EXHIBITION ARCHIVES

2014.06.17 Tuesday

過去の展示

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山口真人 Plastic Painting


2014年7月18日(金)- 30日(水)11:00-19:00


ミュージシャンのPVやwebグラフィック、企業VIなどの分野でアートディレクションを手がけてきた山口氏。クリーンでエッジーなデザインコントロール、同時代者たちの感性の核心を突きうるミックスメディアな仕掛けや、コンセプチュアルな楽しさに満ちたビジュアル話法に定評があります。その一方で彼は2012年から、現代アートの強いコミュニケーション力に着目した独自のアートシリーズを制作し始めました。それが「Plastic Painting」シリーズです。


おもに、透明なプラスチック板にグラフィックをプリントし精密に張り合わせたり、成型・再構成する手法で制作される立体作品群で、「見せかけ(=Plastic)の絵画」がコンセプト。ダミアン・ハーストや草間弥生、ブリジット・ライリーらの現代アートをモチーフにしたリミックスアートです。「歴史から切り離されて表層的に情報や文化がつながっていく現代社会」(山口氏)を、グラフィカルで美しい佇まいに輝く人工素材の結晶に表徴してみせているのです。海外のアートフェアでも高い評価を得てきました。


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"DotSAMPLEs yayoi_kusama.sample"


本展は、山口氏にとって初めての個展です。プラスチックにグラフィックを密着し円形を基本単位として造形する「DotSAMPLEs」と「Plastic Painting」のシリーズに加え、プラスチックの板にレーザーカッターで彫刻する新シリーズ「Plastic Relief」の3種から、自薦の約30点(全て1点もの)を展示・販売いたします。また、作品と同じ手法で作られたネックレスやイヤリングなどのアクセサリーや、オリジナルTシャツも販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年7月18日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=山口真人 聞き手=大城嘉彦(Apogee)



山口真人(やまぐちまさと)アーティスト / アートディレクター


1980年、東京生まれ。法政大学を卒業後、2008年にデザイン&アートスタジオ「アイデアスケッチ」を設立。企業のVI、CI、広告などのアートディレクション、グラフィックデザイン、WEB制作、そしてApogee、椎名林檎、Rocketmanなど音楽関係のアートワークやPVも数多く手がけている。2012年より自身のアートワークとして「Plastic Painting」シリーズの制作を開始。Affordable Art Fair NYC(2012年)、Scope Miami Beach(2013年)など海外のアートフェアに参加し、次々と売買の成約を得るなど高い評価を集めた。


http://plastic.ideasketch.jp


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2014.06.10 Tuesday

過去の展示

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佐藤文香 乳白色の夜明け


2014年7月4日(金)- 16日(水)11:00-19:00


麻のキャンバスにアクリル絵具とゲルインクのペンで描画、さらに刺繍などを施して一枚の絵を創り上げるのが、佐藤文香氏の手法です。絵具やインクだけでなく、刺繍糸やビーズ、スパンコール素材など、異質なテクスチュア同士を柔軟に融合させながら用いることで、それぞれの印象を引き立て合い、幻想的な美を織りなしています。半立体的でレリーフのようにも見えるその画面で描かれるのはおもに植物や星など、人の手によらない造形美。深い思索に満ちた硬質なメルへンの世界観は、緻密で多層的な表現と相性がよく、ミクロとマクロを双方に照らし合わせつつ、見る側の空想力を順風でフォローする優しい視点が感じられます。


現代アートらしい自由な着想と、牧歌的なイラストレーションの側面を合わせ持ち、工芸品としても美しい佇まいの彼女の原画は近年、各地の企画展などで注目を集めつつ、固定ファンを増やしてきました。


