城県宮城野高校美術科を卒業後、仙台を拠点に創作を開始。2003年、せんだいアートアニュアル2003にて「明和電機賞」を受賞し注目を集める。2006年、東北生活文化大学生活美術学科を修了。以後、精力的に作品制作と国内外での展示活動を展開中。ロックバンド「Brian the Sun」のCDジャケットや仙台市交通局のICカード乗車券「イクスカ」の券面デザインでも知られる。最近のおもな個展に「ソプラノ」(2014年、仙台・晩翠画廊)、「3度目のチャイム」(2015年、仙台・artroom Enoma)、「いっしょにしないで」(同年、大阪・DMO ARTS)。


http://maikokanno.jp/


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