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本展は、彼女にとって1年半ぶりとなる東京での個展。「夜と朝、今までとこれから、その境界をつなぐように縫い重ねる」という彼女の心境がタイトルに引かれており、手法やジャンルのボーダーの可変性を絵で形にし続けてきた彼女の本質を、あらためて指し示す展示内容となるでしょう。新作を中心に自薦のキャンバス作品、大小合わせて約30点を展示・販売いたします。また、ブックカバーやiPhoneケースなどの雑貨類なども合わせて販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年7月4日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=佐藤文香 聞き手=佐藤文香(さとうあやか)(俳人)



佐藤文香(さとうふみか)アーティスト


1983年、名古屋市生まれ。神戸学院大学卒業後、本格的に創作活動を始めた。2009年より、名古屋のギャラリーイントラートを拠点に毎年、個展を開催して新作をリリースし続ける一方、東京や名古屋、神戸など各地のグループ展、コラボレーション展やアートマルシェなどに選定され、参加している。近年の個展に「purpure」(2012年、GALLERY SPEAK FOR)、「about all」(2013年、ギャラリーイントラート)、「月と歩く」(2014年、松坂屋名古屋店美術画廊)がある。


http://fumika.petit.cc


「ARTISTS」に、佐藤文香さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f48


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2014.05.26 Monday

過去の展示

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福津宣人 光の模様


2014年6月20日(金)- 7月2日(水)11:00-19:00


パターン・ペインティングという絵画様式で高い評価を得てきた福津宣人氏。「あらゆるものは模様のようなもの」との定義に基づき、絵筆によって丹念に塗り作る細かいパターン文様をマトリックスとしながら風景や人物を描いています。彼の方法論は一見遠回りな描画法に見えますが、光をまとう表層の立体的な効果を得て、逆に写実を超えるほどの深さと強さで見る者へモチーフの本質が転送される、そんな不思議な感動に満ちています。描写対象の「具体」と、パターンという「抽象」。その間にある無限の広がりへと見る者を手招きするのが彼の絵画なのかも知れません。


その絵画思想やプロセスへの取り組みは、絵画を超えた分野との親和力も強く、数多くの建築家たちとの盛んなコラボレーションも、彼の資質の一部を表しています。また、中国、タイ、スリランカなど海外での展覧会でも注目を集めてきました。


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福津氏が、約5年ぶりにGALLERY SPEAK FORで開く個展が本展です。筆やペインティングナイフを使い、雪の結晶の生成のように六角形の対角線を結ぶ手の動きだけで描く「パターンストローク」シリーズ。そして写真プリント紙をパンチ穴で分解・単位化し、それらを模様を描くようにつなぎ合わせ再構成する「パターンコラージュ」シリーズ。いずれも福津氏が最近、精力的に手がけているものですが、光の彫像力を受けとめ物事を描こうとする、これらふたつのユニークで野心的なカテゴリーの近作から、自薦する約50点を展示・販売いたします。また、絵画制作の過程で生み出されたプロトタイプのスケッチや、ドローイングをあしらったオリジナルTシャツなども紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年6月20日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=福津宣人 聞き手=藤森泰司(家具デザイナー)



福津宣人(ふくつのぶと)画家 / アーティスト


1969年、宮城県生まれ。東京都在住。映像クリエーターとして活動した後、画家の領域へと移行し、グラフィックパターンを使った独自の絵画様式を追究。建築家とのコラボレーションを含む着想豊かなアプローチは、中国、タイ、スリランカなど各都市での展覧会でも注目を集める。近年の個展に「みずみずしい」(2009年、GALLERY SPEAK FOR)、「光あるところ」(2013年、HAGI ART)がある。「佐久島 遍路展」(2012年、三河・佐久島アートプラン21)など、グループ展にも多数参加。「Absolute Art '94」にて大賞受賞。「第10回 KAJIMA彫刻コンクール」最終8選考入選。


現代アート通販「TAGBOAT」でも展示作品の一部を販売中。
http://ec.tagboat.com/jp/products/list.php?author_id=1172&tngs_flg=0


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2014.05.13 Tuesday

過去の展示

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ikedaayako vivid reality


2014年6月6日(金)- 18日(水)11:00-19:00


池田氏の描く人物はどれもリアルな佇まいに見えますが、ほぼ全てが実在しない人間たちです。物憂げな表情、驚きや笑顔など様々な情態を採りながらも、見ていると確かに思い当たる「印象」の記憶を呼び起こす力がある点で共通しています。感情の起伏や機微、空虚、ニュアンスなど、目に見えないけれども実在するリアリティが、架空の人々の像をまとい、アクリル絵具、クレパスや鉛筆など多様なツールをもって、時に大胆なコラージュ感覚を伴いながらキャンバスに投影されるのです。


優れた画力と洗練された構成力、そして透明感のある色彩ハーモニーの妙は、彼女が独学でキャリアをスタートさせた時点から広く注目を集めてきました。ファッション画の素養をも援用する着想豊かな画風は、アパレルメーカーとの実り多いコラボレーションにつながり、また各地のアートフェアへの参加を通じて多くの絵が売れている、今、もっとも旬な若手の一人といえるでしょう。


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本展は、彼女にとって2年ぶりとなるアートギャラリーでの本格的な個展です。タイトルは「いつでもすぐ近くにありうる、グロテスクで予想もつかない生々しい現実」のイメージから。「それはときに刺激的な楽しみであり、ときに不安がフィードバックし打ちひしがれることでもある」と彼女は語ります。日常の表層に絵筆という感性のナイフを入れ、皮を剥いた先にある甘美でオルタナティブな世界を垣間見せる場となるでしょう。大小の原画約30点を展示・販売いたします。また、トートバッグやTシャツ、バンダナなどのオリジナルアイテムも販売いたします。


 



ikedaayako ペインター


池田綾子。新潟県生まれ。2008年にセツモードセミナーを卒業後、本格的に創作活動を始める。2010年「kawaii賞」展にて審査員賞を受賞し、注目を集めた。近年の個展に「ikedaayako exhibition」(2011年、日本橋・inter-movement gallery)、「 - akogare - the impulse inside girls」(2012年、銀座・ART POINT)、「Hi, her world.」(2013年、中目黒・kisai)がある。その他、「アート京都 2012」「青参道アートフェア 2013」などのフェアへ積極的に参加している他、国内外のファッションブランド、アクセサリーブランドとのコラボレーションも手がけている。


http://ikedaayako.jimdo.com


「ARTISTS」に、ikedaayakoさんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f47


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2014.04.23 Wednesday

過去の展示

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小笠原 徹 101匹のねこ


2014年5月23日(金)- 6月4日(水)11:00-19:00


緊張感とユルさの絶妙なバランスを統率しながら展開されるのが、小笠原徹氏のイラストレーションです。現代美術を思わせる繊細な線画から、クレヨンを無造作に操ったかのような未完の味に近いものまで、描画スタイルはボーダーレス。アクリル絵具、水彩、コラージュなど様々な手法が自在に織り交ぜられ、独学で切り拓いた流儀だからこそ持ち得るブレイクスルー感覚をもって、玄人と素人を問わずに幅広く共鳴を獲得してきました。空間構成や筆致と痕跡のライブ感が、彼にしか発せられない身体性や肌触りといった固有の魅力をスリリングに放ち、見るもののイマジネーションを揺さぶります。


著名な公募展「HBギャラリーファイルコンペ」では、大賞を2度受賞。また、ミュージシャンやアートディレクターとのコラボレーションも数多く手がけており、最近では雑誌「POPEYE」「Hanako」「SPUR」などの誌面でも注目を集めるようになりました。


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本展は、小笠原氏にとってGALLERY SPEAK FORでの3年ぶりとなる個展です。アーカイブ中心の内容だった前回、また線画をメインにした2年前の個展とは全く違い、ほぼ描きおろしの新作ペイント作品だけで構成されます。「魔法の世界の住人っぽく、不思議な雰囲気が好き」と、彼がモチーフに多く登場させる「ねこ」がタイトルにつけられました。原色づかいを基本にした、野趣溢れるタッチと配色の面白さが小笠原氏の最新形をありありと伝えてくれるでしょう。大小の原画約40点を展示・販売するほか、TシャツやZINEなどオリジナルグッズ、関連商品も販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年5月24日(土)16:30〜17:00 入場無料
作品解説=小笠原 徹 聞き手=カズモトトモミ(イラストレーター)



小笠原 徹(おがさわらとおる)イラストレーター


1975年、東京生まれ。東京工芸大学画像工学科を卒業後、イラストレーターとして活動を開始。「サイゾー」「POPEYE」「Hanako」などの雑誌で挿画を手がける他、Mr.Childrenのツアーグッズで絵を担当、キマグレンのCDカバーを描くなど、書籍、音楽・映画関係やアパレル、広告で幅広く活躍している。HB FILEコンペ VOL.19(2009年)にて大賞(仲條正義賞)、同VOL.22(2012年)にて大賞(永井裕明賞)を受賞。近年の個展に「脳内ドライブ」(2011年、GALLERY SPEAK FOR)、「色付き線我小笠原徹個展」(2012年、HB Gallery)などがある。


http://www.bakudankick.com/


「ARTISTS」に、2011年の小笠原徹さんのインタビュー記事。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f21


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2014.04.10 Thursday

過去の展示

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下田真由美 color symphony


2014年5月9日(金)- 21日(水)11:00-19:00


雑誌「MUSIC MAGAZINE」の扉絵連載を、2013年から手がけているのが下田真由美氏です。建物や動物などモチーフの特徴を独自に捉え、ファンタジックなシーンを創出。それぞれの輪郭の不思議、カーブ線の優美さをフェティッシュに浮き立たせつつ生み出す絵は、どれもアイコニックな仕上がりです。ドローイング(線)をペインティング(面)的な解釈で解き放つ、この新鮮な世界観ではあえて白黒が用いられず、暖色系を寒色系で締めるような、彼女特有の手綱さばきによる色彩設計が魅力の核心に。しかもキャンバス上で描線がじんわりトワイライトのように光るアクリル絵具の質感が、フェミニンなかわいらしさと無国籍な哀愁のトーンを作り出すのです。


GEISAIを中心に発信していた初期から、最近では、アジア地域の若手作家たちを紹介する韓国の展覧会「ASYAAF」への参加、adidasSLVRとのTシャツコラボレーションなど、国内外を問わない広い活躍が目立つようになりました。


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"night maestro"


本展は、下田氏にとって3年ぶりとなる本格的な個展です。絵を描くことが、色を指揮する演奏行為に近いという彼女。「たくさんの色が奏でる私の絵画を、印刷物ではなく生で体感してほしい」との意図から、"色の交響曲"の意をタイトルとしました。「MUSIC MAGAZINE」の扉絵の原画を中心に、動物シリーズや、特に人気の高い建物やシティスケープの絵を集めた小ぶりな「mini block」シリーズを初めて発表予定。インテリアとしてもおすすめできる大小の原画50点あまりを展示・販売いたします。また、本展のために制作するオリジナルロゼットやTシャツ、缶バッジ、ポストカードセットなども販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年5月9日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=下田真由美 聞き手=伊藤桂司(グラフィックアーティスト)



下田真由美 アーティスト / イラストレーター


1984年、熊本県生まれ。女子美術大学絵画学科洋画専攻在学中の2006年に、GEISAI#10 にてMTV JAPANスカウト賞を受賞し注目を集めた。2007年、同大を卒業し創作活動を開始。近年の個展に「in the forest」(2007年、六本木ヒルズ・HEARTLAND)、「Beginning=Afterimage」(2011年、Ohshima Fine Art)などがある。その他、adidasSLVRとのTシャツコラボや「TOKYO LOVE SHOW」(2013年、表参道ヒルズ)、「ASYAAF」(2013年、韓国ソウル)など、内外のグループ展やコラボ企画に積極的に参加している。音楽誌「MUSIC MAGAZINE」の扉絵を連載中。


http://www.mayumishimoda.com/


「ARTISTS」に、下田真由美さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f46


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2014.03.25 Tuesday

過去の展示

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木村朗子 i - croatian blue -


2014年4月25日(金)- 5月7日(水)11:00-19:00


バルカン半島南側に位置し、長い海岸線でアドリア海に面している国クロアチアには、その海や空の透明度の高い印象的な藍色をたたえる「クロアチアンブルー」という言葉があります。写真撮影のために世界各地を訪れている木村朗子氏は、その言葉を知った時、クロアチアに深く魅了され始めました。


2001年以来、アイスランドやニュージーランドなどで彼女がシャッターに指を置きつつ一貫して見つめてきたのは、写真を撮る「私」とそれを包み込む大自然とのフラクタルな連続性。美しくも厳しい地球の自然と生命サイクルが、ファインダーから自分の命にまで吹き込んでくるのを感じる時、彼女は撮影することが祈りに通じる行為だという確信にたどり着いたといいます。それらの成果は「i」シリーズという成果となり、縁あってたどり着いたクロアチアでさらに新鮮な視座を得て進化を遂げたのです。


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本展は、そのクロアチアでの「i」シリーズを、木村氏の3年ぶりの個展として初めて披露するものです。クロアチアの海や樹木などの藍色に誘われるまま、撮りためた写真群は、染め重ねる回数によってグラデーションを帯びる藍染のように「ジャパンブルー」と連続的につながっているのではないか、と彼女に想起させ、日本で撮った作品と融合させ展示する構想となりました。約30点の大小プリント作品を展示・販売いたします。また、初めて自主制作した作品集の他、クロアチアの木製おもちゃやオーナメントなど、珍しい雑貨類も紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年4月25日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=木村朗子 聞き手=桑原茂一(選曲家、「クラブキング」代表)



木村朗子(きむらあきこ)フォトグラファー


1971年、茨城県生まれ。小学生時代に父のカメラを使い撮影を始める。立教大学社会学部を卒業後、会社勤務のかたわら写真作品を制作中。2008年に整体師としての許も取得し、写真と整体との思想相関に引かれ続けている。近年の個展に「閑」(2005年、世田谷ものづくり学校)、「Link」(2008年、京都・PRINZ)、「i」(2011年、ベルリン・das foto)がある。その他、「Durchgang」展(2011年、ベルリン・48Stunde Neukolln)に参加するなど、内外のグループ展にも積極的に参加している。


http://roof-8.com/akikokimura


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2014.03.13 Thursday

過去の展示

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石川真衣 RETRIEVE


2014年4月11日(金)- 23日(水)11:00-19:00


「ある日、牡丹は聡明で美しい犬と出会い、一生で一度の恋をした」。版画の手法を最大限に駆使して石川真衣氏が一貫して描いているのは、自分という主人公(=牡丹ちゃん)と愛犬レオを題材にした、運命と魂の所在をめぐる抒情詩です。墨と白をベースにしながら、絵本の挿絵や大判アートポスターのような構成が主体。そのボリューミーな濃淡グラデーションと驚くほど細かい描き込みは、フェミニンな感受性と手つきによる版画カテゴリーへの挑戦的なまでの情熱が込められ、60〜70年代の劇画マンガやアングラ演劇が題材としていた精神的な暗がりを、それらが払拭されたかに見える2010年代の光景にも地続きになっているものとして、ありありと浮き立たせる力があります。


彼女が幼い頃から綴り、描きためてきたというレオの鎮魂と救済のストーリーはますます広がりを見せており、色彩を取り入れた話法もじょじょに進化中。描画スケールの大きさ、刷り感の美しさは近年、各所の版画や絵画コンクールで高く評価されています。


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"レオへ 3(2013)"


それらの作品群をこのたび初めて、GALLERY SPEAK FORの空間で披露することになりました。白黒リトグラフの大型代表作の他、最近多く描いているシルクスクリーンを使ったカラーの小作品をまじえ、彼女の世界観を一望できる機会となります。RETRIEVEとは「取り戻す」「回収する」の意。ゴールデンレトリバーとの生活と切り離せない絵の内容、過去を取り戻し今の自分を回収する思いから手がけている制作姿勢をタイトルとして引いています。大小約30点の作品を展示・販売する他、立体作品「牡丹ちゃんフィギュア」やオーナメント作品、iPhoneケースやTシャツなどの関連商品も販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年4月11日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=石川真衣 聞き手=石黒謙吾(著述家、編集者)



石川真衣 版画家


1988年、埼玉県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科在学中より、創作・展示活動を開始。第33回大学版画展(2010年)にて町田市国際版画美術館収蔵賞を受賞し注目を集める。第1回FEI PRINT AWARD(2012年)にてグランプリ、和紙の里 東秩父版画フォーラム2013にてNHK埼玉局長賞などを受賞した。2013年、多摩美術大学大学院卒業。最近の個展に、「レオと待ち合わせ」展(2011年、東京・MILK CROWN CAFE)、「石川真衣個展」(2013年、ギャラリーb.tokyo)などがある。


http://ishikawamai.com/


「ARTISTS」に、石川真衣さんのインタビューを掲載。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f45


EXHIBITION ARCHIVES

2014.03.06 Thursday

過去の展示

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西岡ペンシル ニュー・文様


2014年3月28日(金)- 4月9日(水)11:00-19:00


数多くの広告やCF、ロゴマーク、キャラクターなどのディレクション、デザインを手がけている西岡ペンシル氏。記憶に残る数々のデザインを世に残してきた彼は、京友禅悉皆屋の家に生まれたルーツを持ち、西洋的な造形主義だけに傾倒するのではなく、日本の着物からの刺激・素養をグラフィックデザインやアートの思想に通じるものとして変換し、活かし続けてきました。江戸の着物柄の流行サイクルが世界でも最初期のモードだったという丸山伸彦氏の染色史観や、文化交流の中で柄が単なる装飾に終わらない有機的な価値に溢れたものという点に強く魅了され、ここ数年、オリジナル文様の制作にも取り組んできたのです。


その成果は、まず本年2月にパリで初めて発表され好評を得ましたが、本展が日本で初めての個展となります。「雪の結晶やひまわりの種など、自然の造形の法則や、黄金比にのっとった分解と配置、北斎漫画や伝統的な着物文様の<図像に意味を重ねる>手法を用いて、自分流に文様を制作したいと思った」と彼は言います。西岡氏のオリジナル文様は、大小さまざまな布や紙のアイテムに展開され、装飾・作品を超えた実用性を与えられます。それを使う人々と価値を織りなしながら、無比の美しい彩りを作り上げてくれるでしょう。


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「かみ添」の和紙に木版摺りした"金魚"


京都の和紙化粧工房「かみ添(kamisoe)」による和紙に顔料で木版摺りを施したパネル作品シリーズや、着物のひな形(図案)を紙に刷ったシルクスクリーン作品「ひいなかた西岡流」シリーズ、インクジェットプリントを用いた現代風文様「文様帖西岡流」シリーズなど、大小約30点の作品が展示・販売されます。また、京友禅の老舗「岡重(okaju)」による手捺染の風呂敷や、着物ブランド「Elly & Oby」の着物、オリジナルデザインのハンカチ、ノートなども販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年3月28日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=西岡ペンシル 聞き手=原裕美子(モデル)



西岡ペンシル アートディレクター / デザイナー


西岡範敏(にしおかのりとし)。1970年、京都の京友禅悉皆屋に生まれる。金沢美術工芸大学卒業後、電通勤務を経て西岡ペンシルを設立。ラゾーナ川崎プラザ(TVCM・ポスター)、welcome! ほじょ犬(ロゴマーク)などを手がける一方、着物ブランド「Elly & Oby」において図柄を創作するなど、独自の表現活動を多岐にわたり展開している。グッドデザイン賞、日経広告賞、新聞広告賞、ニューヨークADC賞など受賞多数。共著書に「へんで、いいよ。」がある。2013年秋よりSHISEIDO THE GINZA COLLECTIONのキュレーター。2014年2月にパリ・GALERIE MIRRORにて「NEW MONYO」展を開催した。


http://www.nishiokapencil.co.jp/


EXHIBITION ARCHIVES

2014.02.17 Monday

過去の展示

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菅野麻衣子 むすんでひらいて


2014年3月14日(金)- 26日(水)11:00-19:00


顔のパーツ構成や身体のバランスなど、菅野麻衣子氏の描く少女画にはユニークなトーンがありつつも、どれひとつとして同じ顔はありません。しかも、彼女の王国の住人=少女たちの思わせぶりな表情には、ハレの面だけではない奇妙な影が差込んでいます。シュールで、時にコミカルな可笑しさもあるシチュエーションは、長大な劇から切り取られた一場面のよう。前後にあり得るストーリーを余韻豊かに感じさせ、かすかなペシミズムが見る者の心と溶け合います。少女たちの視線はたいてい宙を漂ったままきらめいていますが、その美は私たちに見えていない真理や神秘を見てしまった畏れに由来するのかも知れません。


アクリル絵具によるオーソドックスな塗りを基調としながら、菅野氏は独自の垂らし込み技法も取り入れて表現の幅を広げており、リズミカルな抑揚のある構図の妙、色彩バランスの巧みな設計もコレクター層から高評価を獲得中。仙台を拠点にして国内外で活発に作品発表を続け、全国各地に支持の輪を広げているところです。


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本展は、彼女にとって1年ぶりとなる東京での個展です。三つ編みにした少女たち、手をつないで進む少女たちのシーンなど、「結び」にちなんだ新作群からタイトルに引きました。「そうした結び目にこそ、女の子たちの覚悟や想いが詰まっている」と彼女は考え、想いを紡ぐ様子やそこからの解放を表現した新作を主軸に構成されます。また、最近取り組み始めたヌードシリーズも初めて数点披露される予定です。サムホールサイズからF30号までの大小約40点のアクリル画を展示・販売いたします。また、新作Tシャツやオリジナルトランプなどの関連アイテムも紹介・販売いたします。


【ギャラリートーク開催】
2014年3月14日(金)18:30〜19:00 入場無料
作品解説=菅野麻衣子 聞き手=竹森マサユキ(カラーボトル)



菅野麻衣子 アーティスト / イラストレーター


1983年宮城県生まれ。宮城県宮城野高校美術科を卒業後、仙台を拠点に創作を開始。2003年、せんだいアートアニュアル2003にて「明和電機賞」を受賞し注目を集める。2006年、東北生活文化大学生活美術学科を修了。以後、精力的に展示活動を行いながら、GEISAI#11(2008年)、アジア女性美術交流展(韓国・2007年)や、International Art Fair(ロンドン・2010年と2011年)にも出品。最近の個展に、「ゆれたスカートの記憶」(2012年、GALLERY SPEAK FOR)、「きみまかせの道」(2013年、仙台・CROSS ROAD)がある。雑誌や広告も手がけるなど幅広く活動中。


http://maikokanno.jp/


「ARTISTS」に、2012年の菅野麻衣子さんのインタビュー記事。
http://www.galleryspeakfor.com/?mode=f33


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